おおた・子どもの生きる力を育てる応援プロジェクト
【子どもの生きる力を育てる】イエナプラン教育とは

本日は、「子どもの生きる力を育てる~親の役割・地域の役割」と題して、日本初のイエナプランスクール認定校「大日向小学校」の長沼豊校長先生をお招きして、保護者向け講演会が開催され、
私も「おおた・子どもの生きる力を育てる応援プロジェクト」のメンバーとして参加させて頂きました。
台風で開催が心配されましたが、ご講演後も会場から熱心な質疑に長沼先生も真摯にお答え頂きありがとうございました!



 現在、東京都議会文教委員として都の教育に携わる中で、コロナ禍で不登校の児童が増加している課題、内閣府の「子ども・若者白書」で公表された調査では、若者の「自己肯定感」が、欧米6か国の比較で日本は最低水準との調査結果があり、
 若い世代(15歳~34歳)の死因トップが自殺という国はG7で日本だけであり、
「子どもの生きる力を育む」こと
子ども達が夢と希望をもって育つことが出来る社会、教育環境の整備は、
政治の最優先課題だと考えます。

【子どもの生きる力を育む】教育とは。親の役割、地域の役割とは

イエナプランを実践されている長沼校長先生より、社会の縮図としての学校の在り方について、お話を頂きました。

社会の中で、同じ年齢の人だけを集めた集団は学校だけ。江戸時代からの寺子屋、藩校も異年齢だった。
明治時代の富国強兵・戦後の生産性向上と共に、効率化された教育の行きつく先が、子ども達の生きづらさに繋がっているのだとしたら。
偏差値教育で優秀な子が、受験や就職のつまずきから、ひきこもり100万人の日本。

異年齢で学び、みんな違って当たり前のインクルーシブな環境の中で、
“一斉授業なし、宿題なし、定期試験なし、部活なし、校則なし”という、いわゆる普通の学校とは全く異なる学校の中で、子ども達がどの様に
自己肯定感と生きる力が育まれるのか



もり愛も、区議会議員時代、子どもの幸福度NO1のオランダのイエナプランに関心を持ち、リヒテル直子さんのお話を伺い2015年の文教委員会の質疑でも、子ども達が自らの可能性を伸ばし、未来を担う子ども達への指導力の向上に向け、質疑をさせて頂きました。

現在都議会文教委員として、都のインクルーシブ教育の推進を訴えて取り組んできました。

一方で、親御さんは、よりきめ細やかなケアを求めて、特別支援教育を希望されるご家庭も多く、公立学校の特別支援学級が定員いっぱいの学校もあります。

第3者から見ると、普通級で大丈夫そうなお子さんが、実はグレーゾーンで生きづらさを感じていて、普通学級の中では、取りこぼされてしまって授業が理解できなかったが、
特別支援学校に転校して「授業がよくわかる様になった」と伺った実例もあり、

私自身、誰もが自分らしく学べるインクルーシブな教育環境を理想に掲げつつ、よりきめ細やかなケアや早期支援が求めてられる事もあり、親御さんや何より、その子にとって、何が最善なのか、より良い教育環境なのか、難しいテーマです。

本日お話を伺った、大日向小学校では、長沼校長先生をはじめ、先生方が本当に挑戦の日々の中で、時間と手間をかけて、生徒一人ひとりに向き合う姿を伺いました。
(中学校では、24名の生徒に対して、教科担任が10名)
先生方のご努力もすごい事だと思いました。

また、イエナプランは、のんびりのびのび自由と言ったイメージとは全く異なり、
「こども自身が、自分で時間割を作る」という事の手間と時間。

こども達自身が、自分を深く見つめて、理解する事で、自分の考え思って行動できる、
自立した人を育てる。

対こどもでは無く、1人の【人】として尊重し合う教育現場の在り方。

戦後高度成長期に、効率化と生産性を求めてきた、現在の画一的な教育の先に、
G7で唯一の若者の自殺が、死因のトップで、自己肯定感も世界最低レベルの日本の現状があるとしたら。

