緊急記者会見
【なぜ神宮外苑再開発は止めるべきなのかー】
2月8日、外国特派員協会にて記者会見
石川幹子先生、大方潤一郎先生、阿部知子衆院議員による「なぜ神宮外苑再開発は止めるべきなのか」緊急記者会見が行われました。

神宮外苑のいちょう並木は、外国人観光客からの人気も高く、海外メディアの関心も高い、首都東京のオアシスです。

記者との質疑応答では、
「セントラルパークにエンパイアステートビルを建てる馬鹿げた計画」
「なぜそのようなことを誰も止められないのか。理解し難い」との声が聞かれました。


小池都知事からも、事業者に対して
「観光名所のイチョウ並木の保全に万全を期し、並木以外の樹木も極力保存や移植すること」を文書で求め、外苑が献金や献木によって創建された歴史を踏まえ、計画に多くの都民が関われるよう要望し、
都議会としても、神宮外苑の銀杏並木を守る陳情を採択しています。

先人達が、明治天皇を敬い、とても先進的な市民の公共空間としての都市公園を描き、100年かけて育んできた都市の貴重な森を、一時の儲けの為に破壊して良いはずがありません。

どうか、多くの都民の方にこのプロジェクトを知って、都市の緑を守るために声を上げて頂きたいです。

記者会見の質疑より環舞さんのまとめよりシェア

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【緊急記者会見】2月8日【2】
「なぜ神宮外苑再開発は止めるべきなのか」
外国特派員協会記者クラブ 2月8日

《記者の質問》(1)通訳つきです。
質問に対する答え。「2012年、情報公開で得た資料の会談記録から、再開発は森元総理と都の副知事がリードする形でこの計画が進められ、そこに『明治神宮にはどのように話そうか』という記録がある。
政治的な圧力と利害の問題がことを歪めてきたと思う。
明治神宮がどうなのかと言う前に、明治神宮はその狭間に立たされたのかなと思う」
「そもそも神宮外苑は市民の為のものだった。しかし今、一番の問題は、市民参加がない。市民に発して市民に戻れ。原点にもどって考えなおすべき」「明治神宮は地権者の一人だから明治神宮の同意がなければ再開発は出来ない」
「プロジェクトが実現した場合、明治神宮は巨額な利益を受ける」「その利益は、明治神宮が土地の開発権を売ることによって、利益を得ることになる、しかし、その土地は事実上は国の土地・市民の土地」「全てのコメントは三井不動産がやることになっていて、明神宮はものを言えない立場にある」

【緊急記者会見】2月8日【3】
「なぜ神宮外苑再開発は止めるべきなのか」
《記者の質問》(2)通訳つきです。
記者①
なぜ、いままで運動がなかったのか。
答え「東京アセスがあまりにも酷い。密室で開き質問にも答えない。これでは乱開発になると声をあげることにした」「去年の2月の都市計画審議会で短時間のうちに、この計画のゴーサインが出されてた」「アセスメントが公示されたのは1月20日」

記者②
止められるのか。
答え「法的にはまだ、止める機会がある。市街地再開発事業の認可という手続き。認可にあたっては、二つ条件がある。一つは、本当に再開発の必要性があるか。もう一つは、この再開発事業が色々な都市計画に適応しているかどうか。
4列のイチョウ並木の保存の問題あり、根の調査結果もまとめられていない。イチョウ並木が保存されるかどうか確証がない。この段階で認可をすべきでない。これを知事に申し立てて止める。止めている間に、もう一度アセスメントをやり直す」

【緊急記者会見】2月8日【4】
「なぜ神宮外苑再開発は止めるべきなのか」
記者①
答え「小池都知事がノーと言えば止められます」
記者②
答え「都庁で何回も記者会見をしてきました」「この問題を、多くのマスコミはなぜ、きちんと書いてくれないのか、最大の疑問です」