ヤングケアラーについて〜子どもの心に寄り添うために〜日本ケアラー連盟田中悠美子さんより伺う。

【第73回社会を明るくする運動 蒲田東地区地域講演会】
第一部は、蒲田小学校の子ども達から作文の発表
「国際空港の玄関口として、蒲田を盛り上げていきたい!」未来を担う子ども達の想いに、希望を頂いました。

144年の歴史のある蒲田小学校の校長先生より、
「下級生の子ども達が喜ぶように、優しい子ども達
“活気がある・人と人がしっかりと結び合っているまち”」子ども達が地域社会と結びつきの中で育っていくことの大切さについて。ご挨拶を頂きました。

第二部 地域講演会
『ヤングケアラーについて〜子どもの心に寄り添うために〜』と題して、日本ケアラー連盟田中悠美子さんよりお話を伺いました。

長年、若年性認知症の方へのケアに携わる中で、
若年性認知症の親と向き合う子ども世代の支援に。
一般社団法人 日本ケアラー連盟理事
東京都ヤングケアラー支援検討会の委員も務められています。

・ヤングケアラーの基本的な理解
・ヤングケアラーを地域で支えるために

ケアを必要としている人が増えている背景

➡︎ 家族介護者、食事・排泄

介護だけではなく、看病、配慮や心理的なケアも

ケアする方は、全国で627万人を超え、年間10万人が、介護のために離職している現状。

①ケアの必要な家族へのケアが十分では無い
②自分が支援を受けられる対象だと思わなかった。


自治体における「ケアラー支援条例」
・埼玉県ケアラー条例
・入間市 ヤングケアラー条例

大人に移行していく段階を、切れ目なく支援に繋げていく取り組みが求められる。

◯若者ケアラーの実態
・就業している20代の介護者の46.4%が非正規雇用という問題。

ヤングケアラー から、18歳以上で、介護のために正規雇用で働くことが難しい若者が、支援から取り残されていないかー
若い子育て世帯の、子育てと介護のダブルケアの課題など、

大田区でヤングケアラーの相談があった事例は、
お父さんがまだ介護保険の対象ではなく、小学生のお子さんが車椅子を押していた状況があり、
年齢を問わない、切れ目のない支援体制が求められます。

蒲田地域の、各町会自治会の皆さまと、ヤングケアラー支援について理解を深める機会を頂き、ありがとうございました。