今後、半数以上の仕事がAIにとって変わってしまうと云われる時代だからこそ、一人ひとりが、どのように生きるべきか、

探求と自分との対話と理解を通じて、人が生きる芯を育む教育。

私も都議会でひきこもりの8050問題に直面して、支援をしていますが、ひきこもり100万人の時代。偏差値が高くて優秀でも、生きづらさの中で自立して生きていかれない大人を量産してきた今の社会の歪みを、
救うことができるのは、根っこの教育だと、今日のお話を聞いていて強く感じました。

公教育で何をすべきか
公教育だからこそ、
誰一人取り残さないインクルーシブ教育に、何が出来るか。
日本的なイエナプランとは。多くの宿題を頂きました。
【子どもの生きる力を育む教育】

子ども達を権利の主体として尊重し、誰もが自分らしく生きられる社会の実現に向けて
本日ご参加頂いた地域の皆様と共に、都議会も共に取り組んでいきたいです。

ぜひ、庄嶋さんとも、大日向小学校・中学校を視察に伺わせて頂きたいです❗️

長沼校長先生、今日は、貴重な機会を、本当にありがとうございました!



以下、講演メモより〉



講師 長沼豊校長先生
・日本教育実践研究所所長、
・元学習院大学文学部教授
大手区育ち、山王小学校卒、PTA会長、
・おおた・ふぼれんネットワークアドバイザー
豊島区の「子どもの権利に関する条例」策定にも携わった。
・強化外活動シティズンシップ教育についての研究
・日本特別活動学会前会長、日本部活動学会副会長
・元文部科学省「学習指導要綱作成協力会議」委員 お子さん3人のパパ

6年くらい前から、部活動の在り方について取り組み、部活動の地域移行をどうするか、

【 子育て、生きる力を育む 】子どもの満開の笑顔✨

小学校の4年生、家でゲームばかりしている息子が、運動会で1位をとって、家では見せない満開の笑顔を見る事が出来た。
自信をつけるきっかけ。
こどもが自信をもって物事に取り組める切っ掛けを学校が作ってくれた。

当時はPTA会長として、テントで校長先生の隣にいた。
素晴らしいゴールの瞬間の写真を、お友達の保護者の方が届けてくれた。
⇨ PTA 町会自治会、地域とのつながり。

〇 イエナプランスクールでは
・異年齢でクラスを構成(小1~3,小4~6,中1~3)
過疎地の複式学級のクラス 定員は1学年30人 
3学年の子ども達が、一緒に学んでいる。 

⇨ 異年齢で学ぶ事で、上のお姉さんから学ぶ事、下の子にやさしくしたり思いやりが育つ
⇨ 自己肯定感が下がりにくいのではないか。

違って当たり前。
通常、明治以来同じ学年の子がクラスを創る事が当たり前だった。

イエナプランは、ドイツで始まった「新しい教育」
今はオランダが有名だが、オランダでも全学校の5%くらい。

日本では、大日向小学校と、広島県の2つのみ。
フリースクールや、保育園はあるが、正規の小学校・中学校の場合は、学習指導要綱があるため、学校教育法第1条の学校の条件に当てはまらなくなってしまう。

違って当たり前の教育現場
得意なことがある場合は、小さい学年の子が、大きな学年の子に教えてあげる事もある。
助け合いの精神。

〇 シティズンシップ教育 良い市民を育てる教育
イギリスの学校現場もみて来たが、日本の教育現場で実践することの難しさ。

学校というのは、社会の縮図として存在してほしい。

人は、必ず学校という場を通じて、いずれ社会に出る
学校現場が、社会の縮図として

社会の中で、同じ年齢の子だけを集めているのは、学校だけという、異質な世界。

どんな職場も異年齢。
江戸時代の寺子屋、師範、師匠がいて、弟子に教えて来た。

なぜ、同年齢で区切った方が良いのか。
⇨ 明治以降 富国強兵 寺子屋藩校を辞めて、 明治の近代化の一環として、効率化

戦後の学習指導要綱が定められて、何年生で、何を学ぶのかが、細かく決められている。

同じ年齢の子どもがそろっているから、差が見つけやすい。
年齢が同じ子だけがそろう事で、違いのある子が排除されてしまう環境。

異年齢で学ぶ事で、社会の縮図を創る。
・一斉授業なし、宿題なし、定期試験なし、部活なし、校則なし。(全国で校則なしの学校はうちだけかなぁ)
⇨ 子ども達に数字の通信簿は付けない。文章で。
・午前は自分で週計画を立てて学ぶ
⇨ 何を学ぶか、基本は先生が組み立てて、その中から自由に学ぶ。

