【備えよ常に!「真実と教訓は現場にあり」防災今日の話題オンライン勉強会】
3月31日20時52分千葉北西部を震源として震度4。大田区では震度3の地震が発生しました。
連日の全国的な地震が、大きな地震の前触れとならぬ様願います。
「備えよ常に!」いざと云う時のタイムラインの作成など、ご家族でぜひ防災についての話し合い、備蓄のご確認をお願いします。



大田区で地域防災力の向上に取り組む阿部さんは、「防災今日の話題」として、
防災の時事問題を毎日メールニュースで発信して問題提起を頂いています。

大田区の区民意識調査でも、最も関心の高いテーマが【防災・危機管理】。
いつ来るともしれぬ首都直下震災への対応は行政の喫緊の課題であり、
小池知事も常に「備えよ常に」の精神で、都議会でも都民の命と暮らしを守る防災対策の拡充について先の予算委員会でも質疑がありました。

先の東北地震の火力発電所の停止とウクライナ危機による電力の逼迫から、
本会議最終日都議会自民党からは
「原発再稼働を国に働きかけるべき」との質疑がありましたが、
頻発する地震に、安全対策が不十分なままの再稼働、3.11の教訓を無にする事は許されません❗️
現にウクライナでは、原発施設が制圧され危険にさらされており、原爆ではなく原発がミサイルに狙われれば、安全保障の点からも、電力の強靭性は、地域分散型が望ましいと考えます。

また、国の水道民営化法案により、水道民営化した宮城県では、断水が1週間続き、水道民営化の問題点が明るみになり、命に直結するインフラである水道は、絶対に民営化すべきではない❗️
と考え
人口減少でもし地方で、水道の維持が難しい場合には、外資が入るのではなく、東京都がコンセッションで地域を支援すべきと小池知事にも訴えて居ます。

コロナ禍で、直接対面でお会いできない中、オンライン講演会と防災政策懇談会に参加させて頂きました。

防災・危機管理のシンクタンク「防災システム研究所」山村武彦所長より、
「真実と教訓は現場にあり」と題した防災講演会、

作曲家の山崎一稔さんより、子ども達と一緒に楽しく防災意識を高める防災動画の紹介、地域防災市民組織、地域防災に取り組む皆様と、
いざという時に、命を守るための地域を、どの様に築いていく事が出来るか、意見交換させて頂きました。

また、日中に地域に居る中学生・高校生を “守る存在”から“地域を守る” 地域防災力として
大田区では、中学校を逃げ込む場所から「災害に立ち向かう」拠点として、地元消防団・消防署と中学校が連携して、防災教育に取り組んでいます。
今後の、子どもと共に、防災・避難所運営の取り組み、「災害時に被害を受けた8割が、災害時要支援者」と云うショッキングな数字。

私も、都議会で災害時用援護者の命を救うための自治体における個別計画の推進、オリパラのレガシーとしての地域ボランティアの定着を質疑し取り組んで参りました。

「真実と教訓は現場にあり!」現場の皆様からの学びを、都民の命と暮らしを守る防災対策に活かして参ります❗️阿部さん・「防災今日の話題」の皆さま、貴重なお話をありがとうございました!


真剣な顔で講演に聞き入って居て、もり愛怖い顔💦



ブレークセッションでは、和やかに地域防災について意見交換させて頂きありがとうございました😊


山村武彦さん〉
防災 危機管理においては、高い目標を掲げるべき
高い目標が、思考の位置エネルギーを大きくする。

大きなエネルギーが、人・組織・社会を動かす

1,死者ゼロを目指す
2,逃げ遅れゼロを目指す
3,炎症火災ゼロを目指す
4,EV長時間閉じ込められゼロを目指す
5,長期間の停電・断水・ガス停止ゼロを目指す
6,通信回線長時間途絶ゼロを目指す
7,居場所のない帰宅困難者ゼロを目指す
8,長期間物流停滞ゼロを目指す
9,災害関連死ゼロを目指す
10,逃げなくてもいい家に住む防災を目指す
3000回を超える防災講演会で、命と支えあう実践防災

もしもに備えて「防災アシスト」 ホームナビゲーション
いざという時に、今何をすべきか 
災害だけではなく、感染症・普段から

亡くなった方の8割が、要支援者 自助・公助・近所の力が一番大切
【近所】の精神 国というコミュニティの機能を補うオルタナティブな組織

近所タクシー、ご近所カード、近所パントリープロジェクト

沼津市 
福島県 防災隣組10則

隣同士が助け合わねばならないのに、蹂躙していいはずがない。

現場を見ているからこその知恵。

高橋さん〉1962年の新潟地震の事をとても思い出した。
近くに、シーツや布で、山の上に「水」と書いて、ヘリコプターの取材から、水が求められているという事を報道した。

