【人類みんなが実は当事者「生理」の政策】Zoom勉強会・都議会でもり愛も知事への要望書と生理の貧困対策を予算委員会で質疑を行いました。

若い女性の4人に1人が経済的理由で生理用品を買えないと回答し、買って貰う事が出来ず学校へ通えない子どもがいる事は深刻な問題です。
しかし、これまで生理について語る事はタブーとされていて、家庭の中でも「恥ずかしい事」として捉えられ、行政的な支援も何もない現状がありました。
都民ファーストの会では、昨年コロナ禍で、生活保護の女性から「生理用品を生活保護における加算対象として欲しい」との要望や「軽減税率の対象として欲しい」といった課題に対して、都における実態調査と国への要望と、「生理の貧困」に対して、福祉保健局と教育庁が連携して、必要とする方に生理用品の支援を都知事に緊急要望を行い、
3月12日の予算特別委員会でもり愛も「生理の貧困」状況にある方を支援する体制整備を求めて質疑を行いました。
行政として何をすべきか、何が出来るか、
・#みんなの整理 共同代表の谷口歩実さん
・株式会社ヘルスアンドライツ代表取締役 吉川雄司さん
・自治体ではじめて防災備蓄の生理用品を窓口配布を行った豊島区子ども若者課長 小澤さゆりさん
より、それぞれの立場で生理の政策に取り組んでいる現場の声を学ばせて頂きました。

私自身、自分が生理であることを恥ずかしいと、父に見つからない様にトイレにもっていったり、生理の話題はタブーだと感じながら育ちました。
一方で、高校時代の集団食中毒が原因で生理が止まってしまった時、医師から
「激やせによるものだから、太れば治るよ」という言葉に傷つき、以後10年以上止まっていましたが、誰にも相談できず、不安を抱えていた20代。
女性の健康について、もっと女性自身も、そしてパートナーの健康について男性も、
10代の若者に、【命と健康の教育】男性も女性も人類共通の課題として、誰もが学ぶ必要のある課題だと感じました。

引き続き、先進自治体の事例も学びながら、東京都でも局横断的に、支援制度を整えていきたいです!
→都としても220万人分の生理用品71万個を備蓄してあり、5年毎に買い替えを行う為27万個を民生員を通じて必要な方に配布しているとの回答。現在保健室での配布は行っているとの事でしたが、子ども達が受け取りやすいトイレの設置方法などについても谷口さんよりご提案も頂く事が出来ました。

お声掛けを頂いた、「超党派ママパパ議員連盟」永野区議、いつも貴重な学びの機会をありがとうございます!

以下、勉強会メモ⇩

#みんなの整理 谷口歩実さんより】
生理の経済的負担〉
・過去一年以内に金銭的理由で生理用品を購入できない若者が多い
生理の学校生活への影響〉
・整理を原因として学校を欠席・早退・遅刻したと答えた割合は48.7%

経血量を抑える為に
加重月経症
生理用品だけではなく、痛み止め・ピルへのアクセスも必要

行政に求める事〉
〇大規模な調査と正確な実態把握
〇生理用品の軽減ゲイ率適用などの負担軽減
〇学校や公共施設への継続的な生理用品の設置
〇鎮痛剤やピルの経済的負担軽減・多様な避妊法の認可
諸外国では認められている、整理をより快適に過ごす為の

ヘルスアンドライツ 吉川雄司さん】「生理政策」

様々な角度から「生理」に関する問題を知ること
「生理政策」を考える為に必要な「問題の現状把握」

生殖に関する正しい知識・医療・正しい機会を選択するのかは個人の権利
フェムテック関連企業(大学後はP&Gで)

3組に1組は不妊に悩み、世界一の不妊・体外受精大国である。
「#夫の不妊バイブル」でバズる。

〇 「もっと早く知りたかった」という声
生殖に関わる知識を若いうちから得る事が出来れば、もしかしたら、悲しい想い、苦しい体験をする人を減らすことが出来るかもしれない。
実は、妊娠を阻む
生理痛の原因として、子宮や卵巣の病気があるかもしれない。生理痛を我慢せずに正しい知識を持つことが大事。
「正しい知識を適切なタイミングで得られるように」

10代をメインターゲットとした、安心して使える生理管理アプリ「ケアミー」
【ケアミー】遠隔健康医療相談が出来る「相談チャット」機能を搭載

「生理のトリセツ」生理についてのQ&A
学校の授業などはあるものの、小中高生は生殖機能に関わる大切な知識
「学校の教科書で習った「月経」と、私たちが付き合っている「生理」は違う。
ライフスタイルにとても影響を与えるもの。

月経痛や月経前症候群については、知識を得る機会は無く、ただただ我慢して過ごしている学生が多い。

10代の学生さん達の話もとても聞いてきている。30代40代のかたの声も聞いてきた。

1)生理の仕組み
2)生理に関連する問題紹介

生理(月経)】およそ一か月の周期で、卵巣で乱視が育ち「排卵」がおこり、
同時に、子宮内膜は着床できる状態への厚く成熟
ホルモンバランスの変化】
生理が来て次の整理が来るまでの期間「生理周期」により大きくホルモンバランスが変わる。
身体的・精神的変化が変わる。

個人の身体的問題:生理痛】
・生理痛があるのは当たり前 
↑という誤解。生理痛が起こると云うのは何かトラブルを抱えている場合もある
・生理痛は我慢するもの
・出産すれば無くなる。

