自治体が本気なら、こんなに変わる❗️【国より先にやりました‼︎】出版おめでとうございます‼︎

9月2日は、都庁での令和7年度予算要望ヒアリングを終えて、世田谷区役所へ‼︎
保坂のぶと区長の『国より先に、やりました-「5%改革」で暮らしが良くなる』出版記念講演会。



岸本聡子杉並区長、


政治学者の中島岳志さんを交えて、世田谷が行政だからこそ出来る、ボトムアップの民主主義にどの様に取り組んできたか。

自治体からモデルを示して動けば、国を動かす事ができる!
日本の政治を変えていく希望は自治体にある❗️



リベラル保守とは?】
就職氷河期に社会に出て、行き過ぎた新自由主義に日本が大切にして来たものが壊されていく政治への怒りを感じた20代の頃の私ですが、

今の若者は、既に新自由主義が当たり前で自己責任を強いられる社会で生きて来て、
政治(政党)への不信感と冷笑主義に、いかに想いを届ける事が出来るか。

中島岳志さんより「リベラル保守」の定義が興味深かったです。
「違う意見にも、耳を傾けて、落とし所を見つけるのが、保守政治。
トップダウンではなくて、多くの市民の見解を集めて、ボトムアップをしていく
保坂区長は、ボトムアップデモクラシーを実践して来た保守政治家である。」

熱い志の皆さまと、自治体から政治を変え
希望の持てる社会を築いていきたい‼︎胸が熱くなりました!


ゲストの上々颱風 紅龍さん「いつでも誰かが」演奏も素敵でした✨



大田区でも、ボトムアップの民主主義のプラットフォーム・対話の場を、地域の皆さんと一緒に造っていきたいと願います。



(以下、講演会メモ↓)
保坂のぶと世田谷区長
岸本聡子 杉並区長
政治学者の中島岳志さん

世田谷 92万都市で、何をどの様に取り組んできたか政治スクールの講義を圧縮しながら、本にまとめた『国より先に、やりました「5%改革」でくらしが良くなる』
魯迅の言葉
「絶望の虚さ それこそが希望なのだ」

政治 政治家という存在そのものー絶望
日本は、政治の信頼そのものが落ちている。

全否定したのちに、素晴らしいパラダイスは生まれてこない
良いものも悪いものも混在させて存在する

良いものを残していく➡︎1年で、95%はそのままでも、5%をドラスティックに改革していく。

無関心 どうせ碌なもんじゃない
という想いが、マグマの様に吹き出した。

30、40、50代が、都知事選挙で
「今回、石丸さんしか見なかった」YouTubeでの
熱い共感 冷めた共感

全とっかえ、ガラガラポン、グレートリセット

上手くいかない事は多くあれど、
細く小さい鉢の穴程度でも、必ず解決策は存在する
という事を伝えたかった。

岸本区長〉
熟読させて頂いて、区の職員さんにも渡したいと思ったが、1冊渡したら、どんどん庁内に回る。

世田谷区の区政、市民活動の皆さま、様々な方々が織りなして来た。

『認知症とともに生きる希望条例』
世田谷区が示した事。住み慣れた地域で、仲間に囲まれながら、人権が尊重される。

自治体が国の考え方を変えて来た。

『グリーンインフラ』の考え方。
浸水、溢水対策、グリーンインフラの取り組みの動画がある。

グリーンインフラは、とても難しい概念。
新しいアプローチ、地域課題の解決、教育的効果
それぞれ、みんなが小さな力を出し合う事で、
全体として、どれだけの効果があるのか。

地方自治体の力というのは、みんなの小さな力が結集したらどれだけの効果があるのかを見せていく。

『下北沢のまちづくり』
まちづくりのデザイン会議
杉並区でも、都市計画道路から、まちの未来を考える として、これから何を変えていくか
情報共有のやり方、還元の仕方。世田谷区の長年の取り組みから学んだ。

司会〉家族が認知症になって、当時者として共感した

中島岳志 東京工芸大学〉
リベラル保守 保守なのになぜ保坂さんなのか。
リベラルな保守だからこそ、保坂さん。

野党が勝つためには、【9:6:3】

9は、自分たちの陣営を固める事
6は、無党派の人たちの6割
3は、与党支持者の3割を取らねばならない。

知事選は、これが出来なかった。
自公を普段応援している人から、支援を得ている。
4期手堅く、現実主義的な政治家だと見ている。

保守というのは、現在、保守のインフレ状態だが、

本来の保守とは、フランス革命でやりすぎじゃ無い?と声をあげたエドモンドバーグ

革新は、ガラッと世の中を変えられるという過信があるのでは無いか。

人間とは、どこまでも不完全。という人間感。
革命よりも、無名のまま亡くなった庶民の良識
保守は、長年の多くの叡智に基づいた取り組み。

保坂さんの革新のイメージがあったが、

最近、保守を自認する人たちが、グレートリセットやガラガラポンを言い出した。

自分の中にも誤認や無謬があるのでは無いか。
違う意見にも、耳を傾けて、落とし所を見つけるのが、保守政治。

トップダウンではなくて、多くの市民の見解を集めて、ボトムアップをしていく
ボトムアップデモクラシーを実践して来た保守政治家である。

司会〉先の国会では、自治体の権限を国が取り上げる地方自治法の改正があった。

中島さん〉
総裁選で自民党にあれだけメディアジャックをされている中で、ビジョンと実績のある政治家を!

