学校現場でいかにいじめを把握して、早期の対応に繋げることが出来るか、
【いじめ実態アンケート】をテーマに若手市議会議員の会とGoodモチベーションさんを招いて政策懇談会に参加させて頂きました。

学校現場における【いじめ実態アンケート】子ども達の背景を推察できる様な調査でいじめが深刻化する前に何をすべきか

昨日の午前中は、東京若手市議会議員の会政策勉強会。学校現場のいじめ問題に対して、
増加するいじめの認知件数と、旭川のいじめによる凍死事件でも、親御さんが3年間訴え続けて、3年経ってやっと第3者委員会が認めたように、学校現場でのアンケート調査が機能していなかった事例もあり深刻です。

また、大阪のいじめ自死では、
事件後の学校の対応については、同級生へのアンケートや聞き取りから、学校側が「いじめがあったと確認する根拠がない」と遺族に伝えるなど、
現行の教育現場で行われている「いじめ実態アンケート」の設問がかなりダイレクト
いじめられている本人や、いじめている当事者が答える際、本当の実態が見えずらいのではないかー
実は、いじめがあるのではないか、家庭に問題があるのではないか、

行動変容から、子ども達の背景を推察できる様な、アンケートでの聞き方の工夫

・直接的な言葉のいじめ
・肉体的いじめ
・精神的ないじめ所持品的いじめ
・間接的な言葉・精神的いじめ ネットいじめ

学校と家庭での連携、虐待への児童相談所との連携

インターネット空間でのいじめに対する質問が十分ではない。

いじめのアンケートでも、質問されていないので、先生方も把握していない。
どういったコミュニケーションツールを使っているか、

地域社会とのつながり
各学校の地域性によって、学力の高い地区、そうでない地区
非行の多い地域、ひきこもりの多さ、

個々の生徒の学校生活の充実度の理解と把握は、勉学はもとより、人間的成長においてとても重要。
こどもの成長過程と共に、同じ設問を聴き続ける事の大切さ

1年生~6年生
どういった回答分布になっているか、学年ごとのアンケート調査の後の対応に繋げる、分析とフィードアップこそが重要ですが、「現状のアンケートは紙なので、分析が難しい。」という課題を実感します。
現状と課題を伺い、データ分析を行ったうえで、具体的な支援に早期に繋げていく仕組みづくりが求められ、各自治体単位での導入が難しい場合には、東京都として、
「いじめは暴力・犯罪であり、絶対に見過ごさない!」
という、強い意識をもって、教育環境の改善につなげていくための調査としていきたいと感じました。
東京若手市議会議員・本日の勉強会をセッティングして頂き、貴重な機会をありがとうございました。都議会文教委員会でも、引き続き、いじめ問題に取り組んで参ります。





講演メモ〉

SNS、子ども達がどういったツールを使ってコミュニケーションをとっているか。
ネット上のゲームを使ったコミュニケーション等、その中でのいじめ

こどもの実態が分からなければ、いじめの実態が把握することが難しい。

紙でのアンケートを回収した場合、先生方が入力するのか、回収した後の対策にどの様につなげるか。
学校生活で辛い思いをしているのではないか、家庭に課題があるのではないか、
スクールカウンセラーとの橋渡しが求められます。

SNS、オンラインゲームでの外部とのつながりの危険性を伝える事。
保護者に向けて、専門家の後援会

いじめの実態アンケート 
ある程度、子ども達の様子の定点観測が必要。半年に一回、年に2回の調査。

こども・生徒を中心に、学校・教師・保護者・地域社会とより良い連携が出来るように。

「・私はいじめを受けている YES・NO」
「・私は人をいじめている  YES・NO」
⇨ YESにしたら、先生に呼び出されてしまう、と、次から〇を付けずらくなる。
設問が本当にダイレクトで、本当にいじめられている児童が〇を付けられるか?

「いじめアンケート」というタイトルだと、生徒・教師ともに拒否反応もある

「ストレスアンケート」だと、子ども達が学校生活の中で、何にストレスを受けているのか、
家庭でストレスを受けているのか、
子ども達の実態を把握するために有効だと感じます。

直接的な言葉によるストレス、肉体的なストレス、

杉並区議・松本さん〉
こんなアンケートで実態が分からないよね という実態。学校向けの商材として導入は難しいのではという疑問。上から降りてきたら、やるけれど、教師の職業倫理的にはいじめの対応は必要だが、学校組織ではいじめを把握したくないのでは。保護者向けに販売して、保護者が学校に働きかける方が良いのではないか。民間のサービス。
学校側が知りたいかどうかー 知らなかったという事が

いろいろな学校で使っていこう。杉並区の学校の先生と話して、一番大事な事例につながるのではないか。

重大事件が起きる前に、より良いエリアを作るために、必要なのではないか。
(株)電算 西田さん ・リスク

意見交換した先生方も、なんとなく気付いていた。
スクールカウンセラーにつなぐ際の、ツールとして、
今のアンケートよりも使えるよね と思っていただく事が大事。

いじめアンケートに答えても、保護者へのフィードバックはない。

お金をかなり抑えて、先ずは使ってもらう。年間通じても、一回100円とかの負担感。

議会で予算を組む。PTA会費、集めてもコロナで行事もなく返金されるよりは、子ども達にちゃんと対応してほしい。

都議会文教委員会のもり愛です。
ダイレクトすぎて、実態の見えないアンケートの設問については、東京都にも改善を求めたい。
データ分析できる点が、とても良いと感じました。

アンケートの集計はしているが、個人の主観で終わってしまっては、意味が無い、
データ分析をして、
職場でのパワハラ・セクハラ研修 グットモチベーション 

いろいろなアンケートと併用して、本当にいじめを受けてしまっているお子さん
学業成績も落ちてしまっているのか、
学校満足度の高いお子さんは、学力も高い など、データを分析したうえで、
様々な数字が見えてくるのではないか。

モチベーションが高い職員さんは、営業成績もよいなど、企業も実態調査を企業の成長性に繋げている。
江戸川区議会 小林あすかさん〉
PTAがやる、保護者がやるというのも、新しい観点ではないか。
いじめは、いじめを感じている身近な子ども達が関わっている。
加害者側の子ども達が身近だからこそ、聞きに来るかもしれない。
多感な時期であるほど、実態の回答がしづらい。

質問の難しさ。
PTA, 保護者 文字化されると、ハッと気づく。
「最近うちの子、ご飯の量が減った?」「最近部活の話をしなくなったな」
保護者の回答と、子どもの回答の整合性を含めて分析する事。