【こどもの集団遊びと実技研修会】先日はおとな&こどもほっとネット主催の遊びをテーマにした勉強会が開催されました。

【こどもは遊びを通じて育つ!】すべての力は遊び体験からー
大自然の中でキャンプをする事によって、「3泊4日の体験の中で子どもは大きく成長してくる」大田区のふぼれんネットワークを創設して長年子ども達の成長を見てきた菅野さんが、毎年絶賛する「アルプス子ども会」のキャンプ。

「子どもの集団遊びと実践研究」をテーマに、アルプス子ども会の桜井翠代表より、
アルプス子ども会の歩みとこれまでの活動から、子ども達の成長にとっての遊びの大切さを、実際のキャンプの事例を交えてお話しいただき、参加者の皆さんと、
「子どもがどの様に育って欲しいか」意見交換をさせて頂きました。

コロナ禍で、子どもが子どもらしく思い切り遊ぶ機会が限られているのではないかー

1年に及ぶ自粛の中でも、出来るだけ密をさけて、自然の中でのびのびと
コロナ禍で、あっても、子ども達の遊びと学びをとめてはならない!と活動してきました。

学校現場では、オンライン授業の環境整備も、一人一台端末の早期整備が実現しましたが、
オンラインに置き換えられないのはこどもの遊びです。

私は横浜生まれですが、父の出張で茨城の自然の中で育った幼少期。
小学校は横浜でしたが、市街地調整区域で家の周りは森の様な環境だったので、
お花畑を思い切り走り回った思い出や、木登りが好きで、家の裏の森で、気に引っ掛けて洋服をやぶいて帰って母に怒られたり。
タケノコは、春になると家の側にいくらでも生えていたので、買うものだと思っていませんでしたw
そういった、野生児として育ったもり愛なので、都市に暮らす子ども達にも、出来るだけ自然を感じながら育って欲しい!

「まちに森ひとに愛」のキャッチコピーの中には、緑いっぱいの都市を築きたい。
未来を担う子ども達に、緑あふれる環境都市を築き、愛にあふれた社会であってほしいという願いが込められています。

桜井代表の、キャンプにおいて、「こどもの力を常にあてにする」という言葉。
「乳幼児の力も、小学生のちからも、子ども達自身が力を発揮できる場なんだという事を実感して欲しい。」
「投票率の低さが懸念をされるが、
自分の身近な範囲で、共同して乗り越える力を実感した子どもの生きるちから
社会を変える力になって欲しい」

「子どもの意見を聴く、こどもの意見をひきだす。
民主的な、子ども達の話し合いの力を引き出す」という、活動方針を伺い、

キャンプで、多くの子ども達との集団行動の中から、子ども達が、与えられる学びではなく、
子ども自身で考え、それを伝え合い、話し合いの中から自分たちで答えを見つけ出す事、
子ども同士のコミュニケーションを通じて、自然の中で困難を感じても、どうしたら乗り越えられるのかを実感する機会。
それは、都市の生活の中では味わえない、とても濃い時間を過ごすのだと実感しました。

【どんな子どもに育って欲しいか】
・人生をたのしめる子どもに育って欲しい。
・お友達に思いやりを持って、相手の気持ちがわかる子に育って欲しい。
・生きる力、困難に直面しても、ひとりひとり受け止め方はちがう。困難を乗り越えられる、諦めない心、折れない心をもって育って欲しい。

たくましい とは何か。

男の子を育てているお母さんから、「たくましく育って欲しいけれど、人を蹴落とすような子にはなって欲しくない。難しい。「といった声もありました。

「強くないと、人にやさしくなれない」 という声も、

自分の意見を伝えるのが苦手な子、自分の意見をついつい押し付けてしまいがちな子

みんな違って、みんないい。だからこそ、じっくりみんなの意見を聴いて、考えて、
話し合う事の大切さ、そこには、民主主義の教育そのものの姿を感じました。

今回、東京都でこども基本条例をつくるにあたって、自公の原案では不十分であると、
都民ファーストの会は、「子どもの権利」「子どもの権利の救済」「見直し条項」を明記した修正案を提出して、全会一致で可決しました。
その際、子どもが子どもらしく、「ありのままでいられる権利」と、「こどもが遊ぶ権利」も盛り込みたいと提案しました。
本来は、条例策定に当たり、こども本人の声を盛り込むべきだと考え、3年毎の見直し条項の中に、こどもの声を聞く事も明記しました。
今回の条例をテコとして、東京の子ども達が権利の主体として、全ての命が尊重され、子ども自身の意見が、社会に反映される仕組みを作っていかねばと考えます。

