本日は中日で完成する作品も多かったが
ゼミの性格上 3日をかけてじっくり学ぶこともいとまわない
専好立花の特徴は外側は色を少なく
下段中央部には季節の色合いが輝く 陰と陽の交わりに学ぶことが多い
古典立花を考察する場合大別して二つの見方がある
一つは その時代の作者 花材 時代背景を真摯に捉えて忠実に学ぶ事
他のもう一つは今日的な立場においてこれを見る 絵図を参考にしながらも自分の思いを重ねて立てる事
従来古典立花の場合前者の立場において多くの研究がされてきた どちらも正しいがそれは論議の限りではない
同時に両者には切り離すことのできない深い関係があるからである
これには 両者共に一長一短があるが
これまでの研究では一番目に重点が置かれたように思う いずれにしても両方が大切だ
この作品は専好立花「五十九図」を模写されたもので 高度な表現力が感じられる
これも常日頃の稽古のたまものであろう
明日は最終日 皆さんと共に頑張ろう