【映画Workers〜被災地に起つ@キネカ大森】
違いと弱さを認め合い共に生きる新しい資本主義の可能性

ワーカーズコープさんの被災地での仕事起こしを描いた映画『映画Workers〜被災地に起つ』
生きる事・はたらく事
コロナ禍は、社会の歪みを明らかにし、広がる格差、非正規雇用・ひとり親家庭の貧困が顕著な中、国においても分配の好循環による「新しい資本主義」が求められ、「共に仕事を起こしていく」と云う働き方が提唱するのは、
利潤の追及では無く“分かち合いの新しい資本主義”の在り方なのではないかーと問いかける。

協働労働と云う新しい働き方。

被災地での、1人の困り事から、
地域のニーズの担い手として仕事を起こして行くこと。
雇う・雇われるではなく、一人ひとりが共同経営者として、経営にも参画していく働き方。
私も区議会議員時代から、法制化の必要性を共に訴え、ついに国において「労働者協働組合法」として法制化され、来年10月より施行されます。

映画では、被災地での仕事起こしを通じたコミュニティの再生、限界集落の人々と共に、ゼロから林業に挑戦して仕事を起こして行く若者の姿。

障がい児のお母さん達が、放課後ディサービスを立ち上げ、地域の人達と共に
「人の役に立ち感謝される喜び」働く事と生きる喜びー障がいのある少年のピアノの音色に、胸が熱くなりました。

働くとはー生きるとはー。

とても暖かなドキュメンタリー映画でした。

「Workers 被災地に起つ@キネカ大森」で上映中です。特別前売り券もございますので、ぜひもり愛までご連絡下さい。

先日は、上映後、森監督のトークショーに参加させて頂きました。


森戸監督〉
違いと弱さを認め合い

東日本大震災から10年、コロナ禍
日本社会のこれから

私たちは、戦後ー震災ーコロナ
時代の中で、私たちはどの様に生きるかー

斎藤幸平さん『人新生の資本論』

気候変動
これから20年後、人類がこのまま存続できるかどうかの瀬戸際

脱成長 コミュニズム

高度成長時代
バブル、浮かれた世の中

大槌町、被爆された様な99%の家が失われ
1300名もの方が亡くなった

水産加工の町「ねまれや」
人と人とを結びつける場所


協働労働の職場ー
みんなで納得して、共に仕事をおこしていく。
持続的に、自分たちで運営に参画していく働き方。

29日18:00 
前作のワーカーズを事務所で無料上映を行う。


ワーカーズコープの働き方が、国でも法制化され
来年の10月1日から、施行される。

監督〉10年前に撮った墨田区の映画

10年前の立花児童館

児童館の利用者が、今 職員になっていた。
当時の利用者が、大人になっても関わっている。

子ども食堂に地域の割烹料理屋さん、40団体くらいが、関わり合っている。

地域のためになる仕事を、どうやって起こしていくか。

もっとも大変な人々が、そこから抜け出せない中で、新しい働き方

もがいて、何とか、みんなと一緒に解決していこうという踠き(もがき)。
世の中を変えていくワーカーズコープの可能性

国においても、【新しい資本主義】の在り方が求められ、
菅首相の【自助】から岸田新総理の【分配の好循環】に期待をしましたが、
所信表明演説で岸田新総理が訴えられた
「成長無くして分配なし」は結局はアベノミクスそのもの。
トリクルダウンは起こらず、格差は拡大した。

人口減少社会の中でかつての高度成長はもはやノスタルジーだ。
政治の役割は再分配を機能させ
誰一人取り残さない社会を築く事。