【地域のこども達に出来ること】ロータリークラブ京浜グループインターシティミーティング

6月10日都議会環境建設委員会を終えて、ロータリークラブ京浜グループインターシティミーティングへ。
だんだんの近藤博子さんを講師に、
「ワールドピースゲーム」を体験した子ども達の変化。
答えのない時代を切り拓く、子ども達を地域でどの様に育んでいく事ができるか、ワールドピースゲームのファシリテーター望月さんと、貴重なお話をありがとうございました‼︎

宮脇信介さんから、「トップ・アスリートの社会性獲得の必要性」をテーマに、
子ども達の未来のために社会への扉を開く事の大切さ。
「新しい家族像、社会のあり方、教育のあり方
私たちが目指している幸せとはなんなのか、
政治的ゴールを設定し直す時期に来ている。」熱いメッセージを頂きました。ぜひ、ご著書も読ませて頂きたいです‼︎

それぞれのクラブで「地域の子ども達の為に出来ること」
地域の取り組みと連携しながら、実践していきたいです。貴重な機会をありがとうございました❗️





インターミーティングよりメモ》
近藤博子さん〉
◎こども食堂 最初の子ども食堂の名付け親として子どもと子育て家庭に寄り添ってきた近藤さん。

こども達にとって、小さな成功体験を得る事がとても重要。

『おとな図鑑』
『ワールドピースゲーム』
海底・大地と海・空・宇宙を表す世界のタワーを舞台に、
4つの国の首相、財務大臣、防衛大臣、国連事務総長、国際銀行、武器商社、運命の神、シークレットのスパイ

世界で起こっている23個の危機、
16時間かけて、みんなで解決していく。

ファシリテーター以外の大人は、声を掛けてはならない。

1、全ての国の資産が1円でもアップしていること
2、23の問題が解決していること

子ども達の真剣な姿。
5年生の2クラスを対象として

「全部の国が幸せになるために、自分が動いていかねばならない」

それぞれの国同士の交渉して
各国が宣言を行っていく。

1つのクラスは、幾つかの問題が残り、勝利に至らなかった。

負けは負けでも、子ども達は、そこから得るものがある。

子どもだけでクライシスを解決していく

財務大臣、首相になりきって、解決していくことが面白かった。

勇気が大事、解決するために、勇気を出して

1から子どもだけで、解決に向けて、子ども達だけでなんでも出来ると実感できた。

もっと興味が持てて新聞を読むようになった。

自分こそが正義だとお互いに思い込んでいて、全て戦いで解決しようとする人によって戦争が起こってしまうと思った。

子どもだからこそ出来る、子どもでも出来る事に
挑戦していきたい。

将来、世界のリーダー、政治のリーダーになりたい。

核の無い社会を作りたい。

全ての子ども達が、教育が受けられて、平和で休む場所がある社会


不登校気味の子どもも居たが、ゲームをきっかけに学校に登校することも出来た。

教育に力を注いでいく事の重要性






会場から〉
「ワールドピースゲーム」
問題解決のために、多くの方に参加してもらいたい。

子ども食堂の取り組み。
岸田首相が、「異次元の子育て支援」と言っているが、近藤さんが地域にいる事で変わっていくのでは無いか。

お子さんが3人の主婦をしていた中で、

近藤さん〉こんな大きな活動になるとは思っていなかった。
日本で今1番足りていないのは「人を思う気持ち」

お互い様、困っている人、弱い人がいたら、
みんなで手を差し伸べる事が根底にある。

宮脇信介さん〉
お嬢さんはフェンシングのオリンピック選手に選ばれた。
金融マンとして働いてきた中で、フェンシング協会の専務理事。

トップ・アスリートの社会性獲得の必要性

子ども達の未来のために社会への扉を開く。



2017年、大田ゆうき選手、フェンシング協会の運営に無給で携わる。
お金も人材もない中で、様々なスポーツ団体が壁に直面していた。

娘さんが5歳、40歳で一緒にフェンシングを始めた。

教会の改革に取り組む中で

→ なぜアスリートに社会性が必要か。
「アスリート・フューチャー・ファースト」

◎ナショナルチーム 国を背負っている
トップ・アスリートとは?
→ 
選手・コーチへのアンケートから見えた苦悩

社会経験が乏しい選手達が苦悩する姿
スポーツが、人生経験そのものになってしまっている。
「体」だけでは無く「心」への大きな負担
ほとんどの誰みが勝者ではない
必要なスポーツせんしゅよしてのよろこび

→ 体と心 両軸のケアが必要
「社会の中のスポーツ」の浸透

◎ 競技としてのスポーツは、敗者を大量に生み出す仕組み。
トーナメントでは、たった1人以外は「敗者」

トーナメント=フランス語では「退場」
勝者だけを讃える考え方は選手を幸せにしない。

◎メダルという「結果」だけではない

「強さ」とは何か。

グー✊チョキ✌️パー✋どれが1番強い?

