【9月16日は大森貝塚発見・発掘144周年】子ども達に地域の歴史文化の継承を!

9月16日は日本考古学の父エドワード・モース博士が大森貝塚を発見した日です。
大森貝塚保存会を中心として大森貝塚と貝墟碑、大森駅構内の記念碑に毎年献花式が行われます。

今年はコロナ禍の為、例年の式典は行われませんでしたが、大森貝塚保存会のメンバーとして大森貝塚皆様と献花に参加させて頂きました。

北海道新聞からも取材が入り、全国的に縄文遺跡に光が当たる昨今。

"古いものに命を与えて蘇らせる"考古学

【暮らしの中に縄文土器を】
大森貝塚保存会のメンバーでもあるWillさんで
縄文タンブラーがリリースされました♪
大森貝塚ビールと共に、いただくのが楽しみです💕

1万年続いた縄文時代は、環境との調和がはかられた時代として注目をされている一方で、
教科書の歴史記述が大きく変化し、資料集には載っているが教科書本体から、モースの記述が消えている。と江ノ島モース会の方より伺い、
こども達の学ぶ教科書から日本考古学の偉大な一歩の記述が姿を消したことはとても残念に思います。

アメリカの東アジア研究のシンクタンクであったピーボディーエセックス博物館。
日本考古学の父エドワード・モース博士が大森貝塚を発見・発掘してから144周年。

私が生まれた1977年に100周年を記念してレリーフと、碑への通路が整備されたとの事。

大森NTTビルの横から、大田区側には【大森貝墟碑】があり、
品川区側には、【大森貝塚碑】のある「大森貝塚公園」と品川区歴史博物館が整備され
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/annai/annai.html

現在は、地域住民参加のもとで、貝塚公園をもっと地域の魅力を高める為の公園活用について話し合われていると伺いました。

地域の歴史を次の世代に受け継いで行くことは、とても大切なことです。

千葉県の加曽利貝塚では、地域市民が史跡の重要性を訴えて特別史跡に認定されており、

大田区においても、44年前の100周年の際には大森貝塚保存会でモースの調査書がまとめられ、

市民の皆さんの努力により、守り継がれていますが、
大森貝塚保存会の保存活動も次の世代に伝えてゆくには地域の学校との連携は欠かせません。

品川区は、郷土の歴史教育に力を入れており、
大田区には、「大森貝墟碑」があり、馬込文士村があり、もっと歴史と文化に光を当てたまちづくりに取り組んで欲しい!
せっかく地元に、歴史的な史跡がありながら、山王小学校との連携が乏しいのは、とてももったいないと感じます。

「考古学は、古いものに命を与えて蘇らせる」
こども達が地域の歴史を学ぶ事はとても重要です。

ぜひ次の世代に地域の歴史的史跡を伝えていきたいです。