【英語スピーキングテストを考える議員連盟総会&都民集会
#ESATJやばい11.2】
11月2日超党派による英語スピーキングテストを考える議員連盟総会が開催され、多くの英語教育の専門家・当事者の家族である都民の皆様により現場での問題意識が共有されました。


11月1日の文教委員会の事務事業質疑では、午前2時過ぎまで質疑が行われたとの事で、私も財政委員会終了後、インターネット中継で文教委員会を傍聴させて頂きましたが、
未だに多くの疑問と問題点がある事が明らかになっています。

日比谷高校等、都立トップ校では20%近い生徒が、国立・私立からの受験との事ですが、当初、区市町村立中学校以外は、受験対象となっていなかった事を議会から指摘し、

「都立高校を受験する、国立・私学の生徒も受験する事ができる」と変更になりましたが、
義務ではなく任意であり、申し込みをしなかった場合は「不受験者扱い」で、筆記テストで同じ点数の前後10名の平均点が付与されますが、

そもそも、東京都教育委員会が、区市町村立中学校にアチーブメントテストを強いる事が、
違法な介入であり、

更に、私学に対しても「アチーブメントテスト」であるとの答弁は、私学への不当な介入である事と、私学振興予算は「東京都生活文化局」である事から、管轄外への越権行為なのでは?と答弁を聞いていて新たな疑問も感じました。

一昨日お逢いした大田区の英会話の専門家も
「筆記テスト」と「英会話のスピーキング力」には相関関係がない。それが入試の点数として付与されるのは乱暴では?と疑問視しています。

11月27日のテスト実施を前にして、
試験会場の発表すら11月2日にやっと発表されましたが...
区内に都立高校が2校あるのに、会場として指定された都立高校は隣接する他区の自治体にありとても遠い」との声も聞かれ、
当日の試験監督すら、未だに民間のバイト情報で
『11月27日5000名の大募集!1日限りの高収入バイト!履歴書も面接もいりません』との募集に愕然とします。
本当に不安を抱える学生の対応を任せる事が出来るのでしょうか?

「うちの子は英語が得意だから問題ない」ではなく、
英語が得意な子も、不受験者に加点が加えられ、“他者の点数が反映される事で、受験の合否が入れ替わってしまう事がある”
と云う、決定的な入試としての制度欠陥があります

こんな不合理が受験に取り入れられてよいはずが無いんです!
私たちは、子ども達の英語スピーキング力の育成に反対しているのではありません。
都内の子ども達が、世界で活躍できる生きた英語教育の充実を推進していく立場です❗️
未だにあまりにも多くの問題を抱えている状況。
制度の欠陥がこれだけ明らかになっているのに強行しようとしている事に、制度の欠陥を正す事を求めています。
企業の為ではなく児童生徒の為に何が最善か、都民ファーストの視点で改善に向けて取り組んでまいります❗️



1部・議連総会(42名)
1, 会長挨拶・プログラム 立憲 風間さん
今朝 4時近くまで、文教委員会事務事業質疑においても、また、大内会長からも
次から次へと問題が明らかになっている。遅すぎる事は無い。今からでも止める。

本連盟は、「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の都立高等学校入試選抜への活用を注視するための中止する為の東京都議会議員連盟」と称する。

1, 都教育委員会の英語スピーキングテスト(ESAT-J)の都立高等学校の入学者選抜への活用を中止させ、公平公正な入試とする。
2, 英語スピーキングテスト(ESAT-J)の都立高等学校の入学者選抜への活用中止のため
都民との共同を強め、党派を超えた取り組みを行う。

趣旨に賛同する都議会議員をもって構成し、
参加は個人単位とするとの事で
賛同し参加させて頂きました。

桐山議員〉責任の所在は? 
体系的に法律て、教育委員会と行政の権限。
地方教育行政 学齢生徒及び学生児童の入学に関する事は、教育委員会
都立高校への活用については、浜教教育長と教育委員会が責任を負う。

国立私立への越権行為では?
あくまでも教育委員会の範疇との答弁

私立国立に対して、受験の為のスピーキングテスト?
⇨ アチーブメントテストとの答弁
⇨ 私立国立への越権行為では?

とや議員〉アチーブメントテストとしてのESATJを入試に活用する事は、
地方教育行政への越権行為で意見である。

東京都教育委員会が16条3項 不当な支配 国と地方自治体の役割分担を決めているのが教育基本法16条、東京都教育委員会は、全部無視して、地方自治体の学校現場に押し付けている。
東京都教育委員会が、神奈川県の学校にテストを押し付けているのと同じことを行っている。
教育委員会は、教育活動を行っていると答弁しているが、
教育活動が出来るのは学校である。

東京都教育委員会は、大内先生方から寄せられた要望書を、教育委員会に渡していなかった。

都が、初めて入試に2013年の東京都英語教育推進会議 そのベネッセ・楽天・英検・民間の検定業者が入って、「スピーキングテストを導入すべし」という提言が提出された。

そこで、民間試験団体の知見を活用することが有効

英語を話す事。タブレット端末を使う事。
この検討会は、都の正式な諮問機関でもない。

英検が1000人を対象とした調査を行った事も、この間の経緯が、一切都議会にも報告をされないまま、東京都は民間業者にスピーキングテストの募集をかけ、
大学入試がストップされた裏で、ベネッセとの協定が結ばれていた。