報告の中で、大自然の中でのびのびと子ども達が遊ぶ姿と、笑顔が輝いていました。
大田区でも、冒険遊び場の推進を訴えてきましたが、区議会議員時代の答弁では、大田区では、保護者がプレーパークを管理をする事は認めるが、大田区としてプレーリーダーを確保する事はしないとの答弁でした。
子どもの豊かな遊びには、それを見守る大人の役割、リーダーさんの存在もとても大切だと感じました。
都内の子ども達にも、遊びを通じた学びの場、子ども達が思い切り遊べる環境整備を推進していきたいです。
アルプス子ども会の桜井代表、スタッフの皆さま、貴重な現場のお話をありがとうございました!
めざすこと | 子どもサマーキャンプ/自然豊かな信州で野外活動を主催する「アルプス子ども会」 

こどもほっとネットでは、8月に千葉の館山への親子キャンプを企画中です。
みんなで子育てを楽しむ子育て分かち合いネットワーク!ぜひご参加をお待ちしています♪

研究会のお話より(遅れての参加で、後半より)

キャンプという、日常ではない問題点をこどもに投げかける事で、
子ども達自身で答えを見つけて、乗り越える姿。

自閉症のこどもは、直ぐにいなくなっちゃう。
その子に我慢をさせるのではなく、動きたい子は、その子を追いかけて、
みんなで追いかけっこしよう。

自閉症のこどもは身体接触は苦手。「やってみる」「まっている」を自分に選ばせる。
以外とハイタッチは得意だったりする。

4日目の昼に、やっとみんなでそろって、やる事が出来た。

4日間のコースは、年中から
ごはんづくりに雨が降ってきた。
小さい子たちは雷がこわい。
子ども達自身も、ピンチをどう乗り越えるかーテントから歌が聞こえてきた。

大人がいっぱいいると、大人がなだめてしまうが、
子ども同士で何とかしよう という、子ども達の声に励まされた。

〇 こどもの力を常にあてにする
乳幼児の力も、小学生のちからも、子ども達自身が力を発揮できる場なんだという事を実感して欲しい。

投票率の低さが懸念をされるが、
自分の身近な範囲で、共同して乗り越える力を実感した子どもは、
社会を変える力になって欲しい

そういった、子どもの意見を聴く、こどもの意見をひきだす。

民主的な、子ども達の話し合いの力を引き出す。

遊びのメニュー

〇 どの子も意見を言える環境であること

どの子がどういう意見をもっているかを、知る事
対立意見や、反対意見が明確にされる事。

普段お互いに、「いいね」しか言わない。反対意見を言わない。

反対だけれども、相手への批判ではない。

全員が納得できる議論が尽くされる事。

15日間の白紙のコース
グループ分けを決める際にも、決定に3日間かかった。

15日間あるので、意見を分ければ新しいお友達が出来る。新しいグループ分けが怖い。
この班の友達と別れるのが嫌だ。

「新しい班になった時に、私が一番にお友達になるよ!」

その後、13日目。どうしても会議に入れない子がいた。

あの時、みんなが説得しようとしていたじゃん!自分の意見は覆すことが無い意見だった。

みんなが納得できる話し合いをして行こう。

民主的な話し合いは、いい事ばかりじゃない 時間もかかる、けれども愚直に重ねていくしかない。

子ども達の生きる力】
子ども達に、こういう力を身に付けて欲しい。

ともちゃん〉3年生の子どもを育てている。その他大勢と、仲良しさんで、分けて考えてしまっている。どうやったら、保護者の目の無い所で、子どもが歩み寄る力。
知らない子でも仲良くなれる。

〇 自分の気持ちを言葉にして言える力
自分がどう思っているかを、周りに伝えるちから。
ヘルプを先ずだせる。

〇 一人で生きられる力、たくましく生きて欲しい。
けれども、他を蹴落とす事になってしまう。頼ったり、頼られる力。
気持ちを伝える事の大切さ。

たくましく・折れない心・芯がある。

パンツを1回も変えてきませんでした。すごく繊細な子どもだと思っていたので、
何とかなるという、図太さ。に、お母さんが喜んでいた。

石原さん〉今まで出来なかった事を、一つでも多く出来る様になって欲しい。
自分が強さを持っていないと、人に優しくできない。強い

山本さん〉理系で、コマ 保育園で育ってきた子どもは、回せるようになるが、
教育現場では、1年生は昔遊びをしている。
小さな成功体験をさせてあげる事が大事。出来ない事が出来る。

人生を楽しんで、生きていて欲しい。人生を
自分が大事な存在であるという事を、心で実感して欲しい。
小さい頃、元気に起きて、

◯2人の子どもがいる。自分は自分でいいんだと思えるようになって欲しい。
世の中、成功者ばかりじゃない。小さい頃は夢が沢山ある。
大きくなるにしたがって、成功も失敗も増える。親がサポートしても親の手を借りたくなくなる時期が来る。
失敗も成功も含めて、認められるようになってほしい。

つんつんさん〉
新しい事に挑戦して欲しい。やった事ない事に、挑戦して欲しい。
アフリカに青年協力隊で2年言って来た。そこに

〇自分の事は自分で出来る。


愛〉4歳児の母 自分の意見を お友達の気持ちを思いやれる。自尊心があれば、乗り越えられる。
あきらめない心・折れない心 新しい事に
ありがとう とごめんなさい。 人と比べない。

桜井さん〉全体の炊事場のかたずけが、特定の子になってしまう事が良くある。
そこから、デモ「100枚の皿理論」
1人が100枚を洗うよりも、1人1枚を洗った方が早い!

