終戦記念日の8月15日正午
今の平和を築いて下さった先人達への感謝と世界の恒久平和を願って黙祷を捧げる。
「核無き世界を願い平和を希求して」
6日に広島、9日には長崎に原爆が投下されてから75年目の夏。

原爆資料館視察を視察させて頂き、原爆がいかに非人道的であるか、胸が締め付けられる思いと共に、"人類と核兵器は共存できない"と改めて強く実感しました。

政治に強く関心を持つきっかけとなったのは、核兵器の無い世界を築きたいという高校時代の思い。
私が高校時代、フランスのムルロア環礁での核実験に、強い衝撃を受けました。

「日本は何故、世界で唯一の原爆被爆国として毅然と世界に遺憾の意を述べないのか。

日本こそが、世界に平和を訴えるリーダーであって欲しい」と、強い憤りを覚えました。
部室で、友人達と国際社会の中の日本について語り合った高校時代。

戦後75年間、戦争で他国の人の命を奪うことも奪われる事もなく、平和国家として歩んで来た日本。

昨年97歳で他界した祖父は、長年中東での石油開発の仕事に従事し、「日本は2度と戦争をしない技術立国として、日本人は尊敬され、友好と信頼を築いてきた。」と聞きました。

武器では平和は守れない。
悲しみと憎しみの連鎖を生むだけだ。

祖母は、最初の旦那さんを戦争で亡くし、「2度と戦争は嫌だねぇ」と当時の話を聞かせてくれました。
もう、当時を語ってくれる祖父母は居ません。

今を生きる大人の責任として、祖父母から聞かせてもらった戦争の話、命の尊さ、平和の尊さを語り継いで行かねばならない。

娘にも、祖父母から聞いた事を語り継いでいきたいです。二度と戦争を繰り返さぬために、

ぜひ、ご家族やお友達と平和の尊さについて考え、話し合う機会にして頂きたいです。

大田区では昭和59年8月15日に世界の恒久平和と人類の永遠の繁栄を願い、平和都市宣言を行いました。

「大田区平和都市宣言」
(昭和59年5月31日 区長決定)

平和って なあに

しあわせな ことよ

しあわせって なあに

自由で楽しいくらしができること

だから 世界中の人と 力をあわせて

大切な 平和を守らなければ いけないの

地球上どこへ行っても 笑顔があるように...

この人類共通の願いをこめて 大田区は平和憲法を擁護し核兵器のない平和都市であることを宣言する

昭和59年8月15日 大田区