勝利至上主義はスポーツを豊かにしない。

「社会の中のスポーツ、社会の中のアスリート」

五輪選手の平均年齢は28.9歳。

辞めてから社会性を必要とされても手遅れ。

ピーク年齢は高齢化する傾向。
「次のオリンピックまで頑張って辞める選手」

社会的位置付けにより、スポーツ選手に求められるハードルが上がっている。



大坂なおみ選手 2021年世界スポーツ賞を獲得
人権活動の評価
「もっと影響力のある良い人間でありたい」

スポーツをする人間としての幸せ・幸福を考える。

・選手「一人ひとり」を考えよう
ロータリーの活動を通じて、子ども達と接することはある。

・競う必要はない。
親子 近いようで、2代で世代が変わってきている。
子ども達にとって、場を作ってあげる事がとっても重要。


貧困が目的なのでは無く、
本来子どもが獲得できている、家族団欒を得られていない事が問題。

お互い様 ちょっとづつ助け合いが出来ていれば、
そこに税金を投入していなくても出来るはず。

子ども達の問題は、

実は子どもの問題ではなかった。

その背景にある親の問題。

宮脇さん、プロスポーツでは無く、アマチュアスポーツの世界を描いた本の中の5章
「アスリートが社会性を得る」事と、子どもの家族団欒の必要性に共通する課題。

子どもが家族団欒で社会性を獲得する

宮脇さん〉家族の中の団欒、コミュニケーション

とても濃密で、子どもの環境は常に変化する。

親、夫と妻も、全く異なる社会背景を持った夫婦が日々暮らしていて、
話し合いや、妥協、そう言ったものを、子どもが見て、家族の中でのコミュニケーション
それぞれの違う価値観が同時に提供される家族の素晴らしさ。

子ども ドロップアウトしそうな子どもも、
社会性の獲得がとても大切。

宮脇さん〉トップ・アスリート達は、家族からも離されて共同生活をしながら育っている選手も多い。
極めて同質な、選手同士の共同生活によって、家族から切り離されている事の問題も多い。

宮崎ガバナー〉
ロートアクト その若さで何か目標を決めて企画して、予算を得て、事業を進める。そこから得たものが大きい。

指田さん〉参加した子ども達の変化
1年間国内の研修を経て、日本の文化、自分のアピール、小さな親善大使 
親元から離れた開放感を満喫し、その国、その国に来ている別の国から来ている、世界中を学んで帰ってくる。その成長の大きさにびっくりする。

ロータリークラブで何かできるとしたら

近藤さん〉子ども達の中には、ちょっとの経験も出来ない子どももいる。
経済的経験だけでは無く、経験の貧困

優秀な子だけを作るのでは無く、
どんな子でも、関わって、企業のこと、社会のこと、いい大人がたくさん地域にいるということ

子ども達に関わってあげて欲しい。

宮脇さん〉何かを変えるってとても大変。
Japan as No1,1979年

日本はNO1だったかー

2000年までは、トップクラスにいたが、
世界主要国 30カ国中、24位まで低下

このまでではダメだ という危機感が必要。

オリンピックだけではない、日本を変えるならば
まず必要なのは危機感

このまま放っておいて、こんな残念な国を渡していくのかーという危機感を持つこと。


大学時代はバブル期
大学を出た時バブル崩壊、ずっと負け組

子どもの教育、未来に向けて

少子化で少ない子ども達を、1人でもドロップアウトさせない。

近藤さん〉日本に対する思い

少子化でどんどん子どもは減っているのに、引きこもり不登校の子ども達は増えている。

少子化を解消するのは移民???

今いる子ども達、全てを優秀な納税者になってもらいたい。

宮脇さん〉東京2020大会
男子エペで日本が金メダルを取った めちゃくちゃ画期的なこと。
エペ・サーベル・

エペは、キングオブフェンシングという競技で、
日本が金メダルを取った。

何を勝ちと定義するか

今までは、ゴールが違っていた。

思い込みの中で勝負していた。

人口が減っていくのはやむを得ないが、

GDPが連動する必要はない。

新しい家庭像はどうあるべきなのか。

なんとなく、前に進んでいるのが残念。

新しい家族像、社会のあり方、教育のあり方

私たちが目指している幸せとはなんなのか、
政治的ゴールを設定し直す時期に来ている。