【親子・子育て応援ラボ】
「10代の孤立を解消する為にできること」をテーマに、
認定NPO法人D×P代表 今井紀明さんより、
超党派の地方議員のネットワーク【親子・子育て応援ラボ】のオンライン勉強会で、10代の若者の切実なSOSの現状を伺いました。

「10代の孤立を解消する為にできること」

 生きづらさを抱える若者、親を頼る事も出来ず、コロナ禍で仕事を失い、希望まで失いつつある若者。
10代の自殺、通信制高校の子どもが20万人を超えた事実。
その背景にある、不登校・ひきこもり
可能性のある子ども達。

子どもは未来そのもの、日本の未来を築いていく若者たちが希望を持てない国に未来は無い
2000年の超就職氷河期に大学を卒業し「若者の声が政治に届いていない!」と憤りを感じた20年前の自分が思い出されます。

【申請主義】の現行の行政サービスでは、本当に必要としている支援に結び付かない子ども達。
若者は、電話相談があっても電話しない。
若者にフォーカスしたセイフティーネットが足りていないという切実な課題を実感しました。

『ユキサキチャット』で増加する子ども達のLINE相談。

行政のデジタル化と共に、オンラインを活用したセイフティーネットの再構築が求められていると感じます。
また、施設を18歳で出た子どもは、他に頼る事も出来ず、コロナ禍で生きていく事が難しい現状。
児童養護施設を18歳で出た後も、子ども達の成長と自立を伴走型で支援する仕組みが必要だと感じました。
行政のサービスで手が届かない所へ、アウトリーチ型の支援。
現場の自治体と東京都、そして様々なNPOが連携しながら、必要な支援を子ども達自身が選べるようなプラットフォームを、オンライン上で構築する事が出来たらと願います。

講師の今井さん、親子・子育て応援ラボの主催者の皆さま、貴重な学びと、自治体を超えた懇談の機会をありがとうございました。

コロナ禍で孤立する若者に
食費を削ってしまう10代に、暖かなご飯を届けたい!
私も、第3土曜日に子ども食堂を開催しているのですが、子どもだけではなく、親子だけではなく、地域の若者にも来てもらえる、多世代の食を通じた心の交流の居場所となれば良いと願います。
NPO法人D×Pさんの#ひとまずごはんプロジェクト
を応援しています!
本日のワークショップより、メモ↓

「所持金が5000円しかなくて、アルバイトが無くなってしまい、親も居ないのでどうしたらいいか」
10代のこどもが、こんな状況にある。
食糧支援から、児童相談所への保護、1年でも2年でもかけてサポートする。

昨年の夏休みと年末年始。倍増している。
様々な生きづらさを抱えている。
ガスが止められた。生理用品が無い。所持金が無く1日1食しか食べていない。

自分一人で学費を払っていた。今まで月13万円位バイトを掛け持ちして暮らしていたが、
生活費が無い。
コロナ禍でも休業補償がもらえない10代の子ども達。
虐待、家に居場所が無い

収入が減る。

特に施設出身の子ども達が難しい現状もある。

〇「ひとまとまり」ではなく「一人ひとり」と向き合う
〇否定せずに、関わる 相手や自分の考え方、価値観、在り方を否定せずに
〇様々な年齢やバックグラウンドの人から学ぶ

リーチするセーフティネットをつくる
申請を待っているだけでは、本当に必要な人に支援が届かない。

虐待、若年女性への支援
オンライン上のセイフティーネットが足りない。

10代は電話相談はしない。

再構築の作業が求められる。

各地域のNPOとつながり、

食費を削ってしまう10代の100名に
♯ひとまずごはん

子ども達は可能性の塊です

高校4年生のこども。就職のことについてもやる気がない 
⇒ 趣味の話し。就職はしなくていいけど、5年後のイメージはある?
娘が2人居て、と語り始めた。てんかん持ちで就職をあきらめていたが、サポートしていく事が出来たら、働く事が出来る子どももいっぱいいる。

子ども達の可能性を、おとなが決めつけてはダメ!

自治体レベルで、オンラインでのセイフティーネットの構築が必要。
行政サービスのデジタル化
オンラインで、申請できなければ、必要な支援に必要な人が繋がらない。

親権の問題
児童福祉の課題、中流家庭でも、けっこう子どもを働かせて子どもの収入を家に入れさせて
こどものアルバイト代を親が接種している。
「埼玉県のケアラー条例」

一緒にセイフティーネットを作りましょう!

〇子ども達と信頼関係を築く事。シュミから始まる社会との接点。
オンラインだけだと支援が難しい。
〇ライン相談の男女比
30男子、女子6割、⇒ 2:8男子が圧倒的に少ない。女性の方がオンラインで繋がりやすい。
〇離婚後の面会交流。古市理奈:びじっとさん
今の10代、ヤングケアラーの問題、片親家庭、こどもの発達障害を親御さんが認めていない場合。
本人たちは、そこまで親の話しをしない。所得面での安定性。親に会いたくない。
経済的貧困。
〇生理の話し
イギリスで生理用品の無償化 貧困家庭程生理用品を買えない。お母さんに買ってもらえないという声。10代の声
全国的な調査をした方が良いのではないか。⇨「女性に支援を」アンケート
生理になって、生理用品が無い場合は学校にいけない。
若年女性の困りごと。保健室に取りに行けと云われるけど、恥ずかしくて取りに行く事が出来ない。

父子家庭だと、生理用品の事を相談しづらい

〇金丸さん 待機児童ゼロを目指して、困窮若者ゼロを目指して、支援するNPOさんが全国にあって、そこを自由に選べるようになればいい。
オンライン相談を、若者が自由に選べるようになればいい、

〇貧困家庭で、おむつを替えられないとの声
ネットの中でのコミュニティづくり。

〇親権の問題、児童福祉として、こどもの最善の利益。

生活保護の受給家庭で、数日間で保護費を使い果たしてしまった家庭。
児童虐待防止
そういったご家庭でも、一時保護の対象とはならない。日本は、真剣に含まれる看護権

〇暴力をふるったり、障害をもたれている親御さん。その方が子どもを看護
調停で看護権を変えたいとしても、親権を変える事がとても難しい現状がある。
10代の子どもを見てきた実例。

「下の年齢の子ども達から学びましょう」
もり愛〉10代で親御さんに頼る事も出来ず、経済的にも困窮しているお子さんが居るという事実はショッキングだった。本来であれば、行政的保護の対象となるべきだが、なぜ行政と繋がっていないのか。虐待から逃げてきたのか、子ども達の背景とは?
今井さん〉18歳、19歳で、児童養護施設を出ている、親御さんとの折り合いが悪くて、
彼らが、自分の力で緊急事態宣言下を乗り切る事はとても困難。
多くの子ども達は、ほぼ飲食店で働いてきた。働ける子ども達だが、コロナ禍で何の支援とも繋がって居ない子ども達がいる。

どうやったら、自治体や改善に向けて動く事が出来るか。
引き続き、一緒になって変えていく様なアクションを起こすことが出来たらよいと考える。

親権、児童福祉の課題。こどもの養護の問題。

親子・子育て応援ラボ】として、アクションに落とし込んでいく事ができたら良い。