【東京湾の干潟の再生に向けた現地視察へ】
会派の副政調会長として三枚洲視察に参加させて頂きました。
国際条約であるラムサール条約に、2018年東京都で初めて葛西海浜公園が条約に登録されました。
ゴム長靴をお借りして、実際に三枚洲の干潟へ。
干潟の生物多様性の素晴らしさを間近に実感して、とても感激しました!
干潟は生き物の宝庫❗️
屋形船あみ達丸で、干潟の近くまで伺い、小舟で干潟に上陸させて頂きました。
干潟の水は、東京湾の真ん中で、驚くほど澄んでいて、水深1m程の中に、とても豊かな生物多様性が息づいていました。
東京都内湾漁業対策委員会三田会長を初め、東京都漁業組合連合会、東部漁協の皆様のご協力を頂き、葛西三枚洲の干潟を視察させて頂きました。
「干潮と言っても、今の季節は、昼間はほとんど干上がらない。寒い時期だと数字通りに干上がる。」冬は、夜間に潮が引く、春から潮目が逆転するとの事でしたが、
日頃の行いが良く?とても美しい干潟を実際に歩くことが出来ました。
江戸川から、沖合の停泊して、小舟に乗り換えて、接岸する。
小水路は、干潟に潤いを保つために整備された。
高度成長期に、多くの干潟が埋め立てられてしまった。 かつて広大に広がっていた干潟はほぼ無くなってしまった。
ディズニーランドの角が、流芯になっているが、
土砂が堆積していて、航路が使えない。
防災の視点から、3.11の際にも、屋形船の皆様が活躍を頂きました。
座礁事故が何度も起こっている現状に、環境保全と共に、防災の視点からも整備が求められます。
都知事の公約の中にも、
「東京都の干潟の保全」を掲げられており、
都民ファーストの会は、モビリティ研究会を立ち上げて、水上交通の整備推進に取り組んで参りました。
三田会長〉舞浜大橋をくぐって、河口に行くにつれて、浅くなってくる。
流芯に抜けたいのに、抜けられない。
流芯以外は、東京都の財産として掘らせたくない。
豊かな干潟は、毎年28tのあさりがとれる。
羽田にも豊かな干潟があった。
流芯が塞がれてしまっていると、舟が思う様に通行できない。
干潟には、野鳥や鴨が飛来して貝を食べている。
小水路は(澪)を作った。澪があるから、常に干潟が潤っている。
浚渫土は中央防波堤に持っていった。
昔の管理はずさんで中央防波堤からの海洋汚染を感じて心配していたが、近年は改善してきている。
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※今朝の朝の情報番組で、橋下徹氏が
「福島第1原発の処理水を、福島の風評被害を防ぐ為に東京湾に放流せよ」と云う
こうした現場の漁業者の努力を無にする様な暴論は許せません!
国で1年間、100m2の砂を入れた事で、
放流していないはずのハマグリが増えている事を確認している。小水路により、改善されている。
ハマグリは泳げる貝、潮によって逃げられるが、
浅利は、泳げないので逃げられない。
毎年放流している浅利。
とらせる為の放流なので、成貝を28t
放流しているが、繁殖には至っていない。
昔は、畳を敷いた様に、浅利が敷き詰められていた。70t、佃煮の材料に、1つの浅利が、1時間に1tの水を濾過してくれる。
東京都港湾局は、お台場に砂を入れて、浅利により水質を濾過しようとしていた。
お台場、三枚洲、浅場
東京都の島は美しい外海で育つ。
東京湾の貝はプランク赤潮を食べる。
◯ 小舟に乗り換えて三枚洲へ
牡蠣床が広がる。砂が浄化するのではない。
何億という微生物が干潟にあり、干潟の水はとても澄んでいる。
ヘドロではない。都民にとっての里海
ハゼ、カレイ、干潟や浅場の重要性は、
川から栄養のある流れが来て、大きな魚は来ない。
干潟は、1日2回必ず息を吸う為、酸欠にならない。オゾンが出ていると言われる。
海も手入れしないとダメ。
放流して、海底を耕す事によって、命が循環する。
アラムシロ、浅利、しじみ、潮吹き貝、マテ貝、ホンビノス
カレイや舌鮃、マゴチ
水面だけではない。水深1mくらいの間に、
生物多様性がある。
貝をとると同時に、海底をひっくり返して空気を入れて、耕している。
北東の風
3月から、GW、9月くらいまで、潮干狩りシーズン
大潮、中潮、隔週で、潮のタイミングがある。
夏頃だと、潮溜りに多くの稚魚がいる。
3年前に改質土 羽田のD滑走路の下に、良い砂を入れることは必要だが、未だに解決していない。
昔はいなかったカマスやスズキ
いい砂が流れてきていることが、海洋環境を改善させている。
放水路は行徳、旧江戸川は本流、治水の視点からも、治水の重要性。
そして、本日実感させて頂いた干潟の生物多様性の素晴らしさを、環境教育を通じてこども達にも体験させてあげたいです。
三枚洲干潟を守るために、そして美しい東京湾の自然環境を次世代に伝えていく為に、
都民ファーストの会として全力で取り組んで参ります❗️