一週間、何をやるか、その期間内に終わればいい。分からない事があったら、どんどん聞けばいい。
中学校は教科担任が、その都度教室に入ってきて、子ども達は先生に訊きたいことを聞く。
・午後は探求学習
・対話のサークルを重視
・インクルーシブ
⇨ そもそも、子ども達はインクルーシブ。みんな違うのが当たり前。

その週にやらなければならない事。⇒ 一週間の“仕事”午前中の基礎学習

普通の学校だったら、先生に言われた事だけやっていればよいが、
一週間で達成した事を、常に先生に報告せねばならない。達成できたかどうかを

「イエナプランの学校では、子ども達を大人扱いする学校」子供にとっては、楽じゃない。

特別教育、運動会や学校のイベントは、子ども達が自信をつけるチャンス。

〇 大日向小・中のイエナプランのコンセプト 「20の原則」
・人間について 5個

どんな人も世界にたった一人しかいいない人です。他の人や物によっては取り換える事の出来ないかけがえの無い価値を持っています。

どの人も自分らしく成長していく権利。誰からも影響を受けずに独立していること、自分自身で自分の頭を使って物事について判断する気持ち。創造的な態度、正しいものを求めようとする姿勢。人種や国籍、性別、生れついた社会的背景、宗教・信条、障がいなどによって絶対に左右されるものであってはならない。

どの人も自分らしく成長する為には、他の人々、自然や文化との特別な関係を持っている。

 どの人も、いつも、その人だけに独特のひとまとまりの人格を持った人間として受け入れられ、出来る限りそれに応じて待遇され、話しかけられなければならない。

 どの人も文化の担い手として、また文化の改革者として受け入れられ、出来る限りそれに応じて待遇され、話しかけられなければならない。

⇨学校が社会の縮図として、社会の中で「おかしいと思う事は、おかしいと声を上げられる人間」を育てる。

〇社会について

単に、学校をこういう学校にしていきましょう では無く、
どういう人間・社会になって欲しいのか、
私たちはみな、それぞれの人が持っている、かけがえの無い価値を尊重しあう社会を創っていかねばなりません。

私たちはみな、それぞれの人の固有の性質(アイデンティティ)を伸ばすための場や、そのための刺激が与えられるような社会を創っていかねばなりません。

公正と平和と建設性を高めるという立場から、人と人との間の違いやそれぞれの人が成長したり変化したりしていく事を受け入れる社会を作っていかなくてはなりません。

地球と世界とを大事にし、注意深く見守っていく社会

自然の恵みや文化の恵みを、未来に生きる人たちの為に責任をもって使うような社会

〇 学校について

学びの場(学校)とは、そこに関わっている人たち全てにとって、独立した、しかも共同して作る組織です。社会に対しても影響を与えるものです。
何かを変えられる力、社会をより良くしていくために貢献したい。

学びの場(学校)で働く大人の
子ども達と共に、教員も、こどもと共に移住してきた人もいる。

学校自身も挑戦、学校の先生にとっても、厳しい挑戦。
教えられる内容が、世界の
中3の子ども達は、かなり習熟してきて、尊宅はない。大人も子どもも、遠慮なく、自分の考えを言える。

校長室もない。常に教員室に居て、フラットに話している。
校長先生とも呼ばない「長さん」

今までは、教授と呼ばれ、肩書で仕事をしてきたが、
普段は、ありのままの長さん として。

15 学びの場(学校)では、教育活動は、対話、遊び、

16 子ども達は互いに、学びあったり、助け合ったりすることが出来るように、年齢や発達の程度の違いのある子ども達を慎重に検討して組み合わせ他グループ。

19 こどもの行動や成績について、評価するときには、出来るだけ、それぞれの子どもの成長の過程がどうであるかという観点から、また、それぞれの子ども自身と話し合い行われる。
⇨ 自分が何に頑張ったのか「ポートフォリオ」をプレゼンする。
543で、数字で評価をする事はない。9月と3月の年に2回、その子一人ひとりが、何を頑張って、到達したか、何がもっと必要なのか、評価は必要だが、数字では示さない。

