特定秘密保護法が成立いたしました。

私は、国が秘密範囲を決めて、いつか開示すると言う担保を持って、国益のために秘密をすると言う事は当然だと考えます。

しかしながら、会期末のギリギリまで、第三者機関の設置を明言しなかった政府の対応をはじめ、まだまだ国会での議論が足りないように感じます。

大事な法案であるからこそ、熟考を重ねて欲しかった。

衆議院では、修正案ができてからわずか2時間の審議しかかけておりません。
また、被災地での公聴会の翌日に採決をすると言う、アリバイ作りだと思われてもしょうがないような進め方もされています。

繊細で大事な法案です。

当然のことながら、情緒的な部分で国民を煽り、戦前の治安維持法と同じような扱いをする安易な発想は、愚の骨頂と言わざるを得ません。

また安易なナショナリズムに引きづられ、国権の暴走を想定しないのも然りです。


私は間違いなく保守に属する政治家ですが、虚心坦懐、曇りなき眼で物事を見ていきたいと思います。