様々な事が隠され、水面下で決められてきた。
ベネッセとの関係。利益相反の問題点、覚書で禁止されている事が、都はそのままになっているが指摘が無かった。
都民・都議会の合意形成がなされぬままに、事態が進められている。

阿部都議〉英語スピーキングテストには、様々な問題がある。申込者7万6000人というのは、大学入試共通テストの東京会場と同じ規模。
本来であれば先月中旬に案内が行くはずの会場の案内が、11月2日になった。
運営面の問題。
受験生、高校教諭にも大きな負担になっている。
筆記テストの点数で、英語スピーキングテストのみなし点がつけられてしまう。

分析も検証もされない採点。

検証されないで、単なる採点という独善。

申し込みの受付が7月、特に不登校のお子さんへの対応。受験する意思の無いお子さんへも、意に沿わない申し込みを強いる。非常に大きな問題である。
不誠実で、冷たい東京都教育委員会の対応。

聴覚障害がある児童は、発生も不明瞭。発話や発生に不安のある生徒への対応。
劣等感を持たせるような指導には遺憾である。


慶応義塾大学名誉教授 大津先生〉

東京都教育長、教育委員会に対して、ESAT-J
入試利用に根源的に生じる問題点

入試の公平性・公正性を損なう。

都からは、合理的で最善の方法であるというが、

履歴書も面接もいりません!1日限りで稼げる!という

子ども達の事を第一に考え、都議会議員・保護者・教育現場の先生方

10月31日に、東京都校長先生方へも意見書を提出した。
「校長先生 出番ですよ!」

都民の皆様からの一言づつ

入試改革を考える会
大内先生〉公開質問状にも、都教育委員会から回答が出ていない。

逆転現象が起きる事も、全く回答が来ていない。
日比谷高校の校長先生には、データを付して問題点をお渡しした。

スピーキングテストの問題を越えて、東京都教育委員会の在り方、本来、去年やるはずだったテストが、なぜ今の段階で、こんなにも問題が山積しているのか。

今質問されていること自体がオカシイ。
住民監査請求を行ったが、住民監査請求自体が、却下された。
この問題について、これだけ多くの方が問題意識をもって声を上げている


中村先生〉教育社会学 入試・選抜の問題の研究を行ってきた。
学術的な分野に取り組んできたが、大学入試問題の時から、危機感を持った。
大学入試の問題以上に、問題点が大きいと感じている。

一人ひとりの皆さんが出来る事をやっていく。
松井隆先生のシュミレーション。逆転が起こるという問題が明らかになった。

選抜制度の専門家として、推薦入学とか学力テスト、最近、大学入試改革の際に、公平性
「そんなに公平公平と言わなくても」というトーンに危機感を持っている。

そもそも、そこまで公平が徹底できていないが、納得できている状態で行っている状況を崩壊させる。

理念とか教育学ではなく、政治で歪められている。

木浜先生〉民間の研究団体で、英語の授業について考えて来た。
プレテスト 2年前から かなりひどい状況。大学入試がぽしゃって、当然終わると思っていたら、高校入試でもっとおかしな状況。
チェンジオルグ 2万3000筆の署名 
社会的に、かなり大きく取り上げられるようになった。

会として、5月都議会、9月都議会では継続審議になっている。
都教諭は、胸を張って「このテストは大丈夫」と云えない状況。

来週火曜日 都議会で記者会見を行う。記者の皆さんに広く訴える。

保護者の声】

◯ アルバイトが当日の試験監督になっていて、当日がとても不安

◯ 現場はとても混乱している。
通常業務に加えて、登録が終わっていないご家庭へ家庭訪問、写真が不採用になって返却になった生徒も5%いる。
授業準備の時間をおざなりにして、試験対応。
不登校生徒への対応。「登録しない」という念書と書かされた。

都教諭が繰り返し答弁する「丁寧な対応」とは。

教育現場の声】
◯1月に間違いなく大混乱が起きる
スコアレポートが、学校に届くのは1月23日以降、
所が、学校現場では、1月17日までに、平日2日間しかない中で、志望校を変更せざるを得ない児童も出てくる中で、
入試要項や、ESAT-J の実施要項すら、
高校現場は、一方で、何も知らされていない。
アチーブメントテストと云って、結局は入試。

内申点にプラスされるなら、それば中学校の教育の範囲で、
入試と言われても、高校現場も混乱する。


杉並区の保護者】
8月の3者面談で、受験の時、必ずこのテストが必要となるので署名を求められた。
入学式にも出ていない。勉強も見られず、小学校から勉強していない。
「みんな受けなければならない」
受けたくない人には書いてもらう書類がある。
「特別措置申請書」何で受けられないのか。
「特別な理由の為、受けられない」との書類を書いた。一校で6名。
あえて受けない。受けても0点、受けなくても0点。

保護者の声】
公立学校に入るのに、公立学校の勉強だけじゃ受けられない。
塾に行きたくてもいけない子も居る。1点が合否を左右する。スタートラインが変わってきてしまう。
都内の全ての子どもが、自分が望んだ教育を受けられるのが、教育委員会の役割では無いか。
これが東京都で導入されてしまえば、全国に波及してしまう。
塾に行かせてあげられなくて、申し訳ない。
親も子どもも辛い。