【大田区コロナ禍での修学旅行中止の決定に落胆の声、
こども達の学校生活をどの様に守るか

本日は、1日当たりの新規感染者数が過去最高の280名を超え、不安の声が聞かれますが、月曜日に4683件の検査が行われた事により、これまでで最も多くなったとの報告があり、
今後検査数を1日1万件まで拡大をしていく中で、今後も1日当たりの感染者数は増えていくものと思われます。
重要なのは、1日の感染者数の数ではなく、
重傷者の命を救う事。そして、医療崩壊を起こさない事です。

都が保健所から報告をうけて感染を確認するのは、検査の実施から3日程度かかるということで、
「月曜日の検査数が多かったことが16日の感染の確認の増加につながったと」との事で、
医療資源をひっ迫させない為、また無症状・軽症者による市中感染を防ぐ為に、
無症状者・軽症者にご利用頂く宿泊療養施設が、本日より拡充されました。

本日、大田区から学校現場の新型コロナウィルス感染症対策のプレスリリースがありました。

学校でのコロナウィルス感染の報道に、
「何処の学校で感染者が出たのか公表して欲しい」との声も聞かれますが、
感染者が出た学校の保護者に対しては、すぐに情報共有が行われ、濃厚接触があった児童・教員には検査が行われています
学校も全校休校措置が取られ、除菌が行われた上で感染拡大防止の取り組みが行われておりますので、学校や児童生徒を特定する様な動きは、こどもの人権を守る為にも、取られるべきではないと考えます
地方では、感染者が少ない分、「感染者宅に石が投げ込まれた」と云う話や、感染が知られた事で家族で引っ越しを余儀なくされた。と云う話まで伺います。
検査を拡充していくと云う事は、それだけ感染者も増えて行きます。
感染者への差別や偏見では無く、
かつて多くの人の命を奪ったスペイン風が、現在ではインフルエンザA型として、毎年一定数が罹患している様に、今後コロナと共存をして行かねばならない中で、恐怖を煽るのでは無く
正しく恐れる事、手洗いマスク・うがいの徹底、
3密を防ぐ、等の感染防止に取り組む【新しい日常】の定着に取り組みながら、社会活動を行なって行かねばならないと考えます。

一方で、『大田区中学校の修学旅行中止について』には、多くの保護者の皆様から落胆の声が聞かれました。

「国ではGoToキャンペーンと云いながら、なぜ修学旅行はダメなのか」
「修学旅行でしか、旅行に行かれないご家庭もある。子どもにとっては、一生に一度の思い出を作る機会を奪わないで欲しい」
「こどもは重篤化のリスクは低いと聞いている。全員義務では無く家庭ごとに選択して実施して欲しい」
云った落胆の声が寄せられており、本当に残念でなりません
「部活動の大会も中止になった。子どもの中学校時代の努力の成果が発揮できないのは親としてもとても辛い」との声も聞かれます。
(高校野球も高校球児にとって一生に一度の、これまで練習してきた努力の結晶であり、無観客試合でも大会を開催して欲しかったとの個人的な思いは有りますが)

【令和2年度区立中学校の修学旅行の中止について】大田区 教育指導課長

「教育委員会では、修学旅行の実施の可否につきまして、教育的意義や生徒の心情、生徒の安全確保等にも配慮し、慎重に検討してまいりましたが、この度、新型コロナウイルスの感染拡大防止と生徒の安全確保の観点から、中止することを決定いたしました。」

東京都教育委員会は、【新型コロナウィルス感染症と学校運営に関するガイドライン】を作成しています。

「エ 学校行事
(ア) 都立高校・中等教育学校・都立高校附属中学校
12 月までに実施予定の、児童・生徒等が学年を超えて一堂に集まって行う活 動(文化祭、体育祭等)、宿泊を伴う行事や校外での活動は、延期又は中止する」
との事で、12月までの延期・又は中止とされておりますが、
学校生活の思い出は、学校行事にある❗️と考えていた学校行事大好き人間であった私としては、感染の状況を見ながら、冬に感染状況が落ち着いた場合には、ぜひこども達に、修学旅行に変わる様な体験の機会を与えてあげたいと心から願い、教育課長とお話をさせて頂きました

以下、大田区プレスリリースから情報共有〉

『新型コロナウイルス感染が判明した大田区立小学校児童と濃厚接触があった児童及び教員の検査結果について』

 7月11日(土曜日)に新型コロナウイルス感染が確認された区立小学校児童と濃厚接触があった児童及び教員を対象に実施した検査の結果につきまして、
全員が陰性であることを確認しました。
【現在の対応について】
 大田区保健所による指導のもと、陰性が確認された児童及び教員につきましては、7月22日(水曜日)まで自宅待機と健康観察を要請しています。
【報道機関の皆様へ】
患者本人・家族の人権尊重・個人情報保護に特段のご理解とご配慮をお願いいたします。

問合先
(学校に関すること)
教育総務部学務課 電話 03-5744-1431
(感染症に関すること)
健康政策部感染症対策課 電話 03-5744-1263


『学校施設の開放 再開延期について』
教育総務部副参事(教育地域力担当)

8月8日(土)から再開を予定していた学校施設の開放につきましては、感染拡大防止のため延期させていただきます。再開時期につきましては、現在のところ未定です。
区民の皆様へは、ホームページ等にてお知らせいたします。