【羽田手話サークル納涼会。
手話言語条例に基づく合理的配慮の行き届いた社会の実現に向けた政策懇談会】
今日は朝から4つのオンライン会議に参加し、夜は羽田手話サークルの皆様の納涼会へ。

日頃からお世話になっている大西さんの美味しいお料理を囲んで、(大西会長の釣り上げた渾身のキハダマグロをご披露頂きました!)
大田区聴覚障害者連盟さまと、和やかに政策懇談の機会を頂きました。





手話は、単なる身振りでは無く、精緻な統語規則と独自の文化を持った言語です。

東京都手話言語条例では、
「手話が独自の文法を持つ一つの言語であるという認識の下、
手話を使用しやすい環境づくりを推進することにより、手話を必要とする者の意思疎通を行う権利が尊重され、安心して生活することができる共生社会を実現する」事を目的として、条例を制定しました。

本日は、先の「大田区聴覚障害者災害対策委員会」でも課題となっている、災害時の避難所における聴覚障害者の支援体制について、
大田区障害福祉課のご担当様とお話をさせて頂きました。
災害時には、「学校避難所に聴覚障害者を支援する担当者が支援にあたる」
との事ですが、実際には、一時避難所から福祉避難所への移動についても当事者の皆様との実施計画が未だない状況があります。

「筆談ボード」が避難所に備蓄されている。との答弁でしたが、
緊急時には、筆談よりも、指差しで意思疎通の出来るコミュニケーション支援ボードが、
せめて必要だとのお声を頂きました。

区議会議員時代にも、様々な障害特性に応じた、防災備蓄の整備を要望し、視覚障害者の為の白杖の備蓄など、当事者の皆様と共に、福祉避難所の整備を行うよう訴えて参りましたが、
6年経った今も、検討中との状況に、都条例と国の情報・コミュニケーション法が出来た今こそ、現場の取り組みを前に進めていく好機だと考えます。

いつくるとも知れぬ首都直下型震災、近年激甚化する風水害対策としても、
災害対策は待ったなしです。

また、2025デフリンピック招致を都議会としても応援しており、
大田区聴覚障害者連盟の一色会長からは、
「家族でアメリカに行った際には、ホテルを聴覚障害者が利用する際には、緊急時を知らせるフラッシュライト等は、標準装備として整備されていた」との事で、条例を制定した東京都として、空の玄関口や公共施設、ホテルや民間施設においてもユニバーサルデザインの中に、聴覚障害者対応は必須です。

大田区聴覚障害者連盟の一色会長、羽田手話サークルの登志子さん・康ちゃん、
渾身のキハダマグロをご披露頂いた大西会長、
貴重なお話と楽しい時間をありがとうございました😊

当事者の皆様と共に、合理的配慮が行き届いた環境整備の推進に取り組んで参ります!





【コミュニケーションボード(西東京市】




【大田区手話言語及び障害者の意思疎通に関する条例】パンフレットより