【大森貝塚発見・発掘145周年】献花式と考古学の父モースと縄文講演会

今から145年前の1877(明治10)年9月16日
大森貝塚を発見・調査したアメリカ人動物学者エドワード・シルベスター・モース博士(Dr. Edward Sylverster Morse)が、
日本で最初の鉄道が新橋〜横浜間に開業した4年後の明治9年、横浜から新橋へ、上陸したモース博士が,招かれた東京帝国大学へ向かうために,
汽車で移動中の汽車の車窓から貝層が露出しているのを見つけたのが、“大森貝塚”。

9月16日に日本人スタッフとともにを発掘した事から、日本に初めて、学問としての考古学を紹介しました。

大田区には【大森貝塚貝墟碑】
品川区立大森貝塚遺跡公園の中には【大森貝塚碑】があります。
発掘調査のために降り立った大森駅のホームには
【日本考古学発祥の地】碑が立っており、
本日は「大森貝塚発見・発掘145周年」を記念して献花式が行われ、私も大森貝塚保存会のメンバーとして参加させて頂きました。

"古いものに命を与えて蘇らせる"考古学

1万年以上続いた縄文時代は、環境との調和がはかられた時代として注目をされている一方で、
教科書の歴史記述が大きく変化し、資料集には載っているが教科書本体から、モースの記述が消えている。と江ノ島モース会の方より伺い、
こども達の学ぶ教科書から日本考古学の偉大な一歩の記述が姿を消したことはとても残念に思います。

私もこれまで、都議会文教委員として歴史文化の保全に取り組み、高輪築堤の保全について、都議会からも意見書の提出を行いました。
毎年この様に、地域の歴史を地域の皆様が主体となって守り伝えていく取り組みが素晴らしく、

大田区・品川区より、文化振興担当の職員さんも参加され、
品川区では、大森貝塚遺跡公園の活用検討委員会において150周年に向け、考古学発祥の地である大森の更なる活性化に向けて取り組んでいるとの事。

大井第1小学校では、毎年4年生が大森貝塚について学び研究発表が行われており、
地元大田区の小学校でも、郷土の歴史教育に積極的に取り組んでほしいと願います。

9月17日(土)午後は入新井集会室にて東京都立大学大学院人文科学研究科教授の山田康弘氏を迎え、【考古学・人類学からみた縄文時代の社会】という講演が開催されまました。

「現在、縄文社会の研究は従来の考古学的な手法だけでなく、人骨を資料とした炭素・窒素同意体分析による食性分析、ストロンチウム同位体分析による人の移動、ゲノム(DNA)解析による遺伝的関係の推定などの研究成果を採用しておこなれているそうです。

この新しく採用されはじめた生物考古学(バイオアーケオロジー)は、日本国内ではエドワード・S・モースの大森貝塚の調査からはじまり、その視点から縄文時代の生活について語られ、とても興味深いです。

9月18、19日は、大森のギャラリークラシックさんにて
【縄文アートライフデザイン展】開催中です!

菊地逸夫氏と薬王寺太一氏による縄文土器や土偶作品は、縄文時代の製作方法を忠実に再現し現代に蘇らせた“暮らしの中に縄文土器を”シリーズの縄文タンブラーや食器は、普段使いで私も愛用しています💕 (大森貝塚ビールと共に、おススメです)https://www.officewill.co.jp/contact_jomon.html



縄文時代の土偶をモチーフにした塚田睦枝さんの編みぐるみの睦堂さんの温もりある作品。

鈴木弥生さんの土偶ビーズアクセサリー、可愛くてマスクチャームにもお気に入りです💕

奧山睦先生のよるAIを使用した仮想縄文画も、古代とAIを融合させた作品の世界観が面白かったです!

今年8月に水害被害に遭遇した東北地方への復興の願いを込めて、私もふるさと大使サポーターをさせて頂いている山形県長井市の地場産品の販売も!美味しい玉こんにゃくやお野菜もぜひお求め下さい♪

1万年以上平和で持続可能な時代が続いた縄文時代から、私たちへのメッセージ。

縄文文化に思いを馳せて、本日はこれより、北杜市へ、縄文トイレと古代建築を実践されている「水の杜ダーチャビレッジ」に親子で伺わせて頂きます!

希望を胸に行動しましょう✨今日も良い日であります様に🌈