当時、給水車が少なく、ホースの水を吸って、自身で一番困るのが断水。
水対策がとても重要。

匂阪さん〉町の湧水が出るところだったので、ポリタンクで運んだことがあった。
水の大切さはとても重要。避難指定

個別計画 西日本豪雨 実際には、個別計画が無かった。
福祉団体と対応して、ケアマネージャーが、身体の不自由な方の
向こう三軒両となり 東京防災隣組の取組が必要

土屋さん〉
熊本で現地に入ったときに、防災の取組、学校の先生方が避難所運営

地域によっては、避難所運営委員会を設置していたが、熊本の場合は、避難所もかなり壊れて、福祉センターが避難所になったが、役所の人がいると「避難所の運営は役所の人がやる」という意識になってしまう。
トレーニングして、地域が自主的に避難所を運営できる取り組みを、平時から持っている事が求められる。

「子ども向けの防災ビデオ」
山崎一稔さん〉実家が茨城 3日間、実家とも連絡が取れなかった。
当時、音楽家として何もできない無力感を感じた。
子ども達が小学校に入ったころから、学校・町会とのつながりに参加して、
町会の防災部に入った。
FM世田谷で、防災番組を企画した。
被災地の状況を伝えたり、支援活動を呼びかける番組を作り、阿部さんと知り合った。

山村先生が、熊本地震の現場から、約2年間、養老院の支援活動を行った。
山梨で、梨がいっぱい落ちている!翌日、港区長に連絡して、梨を買ってもらった。

防災というのは、想定外という事は絶対に言ってはいけない。
その時 何が出来るか。

生き残るための手段を学ばなければいけない。

「防災は、ラジオ体操のようなもの」幼い頃から、事あるごとに繰り返し実践することで
身体にしみこむもの。
知識じゃない。小学校・中学校を起点として、
学校の先生方は、教員家庭の中で、当時は防災のことをしっかりと学んでいなかった。
現場で、学校の先生方と一緒に、生きた防災を学ぶ機会が必要。

「防災は楽しくなきゃダメ!楽しくなきゃ伝わらない。」
生活に組み込んだ防災。

子ども達と、子育て世代のお父さん・お母さんと一緒に、真剣になって、子ども達が生き残る防災について、真剣に考えて頂きたい。
子ども達が、高齢者の手を引いて避難させた経験がある。

子ども達の元気と笑顔が、大人たちを元気にさせる。
子ども達に伝える事が、重要。
政治と切り離せない部分もある。立体してやらないと、すすまない。

動画も、作品ではない・道具としてどんどん活用してほしい。

ブレイクアウトルーム
① 最近嬉しかったこと
② 私にとっての防災とは 。
司会者 3月30日以降に誕生日が早く来る方。

・嬉しかった方 コロナが完治した事。
・自分にとっての防災 阪神大震災の時、学生時代だったが、父が
水道民営化の課題

・土屋信行さん〉フランス・インド、

・久保埜誠一さん〉相模原市在住。地域にどれだけ防災を埋め込むことが出来るか。
通学路1000カ所点検。2022年の新たな道筋。

越尾敏幸さん〉今月、町会で無事です 一家全員の無事を知らせる黄色いタオル
「無事ですタオル」を町会の皆さん全員に配布した。
防災の基本は、顔の見える関係づくりを心掛けて100件ほど回った。10人中3,4名には、趣旨を理解してもらえなかった。説明すると、笑顔になってもらった。

先ず、ケガしたり命を落とさない事が大事。先ず安否確認。
停電になると、玄関チャイムもならない。いざという時には、タオルで安否確認を出しあう。
土屋さん〉マンションに住んでいるが、表札も出ていない家も、防災訓練に出てこない家もある。何とかして、地域の顔がわかる様に、ばーべきゅー
防災訓練は、大抵昼間にやる。参加するのは高齢者のみ

実際に、実践するのは中学生・小学生
若者に防災意識を付与する為に、土日にイベントを開催することが必要。

都立高校にも、防災 子ども達の命を守るためにーではなく、子ども達が、他の人の命を守るために、子ども達が戦力になって、地域の為に何が出来るか。

久保埜さん〉定年退職 

土屋さん〉防災というと、支援という言葉を聞くが、現場でボランティアの方が、いろいろな形で役にたちたいと、全国から支援に集まっていたが、最後に御逢いしたグループでは、
4日間位、来ていたが、現場に出られなかった。多くの方が現場では助けを求めているが、
受援情報、自分たちが被災した時に、どの様に助けを求めていくか。
全国から集まる支援物資を、直接、必要とする避難所に届ける仕組みづくりが求められる。

ろうあの方への取組〉
避難所での情報提供、ろうあ者の方へもわかる情報バリアフリー

ブレイクルーム2】
消防はサバイバル 「僕らの防災ソング・サバイバル」
耳の聞こえない方が住んでいたら、普段から地域の方に耳が聞こえない事を伝えておくことも大切