〇 イエナプラン教育のコアクオリティ
「自分自身」との関係 4つ
⇨子ども自身が、自分と対話することの大切さ。
自分は何をすべきだったのか、すべきではなかったのか、1人ひとりを大人扱いして
命令しては指示待ち人間になってしまう。自分の頑張りを自己評価する。
子どもたち自身が、自分自身の事を深く理解する。
自分でカリキュラムを決めて、自分自身が何を学ばねばならないか。振り返り

「他者」との関係
⇨ 子ども達は異年齢グループの中で発達する。
協働、助け合い、それらについてお互いの行動を振り返る事を学ぶ。
子ども達は根幹グループや学校における調和のとれた
誰もが自分らしく、また豊かな生活を経験できるように、自らに責任をもち、 決定に参加する子を学ぶ。
結構厳しい。向いている子向いていない子も居る。けれど、3年あれば変わる。
校則が無いから、問題もない。同質にするから、みんなと違うと問題になる。

「世界」との関係
⇨ 自発的に行動することを学ぶ
キラキラとした理想が掲げてあるが、実現することはとても大変。
自分の周囲との関係を大切にし、


〇 子ども達の1日
・朝の対話 → 教科の練習 →
ランチもバイキング形式(大日向食堂は有料。地域の方も利用することがコロナ前は出来た)
午後は、ワールドオリエンテーション

委員会、部活は無いけど、必修クラブはある。
・帰る前に、1日を振り返っての対話

大田区の道徳公開講座で、新宿小学校にも呼ばれている。

〇 子どもの成長・発達に重要なのは
・他人と比べて 〇〇 ではない。
・助け合う経験
・自立するための支援

同質な子どもの中で、早生まれなだけで、いつも遅れてしまうけれど、インクルーシブではない。3月生まれの子どもに、とにかく大丈夫だから と言い続けた。
得意な事を見つける。

・中2の生徒が課題が終わらなかった→ 1年生の子の質問にずっと付き合っていたら、自分の課題が出来なかった。でも、とても優秀なお子さん。
「終わらなくてもいい。教える事は学ぶ事だから、とてもいい」

自立するための支援
→ 小学校6年生の頃は、最上級生でしっかりしていたが、中1になるとモンモンとしている。

22名の生徒に、10人の先生が教室の中にいる。「なんでこんなに先生がいるんですかー」
教科担任の10人の先生方がいる。

中学校3年生の、受験生が隣で模試の問題を解いているのを、中学校1年生が隣で見ている。
依存の自分と、自立の自分がまぜこぜで、刺激を受けている。
中学校1年生で、もう、どこの高校に進学したいか、刺激を受けていたりする。

教員も、生徒一人ひとりについて、サークルになって話し合う。
とても面白い教育現場

〇 他人と比べて●●ではない という事は、⇨自己内対話 
親が押し付けて、自分の中の対話の機会を奪わない。
令和の時代は、子ども達が社会に出たときに、堂々と自分の言葉で語れるようになっていく。

〇 助け合う経験 ⇨ 他者との関わり
日本人は、案外他者に頼る経験が下手だったりする。「迷惑かけないように」と日本では教えられるが、インドでは「人は誰かに迷惑をかけあう存在だから、助けてもらうように」

〇自立するための支援
自分の住んでいる場所・まち・社会とか、進路とか、進む方向に目を向ける事。
子育て支援と、大人のネットワークを作る事の大切さ。



菅野さん〉昔、外山高校で、有数な先生がたから、刺激を受けて来た。

庄嶋さん〉そもそも、定員30人、希望者はみんな入れるのか、希望者が多い場合はどの様に選ばれているのか。
A, 小学校も30名クラス。3倍くらいの募集が来る。インクルーシブ教育をうたっているので、選別はしないで、抽選。
面接は、全員おこなう。かなり特殊な教育なので、自分でイエナプランにあっているかの確認をさせてもらっている。
中学校は、来年2クラス、60名を目指している。向いているかのお互いに確認。

