【児童虐待防止イベント
「新しい虐待防止策」】
虐待サバイバーと市民・議会が共に新しい虐待対策を話し合うイベントに、大田区の方が市民ボランティアで参加されており、議会の立場で参加させて頂きました。
昨年は、厚生委員会で
『東京都こども基本条例』の制定に、携わり、我が会派の修正案から「こどもの権利擁護」「こどもの意見表明権」を盛り込むことが出来ました。
また、明石市の虐待対策・子育て支援を視察させて頂き、【養育費を払っている割合がわずか2割】という現状が、こどもの貧困の背景にあるひとり親の貧困につながっており、東京都に強く要望し、「養育費の不払いに、東京都が保証会社の取り立て・回収」費用を助成する制度を実現しました!
↑しかし、包括補助で東京都で実現しても、区が事業化せねば届かない現状があり、現在都内8区4市に留まっています!(←大田区は事業化していません😢)
区議会の皆様には、ぜひ各区市での取り組みをお願いします!

虐待サバイバーの方から、胸をえぐられる様な壮絶な虐待経験談を伺いました。
絶望した末の自殺未遂。
精神障害―心を粉々に 頑張ったら報われると、頑張ると再発してしまう。
虐待の後遺症に、30年苛まれている。

「全ての子ども達の命が尊ばれ、子ども達が夢と希望を持てる社会を築きたい」
私が区議会議員を志した時から、一貫して最優先の政治課題です。

少子化が叫ばれ、未来の宝である子ども達が、コロナ禍の中増える虐待と、自ら命を絶つ子ども達。
10代の死因で最も多い自殺。

虐待に至る前の、子育て家庭の小さなSOSを見逃さない支援こそ、大事だと、ずっと
子育て支援の充実、産前産後ケアの拡充に取り組み、東京都でも実現してきました。
蒲田でも、子育て家庭によりそう居場所づくりを願い、子ども食堂の運営に携わり、
東京都でも、子ども食堂の財政支援を実現しました。

けれども、届かなかった支援。昨年のコロナ禍で、蒲田の子ども食堂から徒歩3分の場所で蒲田で3歳のお子さんが亡くなった際、
こんなに近くに居たのに救えなかったことに、涙が止まりませんでした。

声なき声 行政に届かないSOSに、どの様に手を差し伸べる事が出来るのか。

虐待サバイバーの当事者のお声を聞く事、けれども、それを語る作業は、
当事者の心を、再び 傷を開く作業になるのではないかー辛い痛みを伴う行為を強いる事になるのではないかー
それがとても心配で、このイベント事体への不安もあり、あえて、その事を当事者の方にお聞きする事が出来ました。

「話すことで、救われた思いがした。」「じっと聞いてくれてありがとう」と話してくださいました。

児童福祉・教育、そして心理職の方々に聞いて頂きたいお話でした。
福祉・教育の現場に携わる人材、児童相談所の職員、カウンセラーが、虐待当事者の声を聞き痛みの研修は必要だと考えます。

東京都でも、子どもの権利・子ども条例を策定した中で、子ども自身が、子どもの権利についてしっかりと学ぶ機会が必要。
先日の教育庁の事務事業質疑でも、「こどもの権利」をて学ぶ機会について質疑がありました。

また、大田区にも父子手帳があります。
父親の子育て参画の意識を育て、お父さんが子どもの権利について学ぶものへと、議会でも提案していきたいです。

以下、本日のシンポジウムより〉
『子ども虐待はなくせる』今一生さん

報告された虐待数は、この30年で200倍に増えた。

虐待の相談件数を減らせなかった
①児童相談所などの箱モノや職員を増やしてきた
②虐待通報ダイヤル189の普及ばかりに投資してきた
③親に子どもを虐待させない仕組みを構築してこられなかった。

