【国の「医療は逼迫していない」は誤り。都知事「第2波の覚悟で体制強化を」都と国危機感に乖離❗️GoToの前にやるべき事がある❗️】

昨日の東京都の新規感染者数は238名、重症者数は18名と抑えられている現状がありますが、先週5名まで減少していた重症者数も倍増しており、
全国で724人以上と過去最高を記録する中でのGoToキャンペーンは、医療現場の切実な現状を全く理解していない無責任極まりない施策だと言わざるを得ません。

東京都を除外する事による不公平感。
「コロナ対策において東京都・千葉・神奈川・埼玉の一都三県は、一層の連携を強めて取り組んでいく」としながら、東京都だけを排除する

不公平と分断を生む施策は、失策としか言いようがありません!

本来、GoToキャンペーンは、感染拡大収束後の景気回復策です。
国は、収束の定義も定めぬままに、人の移動を促せば、全国規模での感染爆発に成りかねない!
これまでの、自粛による事業者の努力と、医療有現場の血の滲む努力を無にしかねない!と危惧しています。

旅行業が大変なのは、感染が長引いているからであり、一刻も早く感染を抑え込む事こそが、最優先課題です。

その為には、国は1兆7千億円規模のGoTo予算を、先ずは検査の徹底と医療体制の確保に当てて、
徹底したPCR検査で陰性の人だけが、旅行に行かれる様にする等で、受け入れ先の安全と安心を守っていく事が求められます。

昨日の東京都のモニタリング会議では、
杏林大医学部の山口芳裕主任教授から、東京都の医療現場の切実な現状が、危機感を持って伝えられました。
菅官房長官等、政府が「都内の医療体制は逼迫している状況にはない」との発言に対し「誤りだ」として、医療提供体制の見通しを強く危惧されています。

 山口教授は現在の医療提供体制について「さまざまな努力で何とか踏ん張っているが、
逼迫に近づいている」と指摘され、
 


(1)入院患者が21日時点で949人と前週の1.4倍に増加

(2)新規感染者のうち経路不明者の増加率(直近7日間平均)が150%超

(3)保健所から都への入院調整依頼が約100件と前週から2倍になり調整が困難になっている―

「病床拡大は時間がかかる。2週間先を見越して評価する必要がある」と訴えています。

モニタリング会議に続く、小池都知事の会見でもその「第2波という覚悟を持って、対策に取り組んでいく必要がある」として、この4連休は、出来るだけ外出せずに、感染拡大防止にご協力を頂きたいと、危機感を持って呼びかけられました。


都知事緊急会見 抜粋】
東京都の感染状況・医療提供体制
医療提供体制
現在は、2,400床を確保
(重症用100床、中等症用2,300床を確保)

月末までに、合計で2000室を超える宿泊療養施設を確保予定。

新宿区への支援を決定。

都内各地での、地域の実情を把握している区市町村と連携を行い、感染症対策に関する各種の情報共有と対策の共有に向けて、協議会を設置し更に協力に連携を行っていく。

明日から4連休となります中で、連休の過ごし方について、都民の皆様・事業者の皆様に改めてお願いをさせて頂きます。

新規の陽性者数が、時に300名近い、エリア、世代にも広がりが見られ、懸念される
これ以上の感染拡大を、何としても食い止めねばならない。

外出される場合には、万全の感染症対策をとって頂く事。外出は出来るだけ控えて頂きたい。

ご高齢、基礎疾患のある方は、重篤化のリスクが高い。くれぐれもお気をつけ頂きたい。

本人が自覚しないままに、感染を拡大している恐れがあります。

自分は感染しているかもしれないという、意識をもって行動して頂く事。

若い方でも、重症化のリスクはゼロではないという事、

40代、50代の男性で、感染経路の調査にご協力頂けない方も多い。
保健所の調査にご協力を頂く様、改めてご協力をお願いいたします。

事業者の皆様には、各業界団体・各業種ごとのガイドラインを、チェックリスト方式で、チェックして頂く。

これ以上の感染拡大防止を行う為には、あらゆる業種・事業者の皆様におきましては、

7月31日までに、「感染拡大防止徹底宣言ステッカー」の掲示にご協力を頂いて、
利用者の皆様には、ガイドラインを守らない店舗の利用は避けて頂く事。
ステッカーのあるお店をご利用いただきたい。



利用者の皆様が、安心して利用できる店舗・施設である事を、掲示頂く事で、
安心してご利用を頂きたい。

消毒・換気・マスクの着用が徹底されているお店をご利用下さい。

〇感染リスクを避けるために〈会食編〉
都民の皆様へ
・出来るだけ、他のグループとの相席を避ける。

お店と協力して、安全に楽しい時間を過ごして頂きたい。

ガイドラインと、ステッカーの取組を、事業者の皆様と都民の都民が一体となって取り組んでいく事。

ガイドライン・ステッカーの普及啓発
〇飛沫感染を防ぐために、会話の時のマスクの着用を改めてお願いをする事
〇パーテーションの着用

「感染しない」「感染させない」新しい日常を共に作ってまいりましょう

国際医療センター 大曲先生〉
新規の陽性者数と接触不明者の増加

7月21日段階での7日間の移動平均で200名を超えている。
緊急事態宣言かの最大値を超えている状況が見て取れる。

年齢構成をみると、7月上旬では、2、30代が7割程度と高かったが、
前週と比べて、中高年に感染が広がっている事が懸念される。

〇エリアにおいても、隣接区にも感染が広がっている。

また、ディケア、高齢者施設、幼稚園・保育園といった施設にも感染が見られ、クラスターが起きない様に一層の注意が求められる。

〇接触歴等の不明者数が増えており、緊急事態宣言下での最大値にほぼ匹敵する数値。
150%という、依然と高い数字。
このまま、接触歴歴が分からない方が、このまま4週間続いた場合には、新規陽性者数が約5倍、一日600名、