〇 小学校1年生の母 たくましく生きて欲しい。自然体験
たくましくない子どもを否定してしまう。新しい事が苦手だったりする。
根底には、人生をなんても楽しめる人になって欲しい。自分を大事に思う。

桜井さん〉一人ひとりが、そのままでいいから、生きやすい社会であってほしい。
たくましく生きられたらいいが、うつを患ってしまう事も、苦しむことも人よりも多い。
その弱いままでも、それなりに生きていかれる。苦しい事が多くても、安心して生きていかれる。多様な子どもが、そのままでいられる

日々の生活の中だけでは見られない姿

「人生を楽しんで生きて欲しい」

10年前からお聞きしながら、都会では出来ない。限界がある。
子ども達に成功体験をさせる、

あまり情報が入ってこない事も大事
あずかりキャンプ 毎日つづく学童保育
テレビから離れる。
コロナ禍で、不安ばかり煽られていた。

こどもに、幼い頃から野外教室に参加して欲しいと思っていたが、
参加するお子さんは?
⇨ 初日は泣いた というが、嫌というより緊張

8月24日から
発達に不安のあるお子さんも参加される。
やってみて、まるで我が子じゃない子が帰ってきたように、育って帰ってきた。

ふぼれんは、今年で20年。
こどもが納得いかないときは、とことん話し合う。
帰りたい意見・帰りたくない派の意見

大田区でたった一つの「冒険遊び場」中央5丁目公園
「こどもの部屋」保育園
自主的に自分で考えてきた子ども。わんぱくで・自分で考えて・積極的で
という子ども達が、小学校に入るとルールに従う事が難しい。

〇オリジナルのうたが沢山ある。
コロナ禍で、大きな声を出さない、合唱も出来ないという中で、

コロナ禍で、窓を開けて、外遊びを増やしている。簡単になしにはしたくない。

〇キャンプに行く活動。
年に2回、のうさぎの会、1日だけの日帰りで参加できるチャンス。
公園で集団遊びをする。
秋の親子会は1泊2日で参加し、母子分離して、幼児から高校生まで、レクレーション

水曜日に冒険遊び場を、地域で子育てというテーマでやっている。

しがらみがない中で、子どもの話が出来る。

川遊び 】
上下にロープを設置して範囲を区切って遊ぶ。
安全な場所を確保している。高学年も満足する深さと、安全性。リーダーの監視。
濡れてもいい靴を必ず履いている。

会に参加したがらない子ども
都内の、自然が無い中で、子ども達をどの様に遊ばせたらいいのか。

大田区でザリガニが取れる秘密のスポット

小学校でも、生き物の飼育について誰が責任を持つかで、認められない。
8月21から25日 3泊4日

佐伯山に、子ども達がたくさん来ていた。
コロナ禍であっても、

ネイチャーゲーム 近所の公園でも、虫眼鏡一つ持つだけで、あそべる

フィールドビンゴ 青空ディキャンプ

小池公園 おたまじゃくし取り。
山 この近辺で、本門寺公園、湯殿公園。羽化をみられる。

いま緊急事態宣言で、佐伯山公園、品川は冒険広場をやっている。
そとぼうや 公園で遊んでいる(鈴ヶ森の冒険遊び場)

15日間 3日間で、「この食材を使いきってください」というミッションで、
子ども達自身がメニューを決める。
麻婆豆腐づくり ひき肉が無い⇨ わかめで代用し成功した

子ども達の喧嘩
ハイキングの時間 支援が必要なお子さん 周囲の不満 
ハイキングと、話し合い 工夫をしながら。
子ども達の喧嘩―興奮している。 本当に伝えたい相手に言いたい事。
出来るだけ、いろいろな子どもが入る様にしている。

夜暗くなってからの外遊び
屋内の過ごし方。
⇨ 特に時間では区切って居ない。9時就寝から6時起床。
キャンプファイアー 非常に楽しみにしている。
ナイトハイク 夜の自然を味わう 源平合戦 自炊しない日は夜のプログラム

5日間の短いプログラムは、自炊は1日だけ

グループごとにみんなで準備をして、最初は待っている子もいるが、
ご飯の準備も、

小学校によって知らない子もいる。(大田区内58校)

スタッフとリーダー
継続年数が多い。

おとな&こどもほっとねっと 
子ども食堂と共に、大田区内でも「遊びのグループ」プログラムを出来ないか

益光久美子さん〉
「無理なく巻き込まれて」ゆるやかなつながりの中で、子育て家庭がつながっていきたい。