その1から質疑の続き】
Q9(ソーシャルファーム・第10条)
次に、今回の条例案で施策の大きな柱として位置づけられている、「ソーシャルファーム」について確認していきます。
ソーシャルファームは、海外では就労に困難のある方を雇用する場として、普及しています。
国内では、ソーシャルファームについて法的根拠がありませんが、都が本条例で施策の柱としてソーシャルファームを位置づけたことは、大きな一歩として評価すべきと考えます。
そこで、なぜ、ソーシャルファームという新たな枠組みを取り入れ、促進していこうとしているのか、改めて伺います。
(今後の方向性)
〇 条例案では、「事業からの収入を主たる財源として運営ながら、就労困難者と認められる者を相当数雇用し、その職場において、就労困難者と認められる者が他の従業員と共に働いている社会的企業」をソーシャルファームとしている
〇 ソーシャルファームという新しい枠組みを創設することにより、これまでは様々な事由により就労が困難であった方々においても雇用の場が広がり、就労の可能性が拡大するものと考えている
ソーシャルファームを新たな枠組みとして条例に取り入れた理由が分かりました。
また、どういった企業が「ソーシャルファーム」なのか、条例の中で示されていることも確認できました。
Q10(認証・第11条)
次に、我が会派が一貫して求めてきたソーシャルファームの認証についてお聞きします。
先に提出した会派からの要望書の中でも「ソーシャルファームの活動を公的に後押しするため、認証を行うことを条例に規定するとともに、具体的な制度化を急ぐよう」、求めたところです。
提出された条例案では、第11条にソーシャルファームを「認証」することがしっかりと盛り込まれています。
そこで、ソーシャルファームを認証する意義・目的を伺います。
(今後の方向性)
○ 都が、ソーシャルファームを認証することにより、認証を受けたソーシャルファームは社会的な信用が高まり、その事業活動がより進めやすくなるものと考えている
○ また、一定の基準を満たしているソーシャルファームを認証することは、ソーシャルファームの事業活動などを質的に保証することであり、これが質の高いソーシャルファームの普及にもつながると考えている
ソーシャルファームの認証は、東京にソーシャルファームを根付かせていくための、重要な取組であります。これがキーポイントになると言っても過言ではないと思いますので、着実な取組をよろしくお願いします。
Q11(ソーシャルファームへの支援・第11条)
次に、ソーシャルファームへの支援についてお聞きします。
今年度の予算特別委員会において、我が会派のソーシャルファームPTの座長を務める伊藤都議が質問の中で、単に補助金を出す手当型の制度ではなく、認証保育所制度を引き合いに出しながら、官民で一緒に走って、一緒に仕組みを作っていく、民間と一緒にやっていく伴走型の制度設計を念頭に条例づくりを進めるよう求めたところ、知事から、そのような意見も参考にしながら検討を進めていく旨の答弁がありました。
そこで、今後のソーシャルファームへの支援について伺います。
(今後の方向性)
〇 ソーシャルファームの普及に向けては、その立ち上げから一定の期間、都として支援していく必要があると考えている
〇 創設されたソーシャルファームの事業や経営の状況を踏まえながら、自律的な経済活動に向けて、適切に財政支援を行うことや、経営上のアドバイスをきめ細かに行うなど、ソーシャルファームの事業が円滑に軌道に乗るよう効果的な支援策を検討
伴走型での支援でソーシャルファームの普及を進めていくことは、今後も求めていきたいと思いますので、引き続き、取組をお願いします。
Q11(ソーシャルファームへの支援・第11条)
次に、ソーシャルファームへの支援についてお聞きします。
今年度の予算特別委員会において、我が会派のソーシャルファームPTの座長を務める伊藤都議が質問の中で、単に補助金を出す手当型の制度ではなく、認証保育所制度を引き合いに出しながら、官民で一緒に走って、一緒に仕組みを作っていく、民間と一緒にやっていく伴走型の制度設計を念頭に条例づくりを進めるよう求めたところ、知事から、そのような意見も参考にしながら検討を進めていく旨の答弁がありました。
