こんばんは、森野たかまさです(^_^)v


混迷する管政権、なでしこジャパンの快挙などが紙面を賑わしていますが、こちらも衝撃のニュースです。




水戸黄門、今期で制作終了=TBS

時事通信 7月15日(金)11時35分配信


TBS系時代劇「水戸黄門」が現在放送中のシリーズで制作を終了することが、15日分かった。1979年2月には平均視聴率43.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したが、今月4日にスタートした第43部の初回は10.0%、11日の第2回も9.6%と低迷。計22回予定の今期で42年の歴史に幕を下ろすことになった。
 同番組は69年8月に開始。初代を故東野英治郎さんが演じた水戸光圀役は、83~84年の第14部で故西村晃さんに交代。その後、佐野浅夫さん(85)、石坂浩二さん(70)へと引き継がれ、第31部から5代目の里見浩太朗さん(74)が務めている。




私は以前、東映京都撮影所でスタッフをしておりました。


二時間ドラマスペシャル「大奥」の撮影終了後、この「水戸黄門」を制作している太秦映像さんからドラマのお話を頂いたのですが、大阪府議の西田薫先生に誘われ秘書へと転職しました。


あの時、転職しなければ今頃「水戸黄門」のスタッフだったかもしれませんね。


水戸の黄門様は撮影所でもお元気で、衣装を着たまま自転車で撮影所の外に出て行く姿も目撃しました(^^;)


懐かしいです(^^)





この「水戸黄門」に代表される勧善懲悪の物語は、長らくドラマの定番の一つでした。


勧善懲悪という言葉は、封建制度だった江戸時代のように、絶対的な存在がいる社会では成り立ちますが、今の民主主義制度では成立し得ません。


国民一人一人が主人公である今の社会では、偉い人間が決めたことに(たとえそれが正しい選択でも)従うのではなく、自分達で考え、よりベターな選択を一人一人がしていかなければならないのです。



今回の「水戸黄門」の終了は視聴率の低迷が原因とのことです。


これは、自分達で物事を決めていくという自覚を持った民主主義的な思考が熟成し、勧善懲悪の物語を好まなくなってきたのだと好意的に解釈したいと思います。