【科学的知見が政治に歪められ隠されたた真実】8月9日長崎に原爆が投下されてから76年
NHKスペシャル『原発初動調査』を見ました。


「政治により人道が押し切られた」とは何事か

76年前。広島と長崎で、アメリカによって行われた「原爆の被害と効果」に関する大規模な調査。残量放射線。人体への影響。なぜ真実は隠されたのか?
(再放送は11日夜11:30 総合)

人が人として見られていない恐ろしさ
長年、一般の日本人に対して人体実験が行われていたと言う、恐ろしい事実。戦争の本質。

「残留放射線」の研究が進んでいないのは、戦後GHQにより日本の放射線の研究が阻害されたからに他ならない。

政治によって歪められた科学的知見
残留放射線の問題から目を逸らし続けた結果、
戦後も繰り返される 放射線による被害

ビキニ環礁 第五福竜丸
スリーマイル島 原発事故
1986年チェルノブイリ原発事故は、小学生時代の私も大きな衝撃を受けました。
小学校6年生の頃の私が書いた学校新聞にも
「なぜ小学6年生でも原発の危険性が分かるのに大人はやめないのか」と
今と同じ事が書いてあり、実家の掃除をしてびっくりした事が思い出されます。

幼稚園時代は絵本の『キュリー夫人の伝記』を読み幼少期から原子力への関心が強く
幼少期から「世界の原爆・原発を無くしたい」と願い、

全く政治に関心のない母で、ニュースよりも映画が好きな母でしたが、
父は夕食の時はニュース(か野球)と云う家庭でしたので、子どもの頃からニュースと政治に関心の強い子どもでした。

原子炉から出た大量の放射性物質により9000人以上の死と公表されるも、
当時 ロシアによる原発事故初動調査は、

連戦下の原爆推進の政治判断のもとに、放射性物質の危険性が過小評価された。


広島の被害の凄まじさを、当時ロシアも原爆初動調査に当たり、原爆被害の甚大さが手帳に残されているにも関わらず、
政府の調査結果は全く別のものであった。

帰国から4年後 脱毛し膵臓癌で亡くなった。
被曝地での調査が原因だと思われるが、

政府の調査結果は、スターリンが原爆を恐れていない政治方針によるもの。

科学が政治に左右される状況は今も変わっていない。

ストロンチウムの数値など
全て恣意的に決まっていた。

アメリカとソ連が否定する残留放射線の課題に
日本はどの様に向き合ってきたのか。

「黒い雨」による国の責任を否定し続けた

先月、「黒い雨」被害を訴えて

黒い雨に打たれた姉を全身癌で失った。


アメリカの各戦略と残留放射

アメリカは中国との覇権争い

小型核兵器の配備
「地中ではなく空中で爆発させれば、残留放射線の影響はほとんどない」
76年前と変わらぬ見解


76年前 残留放射線の影響を調査結果としてまざまざと実感しながら


「想像を超える惨状以外の何者でもない」
医師の専門性。科学者も共犯者にさせられた。


「核の恐ろしさを分かっていない」


長崎県西山地区 亡くなってから54年

原因不明の病と言われてー
今の医学ではどうしようもできない。



原爆初動調査で分かった真実がなぜ明らかにされなかったのか。痛みは放置され続けるのか

被曝地からの訴え

今年7月14日“黒い雨”訴訟 国は上告せず
原告側の全面勝訴となりましたが、

長崎県においても、国の責任を認め
広島と同じ対応がなされる事を願います。

そして、福島県においても、東京都のエネルギーを作って頂いていた事を決して忘れず、未だに故郷を奪われている現状を風化させてはならない。
放射性物質の内部被曝の研究も含め廃炉までの長い道のりを、都は共に歩んでいく事が求められると考えます。

エネルギー政策・国の安全保障と、核兵器と原発の問題は国における重要な課題だが、
【政治的判断に科学的知見が歪められる事があってはならない】事は、コロナ対策にも通じる。
基礎自治体は、最前線で住民の命を守る立場からも、情報公開を求め、人道・人命最優先の政治が行われるよう求めていかねばならない。