中川さん〉開校1年目で、4か月 失敗と感じたお話はあるのか、インクルーシブ教育の難しさ。

A, 想定していた1学期にはなっていて、それほど失敗したという事はない。
個別にサポートの必要なお子さんも居る。学習支援員、失敗というより、教室から出て行ってしまうお子さんも居る。支援員の大人がついていった方が良い場合もあるけれど、周りの子どもに行ってもらった方が良い場合もある。そこの見極めがとても難しい。
子どもがうまく声を掛けたら、教室に居続けた子どもも居た。一人ひとりの個性に合わせて、どういった支援が良いのか。

花久さん〉学年で教えるのがうまい子、教わる事が多い子、子どもが自己対話することは、とても難しい事ではないのか。
A, 教える、教わるの関係は、固定ではない。個別支援が必要な子の中には、学びあっている。教えるのがうまい子、先生を目指している子は確かにいる。
自己対話 自己評価できるシートを用意している。〇をつけながら、確認をしていく中で、自分の一週間の振り返りを、言葉にする事で、自己内対話する切っ掛けを
保護者との面接を丁寧に、関係性をつくっている。

学習指導要綱
A 学習指導要綱をもとに教科書が作られていて、各学校がカリキュラム
午前中にやる事は、学習指導要綱で決まっている内容をしっかりやる。
その中で終わらない子は、ワールドオリエンテーションの中で、3年間で学ぶべきことは、しっかりと学び終わる事になっている。

もり愛〉私も都議会で教育に携わる中で、
インクルーシブ教育の推進を訴えていますが、中々進まない現状もあります。
イエナプランに従事する先生には特別なスキルが求められるのか。
コロナ禍で不登校が増えている現状がある。
また、発達障がいのお子さんが増えていて、特別支援指導教室がいっぱいの現状もあります。大日向小学校では、どの様に。

長沼先生〉発達障がい 教室で勉強しなければダメ というくくりはない。
離島の学校で、異学年が混ざって学ぶ。

インクルーシブ 専門く押印、必要がある時に取り出して、その子いあった課題を出して学びを促している。
3人が 取り出した形での支援が必要な場合もある。発達障がいも含めて、広島には発達諸具合クラスがある。教室の中で、一緒に学ぶが、ある時間には取り出して、その子たちのニーズ
コロナの影響、地域の方、地域に根差した学校、大日向の廃校になった学校を買い取って、作られた。

子ども達同士の関係、全国の子ども達、
コロナの影響で不登校となっているお子さんは
大日向小学校ではいない。

大河内さん〉今通っている学校と合わない。
ボーダーくらいのお子さんを抱えているご家庭は、とても悩んでいる。保護者の皆さんの考える学校。その子の個性を大切にしてくれる、その子の考える方向を大事にしてくれる教育現場。
シュタイナー学校を選ぶ方もいる。
出来るだけ子どもを選別しないで、知的にも課題を抱えているお子さん、自閉の強いお子さん、

Å.〉イエナプラン自体が、20の原則の中で、インクルーシブをうたっているので、受け入れているが、本来、公立の学校でも、受け入れの体制を整えていく事が重要だが、
多くのニーズがあり、かなり沢山の方が来たが、難しくて、入ったけれども辞めてしまった方も居た。ミスマッチがあった子どももいるのも事実。
専門的な知識を持った教員の体制を整えていないと、インクルーシブな教育を、どうしていくのか。

誰もが幸せに そして豊かにいきる を建学の精神としているが
イエナプランの学校があっている子も居れば、合わない子もいる。

庄嶋さん〉
こども基本法が国でも今年6月に制定され、それに先立って、昨年3月に東京都では全会派一致で「こども基本条例」を制定しました。
⇨大田区には現在、こどもの権利に関する条例が無い。

共同代表 鈴木さん 権利とはライツ 子どもの命を守るための法整備が足りていない。
東京都においても、こども基本条例の制定に基づいて、子どもの参加、意見表明権の環境をどの様に整えていく事が出来るか。

8月27日には、大田区のこどもの権利条例を考える勉強会を開催します。
地域の未来を築くこども達を育んでいく環境を、地域の皆さまと共に、考えて取り組む機会。
ぜひご参加をお願いします。



長沼豊校長先生、貴重なお話をありがとうございました!