一次保護所から8割の子どもが施設へ 2割が里親等、
⇨ 児童養護施設での性的暴行
児童養護施設での施設内虐待は、年々増えている現状がある。
「被措置児童等虐待」の報告実態。
高校生のほとんどが大学進学しているのに、施設で育った子どもの大学進学率は18%

保護されたのは、相談全体の約16%
児相に保護されても、
民事裁判で訴える権利を持っているが、

児童相談所に寄せられた虐待相談の相談経路
役所関係が66%
10年以上、189の啓発を行っても、地域からの通報は増えていない。

・実際に虐待された当事者の声を聞く

さんざん虐待された後で保護する政策 ではなく

そもそも、子どもを虐待させない政策が必要
成年に達しないものは、父母の親権に服する(民法第818条第1項)
日本の法律は、法律上奴隷と同じ

親権の乱用が問われている
① 親権を乱用する親を、遠ざける権利が必要
「こどもの権利」を分かっていない親が多すぎる

②こどもが自分の権利を知らない子ども
「児童の権利」について、学校教育で教える事が重要

高校生もあるとアルバイトでも集住を得ることが出来る。虐待親が金銭を取る

これまでの政府の虐待防止策の結果
⇨ この30年間、一度も減らせずに200倍に増えた
日本では、年間350人の虐待死の可能性 国集計の3倍
若者の死因の1位は 自殺 という問題。

乳幼児から8歳、『父子手帳を発行し、子どもの権利・親権者の責任・子ども虐待とは何か
子育ての基礎知識について学ぶ機会が必要。

親権者とは、子どもを安全安心に保護できなければ、
⇨ 親権者責任能力判定テスト
・心身の病気やけがなどで治療を要する親
・障害・貧困などで子育て支援を要する親
・親権の法的責任を学ばず教育を要する親

チルドレンファースト
子どもの親が分からない場合には、父親を捜して責任を負わせる法整備も必要

「日本一醜い親への手紙」そんな親なら捨てちゃえば?
親にされて嫌な事を、きちんと伝えられる機会が必要。
児童福祉は厚労省、と、管轄の縦割りで、学校現場で取り入れられていなかった。
「学校現場において、しっかりと子どもを守る仕組み」局横断的に

子ども向けの、自分の進路を自分で切り開く「起業塾」
起業を学ぶ・高校生起業家、小中学生、12歳で社長になる子ども。
日本政策金融公庫で、高校生ビジネスプラングランプリ

子どもの権利条約にもとづいた、法整備が行われてこなかった

①生きる権利
②育つ権利
③守られる権利
④参加する権利

不安と恐怖しか与えない親、子どもを支配する親から引き離すことが必要なのに
日本は親権が強すぎて、危険な親から引き離すことが出来ない。

提案】短期民間擁護者制度
被虐待児を発見→ 役所へ連絡、発見者の身元を確認
自宅へ緊急保護→24時間以内に児童相談所から事業委託
72時間以内の保護→ 親権者が警察に訴えても逮捕されない
子どもを役所に登録髄 虐待通報の8割以上が通報されていない
保護中に家庭裁判所で親権制度

ラスボスは、父母2人だけに子育ての責任を負わせている親権にある!
子どもを大事にする文化がそもそもない日本の親権
→ 社会全体で育ちあう
沈没家族 子育ての担い手を増やす、子ども自身にえらず
親の視点ではなく、子どもの視点で、
民法上、子どもに親の面倒を見るような民法は改正すべき

警察庁の発表
未成年の行方不明者(家出人)届け出受理数1万7,634人
そのうち、犯罪被害にあったのは313人

家出して犯罪の被害にあった確率 0.017%

政府の調査では性的虐待の割合は高くはないが、
実態調査で生の声を聞くと、3割が性的虐待を受けている。
進学・日常生活を続けるために、必死に生きようとして声を殺している。
当事者自身が、本当に何が必要だったのか、当事者自身の声を聞く事。
こども虐待防止策イベント
・親から虐待された当事者が被害を語る
・虐待の基礎知識を学ぶ(統計と関連法)
・被害者・政治家・有権者が防止策を議論する
有識者の声だけでは、生の声ではない。政策的に変えていかねば、虐待は無くならない。

