【都市の緑を守りたい‼︎新緑の眩しい都議会で、昭島巨大物流センターについて政策懇談】

5月9日都議会にて、昭島巨大物流センター計画について、考える会の市民の皆様より計画について意見交換をさせて頂きました。



昭島市の「緑の拠点」と市の都市計画でも位置付けられている場所に、
日本GLP社により7,000億円を投じて、国内最大級の巨大物流センター設置の計画ですが、3,000本以上の樹木が伐採される計画との事。

現在は、オオタカや、日本アナグマ等の貴重な生物多様性を有する森林があり、
玉川上水と代官山緑地の豊かな緑があり、玉川上水は、歴史環境保全地域として
東京都水道局は、平成19年に「史跡玉川上水保存管理計画書」を策定しています。

今回の計画に対しては、昭島市からも、事業者に対して
「令和4年11月10日 まちづくりや環境、道路・交通などに関する要請」
「令和5年11月24日 交通課題等に関する照会」
と、2度の要請が出されている事は、極めて異例であり、事業者は真摯に受け止め
るべきであると考えます。

また、今回の開発プロジェクトにおける環境アセスについて、その前提となる調査資料を拝見させていただきましたが、調査の数字の杜撰さなど、環境アセスは、科学的根拠に基づいて判断するための、重要なファクトが間違っているという事は、環境アセスそのものの信頼性を欠くことであり、
神宮外苑再開発の課題と、問題の構図が全く同じであると感じました。

都市計画マスタープランが、都道府県の管轄から、自治体の管轄への移管されましたが、
当該の開発予定地が、昭島市の「緑の拠点」に位置付けられながら、「準工業地帯」のままとなっていた事が、都市計画において、歯止めをかけることが出来ないという点は、本来は、「緑の拠点」として、準工業地域から、用途地域の変更が求められ、
都市の緑を守るためにも、自治体として改めて、都市計画における用途地域の再点検が必要であると痛切に実感しました。

人口減少社会において、本当に国内最大規模の物流拠点が必要なのかー

一人当たりの緑地面積が、世界の主要都市の中で極めて少ない東京と大阪。

 住宅街に隣接する計画に、交通量の激増に、どの様に住環境を守っていくことが出来るか。
事業者の手がける大型物流センターは、他の物流施設はどこもインターチェンジのすぐ近くに立地し交通の便が良いが、
当該の開発予定地は、主要な幹線道路からも遠く、踏切に囲まれており、
物流拠点として、とても使い勝手が良くない。

物流拠点の設置により、一気に交通量が増加することにより、開かずの踏切と化す事が懸念をされ、交通問題を解消する為の対策が急務であり、
地域住民にとっても、環境負荷が大きく、渋滞、大気の汚染に対する懸念の声も聞かれます。

人口減少、気候変動による自然災害の激甚化、気候危機に、世界の主要都市では、
80年代の自然を破壊して開発を進めた反省から、

緑を増やすまちづくりが主流となっている中、なぜ
東京都と大阪市では、次々と都市の樹木を伐採する時代遅れの開発を続けるのかー

今後の環境建設委員会でも、子どもたちの未来に、都市の貴重な緑を守り次世代へ繋げていく為に取り組んで参ります!


都市の緑を守りたい‼︎オンライン署名に賛同しました!
「東京都昭島市にある昭和の森を潰さないで下さい!私たちは、日本GLP株式会社の「GLP昭島プロジェクト計画」に反対です。日本GLP株式会社に対し「撤退を含む計画の見直し」を求めます!」 オンライン署名に賛同します‼︎