葉っぱの緑がピカピカに光ってて、


空が、少し白を混ぜたような水色。


八重桜がひらひらと風に舞って、


風がどおっと音を立てて、


わさわさに茂った木を揺らして通り過ぎていく。


私は半袖に、素足にスニーカーで、


子どもを幼稚園に見送る。


短くて、だいすきな季節。





お引越しが決まって、


明日は新居の鍵を受け取る日。



新居では、息子に一部屋あげることになった。


つまり、


子どもたち全員と一緒のお布団で眠れる、


この大好きな時間にカウントダウンがついたということ。



夜中の寝言や寝息も、


寝相で蹴飛ばされることも、


私の布団に侵食してきて、どかした時に感じる温かさも、


ぬくもりを求めて私の布団に潜り込んで来る笑顔も、


私の横を取り合っての二人の喧嘩も、


絵本をせがむ娘と息子の二人の頭も、


ゴロゴロバタバタと布団でじゃれあう、


束の間の寝る前のひと時も、


ぜんぶぜんぶまるい透明なケースに入れて保管して、


好きな時にいつまでも、何回も繰り返せたらいいのに。



三人だから、バランスが良くて、楽しかった。


娘と二人の部屋で、


この温かい多幸感をまた持てるだろうか。



あと数日、


どんなに仕事が忙しくても、


絶対にこの「一緒に眠れる時間」を逃さず、味わおう。


大好きだよ。と抱きしめて眠ろう。


ふだん、そこそこ兄妹喧嘩をする子どもたちだけど、


兄が自宅でリモート英会話教室を受講してるとき、


先生が「Show me your cute things!(可愛いもの見せて!)」って言ったら、


迷わず自分の妹を呼びつけて画面に出してたの、


母は微笑ましく見てたよ。

ちゃんとした服を着ていると、


服までひっくるめて「自分」という認識があって、


服に合った「自分」で振る舞おうとするけど、


ふとした瞬間にそれを忘れて、


まるで自分剥き出しで行動している時がある。



剥き出しの自分でも、


素敵な自分ならいいんだけど。

続:ムスメ。


私、このGWめっちゃ高熱が出てしまい、


子どもに伝染したら大変…!と別室で自主隔離しているんですが、


発熱でヒイヒイ言っている部屋にしゅるりんと入ってきて、


私の熱くなった手をぎゅっと掴み、冷たいほっぺに当ててくれながら、


「ママのことが好きだから心配…!」


「ママ早く良くなってね…!」


と言ったあと、おもむろに


「ママ、私がちがう世界に行っちゃったら、かなしい?」と発言したガーン


喋るのも辛いぐらい喉が痛かったけど、ここはしっかり言わなきゃ!と思って、


「もちろんだよ!すごくすごく悲しいよ、絶対に絶対にダメだよ!いやだよ!」と強く言ったら、


「そうだよね。だいじょうぶだよ。わたしママが大好きだから、ずっとずっとそばにいるからね。」


と言って、私の手をまたぎゅ…と握ったあと、トコトコと部屋を出て行った。



ホントに、この子はどこから来たんだろうか。。。


地球に見切りをつけて、どこかへ帰ってしまわないことを、心から願い続けようと思う。