「子ども家庭庁」という名称について、「子ども庁」にして欲しい。
被虐児にとって、家庭は地獄だった。子どもファーストで、家庭は二の次

もともと、子ども家庭庁は、民主党が提案したが、子ども当事者・虐待サバイバーの声で名称が変わった。
都議会・都民ファーストの会でも、実際に虐待サバイバーの方に参加して頂き、
勉強会が開催された。

これまで、行政の施策では、こどもの命を救えなかった。
→ 子育て相談が深刻な虐待を防げない背景
A)まだ虐待はしていないが、してしまう不安がある親
→ アズママの民間による一時預かりサービス
B)既に何度か虐待したが、辞めたいと思っている親
→ 虐待なんかやめたいのに、自分はダメな親と自分を責める。
子育てが上手な方から責められたくない。ちゃんとしている人に引け目。
相談を必要とする人から、
→ 過去に虐待していた「元ダメ親」本名を出さないハンドルネームで、ピアサポート
24時間体制で、相談に応じる。被害当事者、加害当事者から、同じ立場での相談
虐待を受けてきた当事者の将来の希望を
C)日常的に虐待しているため、発覚を恐れている親
→ 外面がとても良いので、見つかりづらい。地域の責任者だったりする。
公的支援を断る親、
(茨城県 虐待リスクチェックリスト)
心愛さん 「虐待すればストレスが解消される」
→ C層の親は、治療が必要 虐待が快楽になっている

D)自分の老後迄、延々と子どもを奴隷化したい親
→C層の様に殺さない。成人年齢を超えてから、生活費を運ばせ、介護をさせる。
「俺はもっと親から酷い扱いをうけた」「親の面倒を見る為にお前を生んで育てた」
親を扶養介護する義務を負う。

【虐待防止法を考えるとき、虐待された当事者の声を抜きに勝手に決めないで欲しい】

こどもが自分の権利を知らない子ども
「児童の権利」について、学校教育で教える事が重要
虐待は、大人になっても自分を責め続ける時限爆弾をこどもに植え付ける行為
・身体的虐待
・ネグレクト
・心理的虐待(面前DV)目の前でDVを見せた行為も虐待
・性的虐待 こどもが性の意味を知ると、そもそも相談すら出来ない。
⇨経済的虐待 日常生活に必要な金銭を渡さない・使わせない・財産を無断で処理する

⭐︎世帯給付の問題点❗️
子ども手当、10万円の給付金も、こども本人には行かない。

⇨文化的虐待 親が精神病・過激な政治思想、宗教2世問題 毒親
⇨教育虐待
⇨ヤングケアラ―問題 大人の代わりをさせられているのも虐待なのでは

もり愛が実現したい「新しい児童虐待防止政策」
〇 虐待を受けた子どもの心のケアと虐待親の更生プログラムを必須とする事
子ども達の心の傷に自己負担なしで、トラウマのケアを年齢を問わずが必要

〇 社会的養護を卒業した子ども達のその後の調査
社会的養護を卒業後も、社会的に自立するまでの伴走的な自立支援が必要

〇 こども自身の意見表明権が、いたるところで保証される
当事者によるピア相談とアドボケイトの徹底

もり愛〉虐待を受けた当事者の声を聞く事は、非常に重要だけれど、その行為が、自身の心の傷をえぐるような事にならないかと心配する。
福祉・教育の現場に携わる人材、児童相談所の職員、カウンセラーが、虐待当事者の声を聞き痛みの研修は必要。

東京都でも、子どもの権利・子ども条例を策定した中で、子ども自身が、子どもの権利についてしっかりと学ぶ機会が必要。
大田区にも父子手帳がある、父親の意識を変え、お父さんが子どもの権利について学ぶものへと、都でも提案していきたい。