東京都医師会 猪口先生〉
医療提供体制の現状】

〇先週に引き続き ダイダイ色 
重症者数については、7名~14名とダイダイ色

PCR検査の陽性率、検査数が増加したが、陽性率が穏やかなのは、

引き続き、検査体制の強化が求められる。

救急
30件程度で推移している、6月30日から、救急搬送の東京ルール

入院患者数は、先週に比べ、1,4倍に増加している。
保健所から、
7月19日2.06回というのは、ひとりの患者さんの入院先の調整に、苦労する状況になりつつある。
無症状の陽性者が15%を占めており、引き続き、早急かつ大規模な宿泊療養施設の確保が求められる。

知事より、ホテルの確保が2000室確保出来た。との報告に胸をなでおろす

新型コロナウィルス感染症患者の入院・退院には、
手続き、感染防御策、検査調整・消毒、など、通常の患者の受入れよりも、手続き・人員に多くの手間と労力が必要とされ、医療機関にとっては大変負担が大きい

通常のがん患者や他の疾患の医療確保と、新型コロナウィルス感染症の受入の両立の大変さ

重症患者の受入、

予定手術や、通常の医療を圧迫する、搬送体制、病院の受け入れ態勢の強化が一層必要となる。

先週と同じダイダイ色ではあるが、医療現場としては、諦めることなく、受け入れを続けるわけだが、
都民の皆様の協力なしに、この急場を乗り切る事は出来ない。


日本テレビ〉4連休、都民の皆様には、極力外出を控えて頂きたい。

知事〉東京の場合は、陽性者数も多く、モニタリングでも、中々厳しい状況にあり、再び感染拡大警報を出させて頂いた。
特に、ご高齢の方、持病をお持ちの方は重症化のリスクが高いため、外出にはご注意を頂きたい。
外出される際は、ガイドラインを守らないお店は避けて頂きたい。

3つの密を避け、マスクの着用、手洗い・アルコール除菌の徹底、換気を取る事。

協力金を支給させて頂いたのは11万件、
感染拡大防止徹底宣言の店舗は、まだ4万件にとどまっている。7月末まで、集中的にご協力をお願いします。

朝日新聞〉外出は出来るだけ、全都民に対して不要不急の外出を控えて頂きたいのか

知事〉不要不急の定義は、一人ひとり異なる、
外出の自粛については、特措法の対象とはなって居ないが、出来るだけ控えて頂きたいという事で、強いメッセージととらえて頂きたい。

時事通信〉警視長官への協力の要請とは

知事〉風営法と感染症対策は、異なるもの。一方で、コロナの感染拡大防止については、あらゆる手段を講じていく必要がある。出来るだけ速やかに行っていく。

東京新聞〉不要不急の定義、出来るだけ、出来る限り、必ず必要だと考える以外は、外出を控えて頂きたい

知事〉モニタリング会議の結論として、感染拡大の警報は続いているというメッセージ。
いま、どの様に感染を拡大させないか、最近は人の流れも、もとに戻りつつある。
【感染拡大防止徹底宣言】の取り組みのご協力を、様々な団体の皆様にお願いをさせて頂き、引き続きテレワークの取り組みにもご協力を頂きたい。
感染拡大を防止する為の警報を発令している事に変わりはない。

Q 〉2400⇒2800床を目指している中で、レベル3では、4000床が目標となっているが、
医療現場の苦労と、現実的な数字について

猪口東京の一般床自体は、1万床あるが、その中で、コロナの為に4000床を割く事は、非常に大変なこと。
コロナの前は、有効活用して、一般の医療で使っていたもの。
今の段階でも、既に一般の医療にも影響は出ている。
一般の医療を必要としている方々が居て、その方々にもご協力を頂きながら、病床を確保してきた。医療現場にご協力を頂きながら、レベル3という事になれば4000床の確保は可能だと思うが、
一般医療との両立については、かなり大変なことだという事も、十分にご理解いただきたい。

読売新聞〉モニタリング会議で第2波だと指摘もあったが、

知事〉医学的・科学的というよりは、行政として、第2波という覚悟をもって、対策に取り組んでいく事が必要。レベル3にならない様に。
本来手術を受けるはずであった方々に先延ばしにして頂いたり、本来医療を受けるはずであった人が後回しにされたり、コロナであろうが、他のご病気であろうが、命を守っていく事について

先ずは、感染しないでください。防いでください というのが、最大のメッセージ。
 第二波かもしれません、その覚悟をもって行動して頂きたいという事を、改めて、強くお願いをさせて頂く。


コロナウィルス感染症との戦いは、大変なこと、本日は、臨床現場・PCR検査でご協力を頂いている医療現場の先生方と共に、都民の皆様にお願いをさせて頂いた。
都民の皆様・事業所の皆さま、どうぞ、よろしくお願いいたします。