台風ですね。
今回は大したことなさそうですが、台風に限らず、いつ大きな災害が襲ってくるか分かりません。
行政は最悪の事態に備えての対策をしておかなければなりません。

しかし、実際に災害となった時、行政が全てを賄うことは不可能です。
そんな時こそ地域力が問われます。
消防団を始め、地域の方々が協力し合い災害と対峙しなければ、今の倍の予算が災害対策に充てられても行政だけでは満足な対応はできないでしょう。

だからこそ、普段からの地域の繋がりは大切です。
火事が起きた時、近所の方々がその家に何人住んでいるか知らなければ、家に取り残されている人間がいるのかどうかも分かりません。
そう考えると、やはり今の個人情報保護法は行き過ぎではないかとも思います。
少し窮屈な面があっても、独立した個の集合体では、個で対処し切れない事態に立ち向かうことができませんから。

さらに話を飛躍しますと、今の行政の区割りでは地域力が損なわれてしまうような歪な区割りとなっている地域がいくつかあります。一本の道路を挟んだ先が違う区では、様々な弊害があります。
もちろん、歴史的経緯や伝統は大切ですが、もっと理に適った形で区割りを再編することも、災害対策の面だけでなく、地域力を高めるために必要なのではないかと思います。