大田区を水害から守る❗️
梅雨を前にもり愛が都議会で要望してきた多摩川樋門の安全対策が完成しました!】

 昨年の台風19号は都内にも大きな爪痕を残し、地元大田区においても、多摩川の氾濫が危惧され、丸子川周辺の内水氾濫により、約600世帯が浸水被害を受けました。
 私も先日地元のボランティアの皆様と共に泥かきのお手伝いをさせて頂きましたが、水害被害の凄まじさを実感しました。
多摩川からの逆流を防ぐ為に2か所の水門が設置をされております。これまでは排水作業が区職員の手動であり、氾濫の危険が迫る警戒レベル5が発令された状況においては、人命が最優先であり、人力で排水作業に当たらねばならない状況は、改善されるべきであると考え、東京都に対して、再発防止に取り組んで頂く様、事務事業質疑においても強く要望して参りました。

今回、梅雨を前に、大雨により多摩川の浸水が起きぬよう、下水道局が管理する多摩川の樋門・高潮防潮扉の改良工事が完了しました。(大田区内は、⑤⑥⑦)

①宇奈根排水樋門
②谷川排水樋門
③下野毛排水樋門
④等々力排水樋門
⑤上沼部排水樋門
⑥中原・調布排水樋門
⑦高潮防潮扉No39(沼部排水樋門)

1) 樋門の転落防止対策
これまで、樋門の排水作業は、区の職員さんによって人力で作業していたため、
・豪雨時における樋門等の操作に関わる人員の安全確保の為、川側にあるゲート操作盤に繋がる通路の改良を実施。安全柵の高さ確保が行われました。①③④⑤⑦
2)堤防より川側でしか操作できない樋門の遠隔操作化
・豪雨時における樋門等の操作を確実に実施する為、堤防より宅地側からでも樋門の操舵を行えるように新たにゲートの操作盤を設置し遠隔操作を可能にし、安全対策を行いました。②④⑤





また、平成25年7月23日の豪雨の際には、大田区上池台(洗足池幹線流域)にて浸水被害があり、

東京都では平成25年12月に
【豪雨対策下水道緊急プラン】を策定して
「75ミリ対策地区③大田区上池台」に基づく対策を進めてきました。
・【対策Ⅰ 】低地部をポンプ排水区へ切り替える
・【対策Ⅱ】取水管を先行整備し、暫定貯留艦として活用する。
・【対策Ⅲ】既存の洗足池幹線を補う新たな幹線「(仮称)洗足池増強幹線」を整備し流域の75ミリ降雨に対応する。

【対策Ⅰ 】現在工事中
シールド工法
直径2.6m 延長約1,500m 深さ11m〜15m
発進立坑用地 特別養護老人ホーム池上内 仲池上本広場
→当初、平成31年度に工事が完了予定でしたが、シールド掘進中に、泥岩や玉石等が混在する大変掘削しづらい地盤だと判明し、令和4年まで工事期間が延びる見込みとの事で、1日も早い完成に向けて取り組んで頂きたいと要望しました。

現段階で完成している
【対策Ⅱ】によって、開光坂児童公園の下に
直径1m、延長250m、深さ7m〜11m
工事が完成するまでの安全対策としては、こちらで暫定貯留中です。

【対策Ⅲ】
【対策Ⅰ】が完成したのちに、シールド工法にて
直径4.5m、延長約3,200m、深さ27m〜54m
発進立坑用地 仲池児童公園(計画)となっています。

都民の命と暮らしを水害から守る❗️

近年大規模化する自然災害、豪雨被害から都市を守る為、ハードの整備はもちろん、
緊急時に避難所となる小中学校・高校の体育館等における感染症対策も含め、都民の命と暮らしを守る防災対策に全力で取り組んで参ります!