個人の身体的問題 PMS】
イライラ・眠気・情緒不安定・肌荒れ・むくみ・吐き気・下痢便秘・食欲旺盛
⇨ 対処法 ・カルシウム・低用量ピル・漢方薬の服用
生理前になると意味も無く悲しくなり、時に「死にたい」と思ってしまう。
特に精神的な症状が重いものと考えられPMDDと呼ばれる場合もある。

社会問題:「生理」に対するタブー視】
そもそも、タブーの語源は、ポリネシア語で「月経」触れてはいけない事。

〇隠す教育
・「汚らわしいもの」という扱い
・男性側も「触れてはいけないゾーン」という認識
課題〉自己解決しないといけないと考える
・人に相談できない
・生理痛を始めとして
最近問題になった「生理の貧困」問題
・シングルファザーの家庭で、お父さんと生理の話が出来ない

月経随伴症状による労働損失は4911億円という試算】
〇健康経営による女性の健康課題への対応
「生理休暇制度」をめぐる意見
・生理休暇制度を使っている人はいるのか?制度はあっても上司に「生理がつらくて」と云えない。
・生理休暇制度 という名前を使わなくなった。
女性が、生理・不妊・妊娠など、様々な健康の理由で休むことに別の名前を付けた経緯がある。

豊島区こども若者課長 小澤さん〉
「防災備蓄品を活用した生理用品を配布する」
・様々なご事情で生理用品を用意することが難しい方へ、本人確認をせずに配布した。

区内の女性センター、社会福祉協議会、区役所の女性相談、フードサポート
・生理用ナプキン30個入り1パック
・α化米
・防災用品と共に配布した

1月29日「庁内横断組織すずらんスマイルプロジェクトチーム」若年女性支援
3月9日(火)女性デー
3月15日から配布開始
なぜ、この様に短気で実施することが出来たのか。
消滅可能都市 ⇨ 持続発展可能都市へ

【SDGs未来都市】誰一人取り残さない
「すずらんスマイルプロジェクトチーム」の設置
全庁横断的に、若年女性支援のプロジェクトに取り組んだ。

生理用品配布事業への意見・質問
・女性の家族が多いので助かる
・仕事を解雇され困って居た
10代から70代まで幅広い世代が来所された。

今回の配布事業は、あくまでも緊急対応の為、3月21日で終了
ニーズがあり、生理用品の購入が困難な方がいる事が分かった。き も

生理用品を軽減税率の対象とする意見書を提出した】八潮市議会
コロナ禍で、女性の困窮が深まっている中で、国に意見書を提出していく事。
自公で過半数をとっているので、ひとり会派の意見書は、クォーター制の実現、選択制夫婦別姓など、これまで出してきた意見書は反対をされてきた。ところが、自民党系の会派から、ジェンダー平等と男女平等を推進する意見書が出てきた。

次回の議会で提案していきたい。フェミニスト議員連盟。最終的には無償化が望ましいと考える。

布ナプキンの方が、繰り返し使えるメリットはあるが、学生さんには管理が難しい

自分の体の機能を知る。

谷口さん〉保健室の運用では、一枚借りると一枚返す との対応を見直して頂きたい。
生理は汚いものではないと、男女ともに。
保健室に取りに行く際にも、恥ずかしい。今は、保健室に遭って無料だが使われていない
トイレで、誰にも見られずに。だれもが必要な時にアクセスできる権利。

大和市山本さん〉義務教育について 教育指導要綱に沿って適切に。現在の教育指導要領でどの様になって居るかどうか。

吉川さん〉学習指導要綱的には、結構しっかり描かれているが、保健体育の先生自身に、ちゃんと正しく伝えるスキル、
擁護教育の先生がちゃんとしている学校は、保健室の先生が、しっかり教えている。

「生理のトリセツ」学校による。生理や性教育に対する関心が低い。
養護教諭の方が、普段から生理痛で保健室に来る生徒に向き合っている。
助産師さん、産婦人科の先生等、外部講師を活用して、命の教育としての性教育を進めていく事。性教育 ⇨ 健康教育。
防災危機管理課からの配布によるもの。
助かるという声は多くある。

都議会でも、都内の実態調査を要望しています。
生活保護費の性差による加算に加えて欲しい。

レッドBOXジャパンさんが、無料配布をしているが、学校長を説得して配る事は出来るか。
いろいろな校長先生と意見交換しても、難しい。
何とか、保健室の先生にアプローチしたい。

吉川さん 保健室の先生の中でも、比較的経験の長いベテランの先生には校長先生のも物が言える。保健室内設置は、ハードルが低い。
月経の授業で配って欲しい⇨ 保健体育の先生がハードル 保健室の先生の理解は得られやすい。保健室の外での対応は難しい。保健室は養護教員の城なので、保健室内であればアプローチしやすい。
生徒児童が、先生に話さねば貰えない。衛生的な問題や、管理関係の難しさ。

生理のトリセツは、一部の学校では、女子トイレにおいてくださっている学校もある。

各個室ではなく、自販機の様な形で、お金をいれない自販機の様な管理
各個室で置く場合には、メーカーさんの試供品の様に、個包装にあるものだったら、管理
方法、東京都としても、実態把握

意見書についても、東京都から、ぜひ上げていきたい。
要望書提案を行いたい。都知事への緊急要望 意思決定機関として、知事に伝えていく事が必要。

三浦まり先生〉上智の学生団体で、学内で生理イベント ネットで学生たちが参加して、
生理をもっと話しやすくするためのイベント開催。
学内でいろいろな提案  

ママパパ議連からも多くの国会議員も参加して頂き、
若い方が自分の健康に自分として理解する仕組みづくりの必要性