【都知事選挙における石丸現象】
小泉構造改革 新自由主義
私たちの世代は、新自由主義と戦わねば!と思ったが
今の若者は、もう新自由主義が当たり前
自己責任世界、

若者にとっては、ほとんど石丸一択

政策については全く語っていない。

自己啓発的な発言。ひろゆき論

「ライフハック」ITを駆使するための手法

〇〇の仕事術
極めて雑な本

今自分がうまく行っていないけれど、
技を手に入れれば、時代の寵児の側に立ちたい
という想い。

そんな所まで、若者達を追い込んでいる。
若者が希望を持てない社会。
そんな若者に、「上手くいく」という石丸氏が心を掴んだ。
固着してしまった自己責任社会

保坂さん〉
誰かに託して、悪くなってしまった

これだけ豪雨で、マンホールが吹き上がる
東京の下水道は、10年20年かけて工事をしている
時間75mm対応

大地、樹木に水を蓄える 大地のありようを、
都市の中で回復していく、
アスファルトを剥がして、石と緑に変えていく。

貯水 各家庭で、3000千件、1万件になれば、
都市のダムになる。

国交相も、巨大土木工事ではなく、
雨樋の角度を変えて、下水に直接流さない様にする。
もう一度、民主主義なり、一人ひとりが判断して
働き方、公契約条例、

岸本区長〉57万人の民主主義を作っていかれるのも、自治体の役割。

ネット空間の中で、ひろゆき的な、論破とか冷笑主義。人を傷つけて、攻撃して、攻撃性の競争。

属性で、さらに傷つけられる
汚染されたネット空間の中で、

安全な対話の場を作っていかれるのが、自治体の役割。公的なスペースだからこそ、
多文化共生の基本方針。当たり前のSDGs と言いながら、「外国人と一緒に」と言った途端に、批判が巻き起こる。

民主主義の危機の時代

基礎自治体が、公共政策を用いて、成功体験のプロセスをどれだけ広げていく事ができるか。
民主主義のプロセス。

保坂さん〉
とんがった議論だけが目立つが、

10年くらい前に
無差別抽出した区民に集まっていただき、
5時間くらい議論した。

区民から「自分たちで実現するから、こんな意見どうか」
○車優先では無い、人優先の交通政策
○多世代で読み聞かせをする寺子屋構想
人々の中にある着想、経験値、行政がプラットフォームを作る事で、市民初の公共サービス

公共サービスの市場化が進んでいるが、

介護保険、高齢者サービスにも、市場化の波が襲って来ている。
学童保育も、介護や配色サービスも、
本来は、保護者の運動から始まった。

もう一度、コモンズ、市民による共同化
教育にも、幾重にも市場化の波が押し寄せているが、
地域の学校
1500人近い子どもが不登校 窒息しかかっている。

子どもを既存の枠に押し込めるのではなく
一人ひとりに合わせた新しい学びの体系

自治体だからこそできる事はある。
信頼関係で向き合って、上下関係ではなく
参加と共同

中島さん〉対話とか、議論は、
自分が変わることの勇気を持った人しかできない。
自分が正しいと思っている人は、対話ができない。

言い合いではなく、自分を外に開いていく。

「朝まで生テレビ」あれは、言い合いで、議論していない。とにかく、言い返してやろう
議論を損ねている番組

他の人が言った事が、自分の中に溶け込んでいく様な対話が本来の議論。

【コントロールすることから沿うことへ】

政治って、コントロールしようとする事が多いが、沿う事で、本来その人が持っている才能を引き出す。

かつて、NHKのど自慢は、バックミュージシャンの巧みな演奏があった。
イントロを守らない人が居ても、テンポがズレても
そこに合わせていく。
その人の人間的な魅力に、沿うことで、うまく引き出していた。

教育って、本来そうであるもの。

子ども一人ひとりの在り方に、沿う。

自然を巨大な土木で固めるのではなく、
コントロールするのではなく、
大地に沿うことで、大地の力を引き出していく。

認知症の人が徘徊するのが問題なのではなく、安全に徘徊できない事が問題。

【沿うこと】

中島さん〉『こんな政権なら乗れる』
諦めの中で、乾いた言葉に飛びついている若者に

自治体から希望を示していくこと

岸本区長〉点を線にして、線を面にする。

ローカルイニシアティブネットワーク
今まで7回の集会、神奈川県の小田原で11/3
加藤市長 持続可能な地域自治をみんなで作っていこう!という
食べ物、エネルギー、地域自治をみんなで作って行った実践の場。

保坂さん〉介護現場の改革
特別養護老人ホームで、年間1億円くらい派遣事業者に支払う。しかし、派遣会社で離職が多い。
介護保険の財源が、トンネルができて、財源が抜けている現状がある。

大事なコモンズの財源が、現場の介護人材に行く様に

協働化の中でできないか。しっかりと賃金が上がる
介護現場にしていく事。

自治の可能性、健康保険、国を変えていく。
日本の社会の閉塞感を、自治体から光が差し込む様な社会を実演していく。