そこで、今後のソーシャルファームへの支援について伺います。
(今後の方向性)
〇 ソーシャルファームの普及に向けては、その立ち上げから一定の期間、都として支援していく必要があると考えている
〇 創設されたソーシャルファームの事業や経営の状況を踏まえながら、自律的な経済活動に向けて、適切に財政支援を行うことや、経営上のアドバイスをきめ細かに行うなど、ソーシャルファームの事業が円滑に軌道に乗るよう効果的な支援策を検討
伴走型での支援でソーシャルファームの普及を進めていくことは、今後も求めていきたいと思いますので、引き続き、取組をお願いします。
Q12(指針・第11条)
次に、条例案の第11条で規定された、ソーシャルファームに関する「指針」についてお聞きします。
条例案によると、ソーシャルファームの認証基準や支援策は、指針等を策定して定めるとしています。
今後、指針の策定に向け、どのように検討を進めていくのか、伺います。
(今後の方向性)
〇 ソーシャルファームは自律的な経済活動を行う社会的企業であり、認証基準や支援策の策定に当たっては経営の視点が欠かせない
〇 このため、指針策定に向けては、今後、企業経営等の専門家などによる検討会を新たに設置し、ソーシャルファームの具体的な認証基準や、支援策の詳細について検討を進めていく
〇 指針等を定め、これに基づき、着実に支援を行うことにより、ソーシャルファームの創設と活動を促進
ソーシャルファームの認証基準づくりは、創設や普及を図る上で重要なものとなりますので、策定までにある程度の時間はかかると思いますが、検討を着実に進めていただくようお願いします。
Q13(局長の決意)
最後に、ソーシャルファームを東京に誕生させ、根付かせていくための施策展開について、局長の決意を伺います。
(今後の方向性)
○ 今回、提案している条例案では、誰もが生き生きと活躍できるダイバーシティの実現に向けて、ソーシャル・インクルージョンの考え方に立って、希望する全ての都民の就労を支援していくこととしている
○ この条例を踏まえ、就業相談や職業訓練など、これまで実施してきた就労支援施策の更なる充実を図るとともに、日本では新しい枠組みとなるソーシャルファームの創設や活動の促進を通じて、就労に困難を抱える方の雇用の場の拡大に向けた取組を進めていきたいと考えている
○ ソーシャルファームについては、パブリックコメントにおいても、都民から期待する意見が多数寄せられており、都としては、実効性のある支援策を早期に構築し、その創設や活動を後押し
○ このため、今後、具体的な認証基準や支援策を盛り込んだ指針を策定し、東京において、ソーシャルファームを誕生させ、根付かせることができるよう、全力を挙げて取り組んで参ります。
Q13(局長の決意)
最後に、ソーシャルファームを東京に誕生させ、根付かせていくための施策展開について、局長の決意を伺います。
(今後の方向性)
○ 今回、提案している条例案では、誰もが生き生きと活躍できるダイバーシティの実現に向けて、ソーシャル・インクルージョンの考え方に立って、希望する全ての都民の就労を支援していくこととしている
○ この条例を踏まえ、就業相談や職業訓練など、これまで実施してきた就労支援施策の更なる充実を図るとともに、日本では新しい枠組みとなるソーシャルファームの創設や活動の促進を通じて、就労に困難を抱える方の雇用の場の拡大に向けた取組を進めていきたいと考えている
○ ソーシャルファームについては、パブリックコメントにおいても、都民から期待する意見が多数寄せられており、都としては、実効性のある支援策を早期に構築し、その創設や活動を後押し
○ このため、今後、具体的な認証基準や支援策を盛り込んだ指針を策定し、東京において、ソーシャルファームを誕生させ、根付かせることができるよう、全力を挙げて取り組んでいく
大田区においても、誰もが自分らしく生きられる
【一人ひとりが輝く東京】を目指して、当事者の皆様、就労支援に携わる皆様と共に、ソーシャルファームの推進に取り組んで参ります!