【東京都盲ろう者支援センター内覧会】盲ろう者の新たな支援拠点・初めて盲ろう児支援室が出来ました!
「東京都盲ろう者支援センター」が神楽坂に移転し、新たな拠点の開設おめでとうございます✨

自治体議員として、長年障がい者支援に取り組んできた中で、盲ろう者の方は、支援に繋がるまでは、音も光も届かない暗闇の中にいた。
手で手話を読み取る「触手話」、点字等を使って、
コミュニケーションは、光であると、当事者の方から伺い、
東京都における盲ろう者が必要な支援に繋がるためのアウトリーチ支援の重要性に取り組んできました。

広々とした交流室では、盲ろう者交流会の様子を見学させて頂きました。

コミュニケーション方法は、「手話、音声、触手話」
それぞれ異なるコミュニケーション方法を使いながら、通訳介助員の方と共に、とても和やかに交流会・リハビリ体操に参加されていました。

新たに設置された【盲ろう児支援室】
生まれてきた子どもが、視覚と聴覚に障害があるとわかった場合
どの様に支援とつながる事が出来るか。

盲ろうの子ども達の全国調査を行った際、315名と云う数字があったが、実際はもっと多い事が推測されます。

肢体不自由、知的障害が重なっていた場合
視覚と聴覚が、気づかれていない場合もある。

盲ろうのお子さんが産まれた際に、
「我が子だけが と思ってしまう」
1人だけで孤独を感じなくてもいい様に、必要な支援に繋がることの重要性。

筑波大学附属視覚特別支援学校で支援にあたってきたが、
「学校に行く際に戸惑った・ハードルが高い」との親御さんの想い。

浅草橋の際は、盲ろう児者の支援の場はなかった。

親子で参加して、楽しめるように、光と音を使った
様々な遊具で、盲ろう児の子ども達に寄り添う支援

生まれつきの盲ろう者 豊かなコミュニケーション

岐阜の聾学校から筑波の附属で担任をした。

日常のコミュニケーションと
学習の読み書きは別

盲ろう者は、今誰と関わっているのか、モノには名前があるという事も、
体験しながら獲得していく。

情報機器を使いこなして、色々な人とコミュニケーション
一人ひとりが、その人らしさを感じてほしい。

3ヶ月検診での聴覚のスクリーニングが行われる様になり、近年、盲ろう児は
早期に障害が発見される様になったが、

障害は固定的ではないと思っている。
成長と共に、変わってくる。

附属視覚の時に、見えないと言われて入学してきたが、物の動きを目で追う様になり、

ぼわーとしていた世界が、成長と共に 見えてくる子どもも居る。

森くん 書道の筆で書いていたが、見えていなかったが 筆の感覚で描いていた。

【 音 光 振動 】

盲ろう児は、音を振動で感じる。
トランポリンやバランスボードで、バランス感覚や
体の使い方も、

手を取り足を取り、覚えていくお手伝いをする。

交流、研修室

唐のカゴを編むプログラム、布ぞうり作り
バランスボールで体を動かす。

見えない、聞こえない中で、身体を動かす、手を動かすプログラムを重点的に行っている。

50代から60代の利用者さんが多い。
加齢に伴って、聴力や視力を失う方、医療の進歩で、助かった命

パソコンの指導をされているのも、全盲で難聴の職員さん

パソコン マンツーマンで、

【ブレイルメモ】点字の電子手帳

点字の本を、記録できる、メモを取ったりすることができる。

普通の文章も入力して、仮名漢字を、
ワード文章で保存して

インターネットや、スマホのメールを、Bluetoothで繋いで、メールができるようになっている。

小さいタイプで33万、大きいタイプだと45万円

日常生活用具の枠組みで、補助が出るが、
一度申請すると、6年間は新しい申請はできない。

新しい技術が出ても、買い換えることは難しい
視覚聴覚2級以上出ないと、補助が出ないが
点字が読めないと、利用できない。


東京都盲ろう者支援センター
通訳解除者派遣事業(委託)

就労の場面では、派遣事業を使う事はできない。
通訳者養成事業

42時間のカリキュラムを、年2回
平日コース、日曜コース 30名の定員 

三田の障がい者福祉会館を借りて研修を行なっている。
点字ディスプレーによる訓練

スマホ、PC、
盲ろう者だと、触覚を使う、点字 点字の訓練で点字を覚えねばならない。

社会参加促進事業〉
地域に居場所がない。
どうしても、見える事、聞こえる事を中心とした支援が多いなかで、

触感を使う、身体を使う
コミュニケーションの課題、ゆっくり通訳を介して

相談事業】
通訳解除者ではない、解除者の要請

学校の教諭、行政職員、介護支援者等

通訳解除者からの相談

通訳解除に行った際に、盲ろう者の方の生活の場面で困った際の
本人とコミュニケーションをとりながら、


本人自体が、困っている事を、人に伝えられなかったり、困っている事自体に気付いていなかったり

2009年に支援センターが出来て、相談件数が増えた。

NPO法人の「盲ろう者友の会」から
「盲ろう者支援センター」になった事で、
行政からの相談も寄せられるようになった。


東京都で、手話言語条例ができた際に、
生まれてから、先天的に。
切れ目のない支援に向けて、親御さんが不安に思った際に、何が課題となっているか。

難聴児の支援は充実してきたが、
盲ろう者の支援が想定されているか。

聞こえないお子さん、人工内耳や、養育がクローズアップされているが、

盲ろうのお子さんの半数は、医療的ケアが必要であったり、重度の重複障がいのある場合がある。

盲ろうのお子さんの支援には、別の専門的な支援を充実させていくことが求められる。

【今後の盲ろう者の支援に向けて】
現在、東京都議会では『情報コミュニケーション条例』の制定に向けて、超党派のWTで取り組みを進めています。
当事者の皆さまと共に、
誰もが自分らしく生きられる、一人ひとりが生きがいとやりがいを持って暮らせる東京都の実現に取り組んで参ります。