【都知事会見・東京都議会災害対策連絡調整会議(第28回)
Goto全国一斉停止・都協力金
100万円支給❗️



 全国的に感染拡大が止まらない状況の中で、医療現場のひっ迫が危機的な状況にあります。
最前線で医療を支える医療従事者の皆様は、長引くコロナ禍で、春から休みも取れない中、コロナが一般医療を圧迫している状況は、病院経営をも圧迫し、忙しいのにボーナスも減少している等、医療現場からは、本当に切実で悲痛な声が聞かれます。
 新型コロナの重篤患者により、ICUが満床となれば、一般医療が受けられず、交通事故や脳卒中で救急搬送されても救命されないと云う、医療が危機的な状況になりつつあります。

 東京都では、『短期集中の3週間』として、12月17日迄の営業時間の短縮をお願い(協力金40万円)する一方で、
国ではGoToトラベルキャンペーンを継続する状況は、東京都は当初から、『国は冷房と暖房を同時にかけている状況』だとして、非常事態宣言下で自粛をお願いしていた事態から一転し、感染が収束せぬままのGoToキャンペーンにより、初めから感染拡大は予測できたはずで、政府の無策に世論調査では8割の国民が『GoToキャンペーンは一時停止すべき』との回答があり、東京都からも、小池都知事がGoToトラベル事業の一時停止等、国に見直しと感染対策の強化を求めて参りました。




そこで、本日の都知事会見では、

1)今後の営業時間の短縮等について
2)国のGoToキャンペーンについて
3)年末年始の医療提供体制について 発表がありました。都知事会見が始まったのは予定時刻を大幅に遅れ、国の発表を待ち21時過ぎとなりました。


【営業時間の短縮に伴う協力金の支給一律100万円】
〇対象 東京都内の酒類の提供を行う飲食店及びカラオケ店
〇営業時間 朝5時~夜10時まで
(国は8時迄との見解もありましたが、現場の声も伺い10時迄で決定)
〇期間 12月18日(金)~1月11日(月・祝)24時迄

〇全面的にご協力を頂ける虹のステッカー掲示の中小事業者を対象に一律100万円
⇨ 今定例本会議に、補正予算として感染拡大防止協力金470億円が計上される。




【Gotoトラベル事業 12月28日より全国一斉停止!】
〇12月18日~27日の取り扱いについて
・全ての旅行者の方が、東京を目的とした旅行の一時停止、東京出発の自粛を呼びかけ
〇12月28日~1月11日の取り扱いについて
東京が目的地・出発地 どちらも利用を一時停止

【もっとTokyo】について
〇旅行の新規販売を引き続き停止、既に予約済みの旅行⇨一時停止
〇期間 12月18日~1月11日迄

【GoToイート】 
〇食事券の新規発行を引き続き停止
〇既に発行された食事券・ポイントの利用を控えるよう呼びかけ
〇期間 12月18日~1月11日迄

【都民の皆様へ 年末年始は、より一層の感染拡大防止対策を!】
・都外、都内への不要不急の外出は避けましょう


【中小企業の取り組みに対する助成①】
感染拡大防止対策への助成金の申請期間等を延長
〇対象事業 ・ガイドラインに基づく取り組みへの助成
      ・タクシー・バス事業者の取り組みへの助成
      ・飲食事業者向け業態転換への助成 など
〇申請期間 2月26日(金)迄(現行:12月28日迄)
〇取組期間 4月30日(金)迄(現行:2月15日迄)

〇ガイドラインに基づく取り組みへの助成を拡充
・消耗品購入費を助成対象に追加
(アクリル板、消毒液、CO2濃度測定器など、単体10万円未満のもの)
・3者以上のグループでの共同申請


【入院患者受入体制の確保】
〇年末年始に新型コロナ患者を円滑に受け入れる体制を確保できる様
医療機関の支援を拡充
〇対象 新型コロナの入院患者を受け入れる医療機関
〇期間 12月29日から1月3日迄の6日間
〇支援額 重症    :30万円(患者1人1日当たり)
     軽症・中等症: 7万円(    、、    )
「東京都新型コロナウィルス感染症患者受け入れ医療機関謝金交付事業」の2万円に上乗せ
既に入院している陽性患者も対象





小池都知事〉医療提供体制を整える、都民の命を守る、事業者の皆様の命を守る
国と連携しながら、国難を乗り越えていく。

質疑応答】
NHK〉先月から感染者数が増えた際に、知事は短期集中と云ったが、効果が表れていないのではないか?
どの様な状況になったら、営業時間の短縮が終わるのか

知事〉事業者の皆様には時短にもご協力を頂いてきた。
検査体制も整い、様々な検査が行われてきた。モニタリング会議の皆さまも、
急激な上昇ではなく、ずーと伸び続けている。
医療体制の疲弊や、経済全体の悪影響
Gotoキャンペーンが、東京都のみの中止ではなく、国として中止する事が、効果を上げていくのではないか。
年末年始という機関に集中する事、都としても、様々な対策を取りながら、

都のモニタリング会議の中で、様々な分析を頂きながら、解除していく。
年末年始を挟んで、人の流れは特殊になる。この期間に、皆様と同時に感染対策に取り組む

TBS〉今回3週間にわたる時短を行ってきたが、どの位の事業者が賛同してきたか

都担当局長〉時短要請に伴う協力金は、4万事業者を想定している。申請についてはこれから始まる。

TBS〉今の時点で、どれだけの事業者が応じているかは?

都担当部長〉申請はこれから、
8月9月の際には、ほぼ想定通り。中小事業者の数の想定をして、想定通りの事業者にご協力を頂いた。

TBS〉要請と云う部分、10時までの時短に、どれだけの効果があるのか

知事〉これまでもすてぃホームや、様々な策を講じてきた。効果と云うものは、だんだん慣れてきてしまうというのも、ゼロでは無いが、またこれが続いてしまうと、長引いてしまう。
全国一斉に取り組むという、メッセージ。営業時間について、何時がいいのか、世界での事例を見ても、午後10時と云うのはかなり多い部分ではないか。

東京新聞〉都内の感染者の増加に歯止めがかかって居ない状況において、これまでのGotoの影響がどれだけあったと思うか

担当局長〉Goto トラベルで、主たる目的は、高齢者の重篤化を抑制したい。特養でのクラスタの発生、もっと対策の強化が必要だと感じている。
12月10日まで、一定程度抑えられていたが、この所増加してしまっている。

知事〉特措法の立て付けからも、お願いベースでしかないというのは、同じである。
感染が収束してから、というのと、世界の対策を良く見なければならない。

条例案では、特措法で補えない部分を、何とか対策が必要だとの想いからであると聞いている。対策の有効性を高める取り組みが求められる。

日経〉協力金の100万円、政府が電光石火の決定だったと感じるが、知事と総理との間でのやりとり

知事〉西村担当大臣へ、東京都からの要請として、いくつか出させて頂いた。年末年始の外出の抑制、事業者の心理としても、これらのことが無いと、士気にも関わってくる、持続化給付金など、金額を倍増する。

毎日新聞〉営業時間の短縮要請、国の分科会の方は、感染が高止まりしている地域については、前倒しする事も盛り込まれていたが、

知事〉基本的には、感染症の拡大をいかに抑えるか という事。
事業者の皆様の声も聞きながら、対策に取り組んできた。