大田区社会福祉士会「あなたの知らない保護司の世界」

更生支援と福祉の視点を考える

昨日は本会議と会派勉強会を終え、仕事帰りは「大田区社会福祉士会定例会」にオンライン参加させて頂きました。


【保護司の活動】をテーマに、地域での更生支援についてお話を頂きました。

(仕事で途中参加となってしまいましたが)


大田区自立支援協議会の志村さんより、TSネットの取り組みを伺い、

障がい者の方が悪意なく法に触れ、罰せられてしまう課題も以前伺い、


更生支援の対象者=「刑務所から出所した怖い人」では無く、

様々な背景や理由がある故に罪を犯してしまった同じ地域に生きる人を、どの様に支えていくことができるか。


とても大切な課題について、現場で更生支援に取り組む保護司の皆様からお話を伺わせて頂きました。


 一昨年、蒲田で3歳の幼い命が9日間放置されて亡くなった事件でも、お母さん自身が壮絶な虐待を経験した被害者であり、

コロナ禍で孤独な子育てとならない様に、子どもと子育てママを孤立させない支援が行き届いていたら、救えた命ではないかー


私も以前、現場のすぐ近くで子ども食堂を実施していただけに、悔やまれてなりません。


また、刑務所の中の更生プログラムにも、虐待をした加害者に特化した更生プログラムが現状ない事が課題となっています。


こうした加害者が地域に戻ってきた時、地域でどの様に支えていく事が出来るか。

更生支援における福祉との連携の重要性についても学ばせて頂きました。


大田区社会福祉士会の皆様・大田区保護司会の皆様、貴重な機会をありがとうございました。


実際に大田区で福祉の視点で保護司活動をされている志村さんのお話、

そして、蒲田地域で長年PTAや保護司をされている竹越先輩の現場の支援をされてきた経験からのお話

とても重要な活動が、ボランティアという現状に対して、


法務省から言われた地域での薬物防止等

多くの役割が求められており、負担を減らす視点も課題となっていると感じました。

【人間の種類は20 60 20

自然人 可燃人 不燃人がいる。

どうせなら自らやる 「自然人」になろう!】

と云う熱いメッセージもとても良い言葉を頂きました。


大田区保護司会 更生保護サポートセンター

https://otakuhogoshikai.jimdofree.com



東京都 再犯防止の取組み


https://www.tomin-anzen.metro.tokyo.lg.jp/chian/anshinanzen/saihan-boushi/



大田区保護司会 講演会メモ】

2015年生活困窮者の自立支援法ができた。


所管は福祉管理課 児童養護施設、民生員、学習支援。

子どもの貧困対策に、どの様に向き合っていったらよいか。


圧倒的に、子どもを通して、親の支援が求められる。


介護、ヤングケアラー

障がい者の子ども達

介護で仕事を辞めねばならない離職防止


若者世代、晩婚化で、子育てしながら親の介護等の課題において、

官民共同の必要性。

本人だけでは難しい家族の支援を

どの様に地域で支えていく事ができるか。


更生支援〉

悪い人間を正しくする為の支援では無い。

生きる為の支援。

完璧な人間はいない。

生きるために、どの様に対象者と生きるか。


犯罪に至ってしまった原因がある。

中学でずっといじめに遭っていて、我慢して我慢して、反動で怪我をさせてしまう場合も罪になってしまう。


親が、子どもは悪くない。友達が悪い。


家に居場所のない子ども。


加害者を見るのが保護司だが、

被害者支援も


日本の平均は3万円くらい。

(アメリカだと30万円くらい)

時給換算だととても低い。

刑務所の中に必要なものを買うためにも

お金も無い。

出所してもすぐに生活に困窮してしまう。


就労支援

協力雇用主を増やしていく。


犯罪自体を防止させるための啓蒙活動


学校担当保護司を作って

65年生に、犯罪を起こさない啓発


社会を明るくする運動


保護司の人数が減っている。定数210名に

現在120名しか無い。


任命しても辞めてしまう方もいる、なりてがいない。

定年が75


どの組織も戦後にできている。

戦後70年経って、どんな団体も制度疲労を起こしてきている。


「最近の若い人は」

時代が変わっている中で、制度自体が変わっていない。

ボランティア活動 使命感・達成感

保護司会の会の活動についても、


法務省から言われた

地域での薬物防止、本来は、法務省


負担を減らす視点も必要。

みんな忙しい中で、担い手がなかなか居ない。