【こどもの城を都民の城へ!旧こどもの城視察】

一昨日は、旧こどもの城を視察させて頂きました。


1985年に厚生省が国立児童館 児童センターとして整備。

当時私は小学生でしたが、横浜から妹と一緒に母に連れて来て貰った楽しい想い出の場所です。

室内での大きなアスレチックで思い切り遊んだり、こども劇を見たり、工作のワークショップに参加したり、こども達のやりたい事が、何でも思い切りできる場所でとても楽しかった♪懐かしい想い出が蘇ります




2015年に厚労省は、民間の類似施設の登場や自治体の児童館が増えた事と老朽化を理由に役目を終えたとして閉館。

以来、復活を求める多くの声が上がっておりました。


『旧こどもの城の今後の在り方』については、多くの都民の関心事でもあり、2年前の都議会議員選挙の際にも公開質問状を頂きました。


これまで こどもの城は、国立児童館として、こども達の健やかな成長と育成の拠点として、全国から児童館職員の研修や養育のサポート等を担ってきました。

こども達が思い切り遊びを通じて、豊かな経験を得られる場所としての歴史を踏まえながら、再整備が求められると考えます。


旧こどもの城をめぐっては、舛添前知事が平成28年度に、都立広尾病院の移転先として購入を決めたが、小池知事は同じ場所での建て替えを決め移転を撤回し、地価が上がったとの批判がありますが、


都民の城として都が再整備の為に取得を行った事は、

現地視察を行って、改めてとても重厚に作られている建物であり、取り壊すのではなく、再び命が吹き込まれる事を嬉しく思います。




『東京都 都民の城(仮称)改修基本計画

中間とりまとめ』が発表されました。


http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/11/22/documents/07_01.pdf


東京2020大会時には、運営をサポートする場としてボランティアスタッフの研修会場・大会時の休憩施設等の活用が行われ、2023年度に【都民の城(仮称)】として再オープンします❗️


改修後の目指す姿】


遊び・学び・仕事

「遊び・学び・仕事を通じて、こどもをはじめとした都民が交流し、成長できる場」をコンセプトとして

既存建物を可能な限り活かし

地下2階プールに関しては改修は行わない。


3階から5階が、旧こどもの城として遊びを中心とするエリア。

設計工事と並行して、運営計画


高層部には、学びと仕事を中心とするエリアを設置し、

・学びのエリアには、こども向けの体験・教育プログラム。福祉人材・女性経営者の研修セミナー、100歳まで学べる生涯学習講座等、あらゆる世代に対する学びを提供。

・仕事のエリアー創業の活性化・生産性向上

様々な人材の育成。


隣に隣接する『国連大学』

ー昭和50年代には、横浜市との誘致交渉の中での条件として、無料貸付が行われています。

信託ビル(みずほ信託)

信託で活用して頂き、信託収入として都に収めてもらうスキーム

バブル期に土地の高騰を抑える為のスキームだったが、全国で破綻。信託ビルは、5年ごとの更新。


厚労省によると、老朽化の耐震改修費は117億円との閉館時の試算があります。

いずれは、近隣の土地と合わせて、総合開発を行うとの見解もありますが、


再整備においては、出来る限り既存の施設を活用して、青山劇場と共に、

建物の長寿命化を行い、経費の圧縮に勤めて頂きたいと要望いたしました。


長く都民に愛される、遊び・学び・そして多様な働き方を支援する拠点となる事を願います!



眼下に見えるのは、旧青山病院跡地。
現在は、1部が住宅展示場として暫定利用されている。右手には、病院時代の池と森が残っている。
お隣は、国連大学

かつては、全国から児童館職員の研修も行われ、宿泊施設も完備されている。
客室はとても綺麗なので、そのまま創業支援施設となる模様。


保育室には、マジックミラーで、こども達の自然な様子が見えるようになっている。

養育や発達の様子が見られるようになっている。



大好きだった遊びのエリア♪

青山劇場のステージ

円形劇場