今朝は会派を代表し【東京都港湾審議会】に出席させて頂きました。
 海洋国家日本の首都・東京港の今後20年の未来像について、現在長期計画の策定が進められております。港湾機能の強化と共に、持続可能な社会を築く環境の視点、首都直下型震災への備えDXを活用した高潮対策、観光・水辺のまちづくりと、これまで自治体で感じていた地域の課題意識も交えて、意見を述べさせて頂きました。

工藤会長からは、20年の長期構想を作るにあたり、日本の人口減少を見据え、港湾計画に持続可能なPDCAを回して行く事が出来るか、DXの推進と環境・SDGsという新たな視点が盛り込んだ意気込みを伺いました。

◎物流:世界とつながるリーディングポート
◎防災・維持管理:信頼をつなぐレジリエントポート
◎環境:未来へつなぐグリーンポート
◎観光・水辺のまちづくり:賑わいをつなぐゲートウェイ

今後、「長期構想の中間のとりまとめ」に関するパブリックコメントが行われます。
出来るだけ多くの都民の皆様からぜひご意見をお寄せ下さい!
都民の皆様と共に、より良い東京湾の未来像を実現するための長期計画となる事を願っております。


大田区選出の東京都議会議員もり愛です。
東京湾第9次改定港湾計画に向けた長期構想を取りまとめて頂き、意見を述べさせて頂きます。

 この様に港湾に関わる多くのステイクホルダーの皆様と、東京湾の未来像を描き、
実現していく為の大変重要な視点が数多く盛り込んで頂き、素晴らしいと考えます。

海洋国家日本の首都 東京の物流拠点としての港湾機能の強化はもちろん重要ですが、
先ほど、黒川委員からもご発言があったように、多くの都民の皆様に、東京の港・港湾の重要性と舟運を身近に感じて頂く機会は大切だと思います。
私事で恐縮ですが、私は横浜で生まれ育ち「開港祭」は小・中学校は休校となり、港の誕生日を自治体を挙げてお祝いしておりました。
 産業港として発展した東京湾ですが、ぜひ東京国際クルーズターミナルの完成もあり、港まつりも開催されておりますが、多くの都民・子ども達が港や舟運に親しみ、東京湾について関心を持って頂く機会として、ソフト面での取り組みもお願いいたします。

 観光・水辺のまちづくりについて我が会派からも要望して参りました。
東京国際クルーズターミナルの完成を機に、一層の舟運による回遊性の向上に向けては、ぜひ羽田国際空港に来た国内外の方が、舟運で海からの東京湾の眺望を楽しんでいただける様な、羽田と海の森など、東京湾を結ぶ舟運事業の推進に向けて、身近な船着き場の活用も求められると考えます。

湾と運河・河川は局が異なりますが、局横断的に、点ではなく面でとらえてウォーターフロント・臨海部と自治体の防災桟橋の活用等、災害時には物資の供給等防災船着き場の活用が期待されますが、都民の観光・交通手段として舟運の活用が期待されます。
その際に、都内では夢の島マリーナもすでにいっぱいで、係留施設の充実が求められます。
地元大田区にも長年暫定係留所がありますが、恒久施設整備を求める声も聞かれます。
プレジャーボートの係留施設の拡充も併せて要望いたします。

 先日COP26が閉幕を致し、環境エネルギーの可能性と言った視点におきましても、計画に盛り込んでいただいており、計画にも2050年ゼロエミッション東京の達成に向けた計画を評価致します。東京湾は大きな可能性を有していると考えます。

加えて、洋上風力発電、また、波の力を利用した波力発電も近年注目をされております。
豊かな臨海部を有する東京都として、ぜひそうした次世代の再生可能エネルギーについても、調査研究を行い、都内の中小企業の技術力とも連携しながら世界をリードして頂きたいと願います。
また、自動車分野のEV化はかなり進んでおり、船舶のEV化の推進にも、都が旗振り役となって問い組んで頂くこと、
豊かな海洋環境の創出に向けては、深刻なマイクロプラスチック対策、絶滅危惧種のコアジサシ等が飛来する等、貴重な干潟は豊かな生物多様性の宝庫となっており、干潟の保全は大変重要です。自治体と連携しながら取り組んで頂きたいと要望します。
ありがとうございました。