大田区聴覚障害者協会
【マイタイムライン講習会】
いつ来るとも知れぬ風水害への備え

本日は大田区障害者総合サポートセンターさぽーとぴあにて、大田区聴覚障害者協会の皆様のマイタイムライン講習会が開催され、

大田区防災危機管理課より、「マイタイムラインとは何か」を伺いながら、命を守る個人ごとの避難計画の策定を確認しました。



私もろう協の皆様と一緒に、「大田区聴覚障害者災害対策委員会」に、東京都手話言語条例策定ワークングチームの委員として参加させて頂くなかで、
福祉避難所の立ち上げや、災害時要配慮者支援名簿における、地域の自治会町会・消防組織との連携など、課題もあります。

台風19号の際には、我が家も多摩川から近く、
地震対応の避難所では、多摩川沿いの小学校には避難できず、風水害時の避難所について、近隣の都立学校や都立施設における、地域との一層の連携も求められ、都議会でも都立学校の避難所解放を求めてきました。

8月20日には【情報伝達訓練】(土)10:00〜10:30
令和4年度 大田区総合防災訓練(風水害編)を実施します❗️ぜひ、ご参加下さい。

東京都手話言語条例を制定した東京都として、
誰もが災害時情報弱者にならない様、
避難所で耳の聞こえない方へ緊急情報をどの様に伝える事ができるか。

避難所における障害に応じた情報伝達の為、一層の合理的配慮の推進に取り組んで参ります!

大田区ろう協の皆様、防災危機管理課の皆様
ありがとうございました。



以下、講演会メモ

大田区では、災害時避難所が91ヶ所

水害時緊急避難場所は89ヶ所

嶺町小学校・多摩川小学校は、多摩川に面しているため、風水害時には使用することができない。

89ヶ所全て開設して、大田区民が避難できる収容人数は、11万人しかない。

行政にも限界がある。



鳥取県、島根県は、大田区と人口は同程度。

大田区版【逃げキッド】





① あなたの住んでいる場所の新水深は?
➡︎ 大田区ハザードマップで確認できます。

② 住んでいる場所の浸水継続時間は?
➡︎ 膝まで浸かる浸水がどれだけ続くのか
大田区ハザードマップ1-2

③ 家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)ですか?
➡︎

避難場所を決める際には、避難経路を考えて、
橋や安全性を考える。


台風19号の際も、地域の特別出張所を思い浮かべる方も居るが、特別出張所は、緊急避難場所に想定されていない。

近くのマンションや企業のビル
都立施設が、地域の避難所との連携ができているかー垂直避難。

浸水していない場合は、避難する必要は無い。
自宅にいた方が良い。

都立施設とも、協定を結んでいるが、
田園調布特別支援学校は、浸水エリアのため使用できない。



◯ 「台風が発生」してから「川の水が氾濫」するまでを知ろう。

浸水エリアに住んでいる方は、川が氾濫するまでの
主な備えが重要です。

◯「台風が発生」してから「川の水が氾濫」するまでの備えを考えよう
➡︎みんなで考えてみましょう

本来であれば、マイタイムラインは、グループワーク形式で、みんなの意見を出し合って、どうするのが良いのか考える事が重要。

令和2年からは、コロナでワークショップ形式での開催ができなかった。

それぞれのマイタイムラインは違って良い。



◯『マイタイムライン』をつくってみよう❗️



警戒レベル3、4、は多摩川の水位を受けて
大田区が発令します。

警戒レベル3(避難判断水域到達(7.6m)➡︎ 高齢者等避難を発令

警戒レベル4(氾濫危険水域到達(8.4m)➡︎避難指示を発令

警戒レベル5の氾濫発生情報の発生時の前には、避難完了

車の避難、ペットの避難も大事。

行政の避難指示を待っている必要は無い。
が、行政は避難レベル3で、避難所を開設する。

不安に思っていたり、高齢者やご家族に避難に時間がかかると思ったら、先に避難する事も、友人知人宅や遠くに避難できる。

ご家庭で話し合い、家族で通ったマイタイムラインは、玄関や台所など、家族で確認できる場所に貼っておく事。

【大田区防災アプリ】ぜひダウンロードしてご活用下さい。


【情報伝達訓練】8月20日(土)10:00〜10:30
令和4年度 大田区総合防災訓練(風水害編)を実施します❗️
ぜひ、ご参加をお願いします。

福祉避難所の開設について
耳の聞こえない方への対応、合理的配慮について。

避難所でのWi-Fi環境について→今後の課題

近くの避難所だけでなく、区内の避難所は一斉に開設されるので、誰でも受け入れている。

地域の自治会町会の方々が中心となって開設されるが、避難者はお客さまでは無い。
避難所の運営については、地域の方も、みんなが担い手という意識を持って、ご協力をお願いします。

「発災時は、すぐに手話通訳の確保は難しいと思うが、ぜひ、耳の聞こえない方への支援について
推進して頂きたい。」
と一色会長より、まとめのご挨拶がありました。