【公営企業決算特別委員会総括質疑】都立病院の行政的医療の役割・水道・下水道事業・都営交通施策について質疑
ベビーカー乗車拒否等、答弁がありました。
11月14日東京都議会議員公営企業会計決算特別委員会総括質疑。会派を代表しておじま都議が質疑を行いました。

決算特別委員会は、昨年度事業を総括して次年度の予算編成につなげる、大変重要な質疑です。
 前年度事業の執行状況から、不要な事業は見直しを行う、事業仕分け的な役割も求められます。
(質疑を聞いていて、そう言った視点が弱い事が、残念に思いました。
また、総括質疑に小池都知事も臨席し、
知事に直接都の方針を確認するような、代表質問的な大きな質問が出来るのが総括質疑でが、、、。)

東京都議会では、第3回定例会、決算質疑、事務事業質疑が終わると、来年度の予算要望と、すぐに第4回定例会の準備が始まるので、息つく間も無く常に議会質問を考えて、決算書や事務事業概要書を持ち歩いているので、今日も友人に「愛ちゃんの鞄重すぎて体壊すよ💦」と言われてしまいました。

本日、質疑をされた皆様お疲れ様でした。

本日の各会派の質疑より考えた事。

◯ 水道局事業について
国では2018年には改正水道法が成立し、一部地域で水道事業の民営化が始まり、宮城県のようにコンセッション方式を採用した自治体もあります。
私は、2017年都議会初当選以来、公営企業委員会で命に直結する水道事業は、都の基幹インフラとして守ると共に、世界で未だ安全な水にアクセスできない途上国においても、日本の高い水道事業の技術力でインフラ整備の支援を行う事。

人口減少社会において、地方で水道が維持できなくなった際に、民営化で外国企業が参入するのでは無く、東京水道こそが、逆にコンセッションで支援に入る事についても政策提案して参りました。

本日の質疑では、コンセッション方式等の水道民営化方針についての質問を受けて、東京都として
「水道は命に直結する最も重要な基幹ライフラインとして24時間365日安定的に、グループ経営として東京水道の高い技術力で世界の水道を支えていく」との答弁がありました。

また、都立病院の独法化について、私も分科会で
コロナ禍の都民の命を支えた都立病院の役割の大きさについて質疑をさせて頂き、
昨日の総括質疑においても、小池都知事より
「都立病院は、重点基幹病院として都民を守るために、行政的医療として誰もが安定的・安心して医療を受けられる様、引き続き行政的医療を担っていく」との答弁がありました。

また、先の都営バスにおける双子ベビーカー乗車拒否問題についても質疑があり、
交通局長より「乗務員への周知が十分ではなかった。利用者は、前側の扉から乗車する事が伝わっていなかった。
昨年6月より、都営バス全線でベビーカーを折り畳まずに乗車出来るようになったが、全てのお客様の理解を得られる様、リーフレットの作成・車内ポスター、動画も合わせて、民間バス事業者とも連携しながら周知に取り組んでいく。」との答弁がありました。

これまで、都民ファーストの会として、
ベビーカーにとって、電車やバスが安心して利用する事が出来ない。9割のママが、満員電車やバスで怖い思いをした。
との声を伺い、大江戸線に「子育て応援車両」として、ベビーカーを折り畳まずに乗れるスペースが設置され、
都営大江戸線の取り組みから、小田急線など民間の鉄道会社にも取り組みが広がっております。

子ども達に親しみのある、
「ミッフィーちゃんの子育て応援車両も整備していく。」との答弁がありました。

コロナ禍で、都営交通全体で110億円の減収となっている中で、魅力的な企画乗車券の発券や、
都営交通におけるユニバーサルな福祉の視点、
デフリンピック2025に向けた、更なる合理的配慮の推進も求められます。
子育て家族に優しい、誰もが快適に安心して利用していただける、都営交通の整備に向けて取り組んでまいります。