【田園調布5丁目ボランティア参加】縁プロジェクト台風19号浸水被害支援活動


台風15号・19号、そして昨日の大雨と、毎週のように大規模な風水が日本列島を襲い、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。


大田区においても、台風19号では、約1万人の方が避難し、田園調布45丁目の一部では、内水氾濫により590件が被害を受けました。


縁プロジェクトでは、micsおおたの呼びかけで1016日より支援に入っており、本日は支援活動に参加させて頂きました。



内水氾濫で、直接の川の氾濫ではなかったものの、汚泥により水に浸かってしまうと、消毒せねばならず、

台風19号の被害から2週間。

思い出の品々も、服も、靴も、泥水を被ってしまったものは、すでにカビも発生し、冷蔵庫や洗濯機といった家電も基盤の入った部分が長時間水に浸かっていた事により漏電の恐れもあり、使うことが出来ない状況。


閑静な住宅街で、外観ではほとんど被害を受けていないように見えるお宅が、床上浸水被害の大きさに胸が締め付けられるような、現場を目の当たりにしました。


どこから手をつけて良いのか、途方にくれてしまう自然災害の恐ろしさ。

当日はこの辺りも、「自衛隊がボートで助けに来た」と伺いました。


地震被害への備えとは異なる、風水害対策の重要性と備えの必要。


多摩川の氾濫は免れたものの、丸子川の内水氾濫、更に上流の谷沢川でも内水氾濫が発生しており、上流から大田区に流れ込んできた事が伺えます。


そうなると、ポンプのみの排水で、本当に町を守ることができるのか、

東京都としても、内水氾濫の対策は、下水道局。河川整備は建設局と所管が分かれますが、調整池の整備も含めて、水害から都民の命と暮らしを守る為に、

都として取れる対策を、大田区と連携して整備に取り組んでいきたいです!


本日も、縁プロジェクトを始め、多くの災害ボランティアの地域の皆さま、大田区社会福祉協議会・大田区職員の皆さま、お疲れ様でした!








【大田区・台風19号に伴う対応について】

防災危機管理課の資料より)


避難場所、自主避難スペース等


・水害時緊急避難場所 区立小中学校15校、雪谷文化センター、池上文化センターに開設      避難者:約6,500


・自主避難スペース 特別出張所等 32か所に開設 避難者:約3,200


・福祉避難スペース 障がい者総合サポートセンター等3か所 避難者:約71


・帰宅困難者滞在施設 アプリコ 避難者:約150名  合計:約10,000


主な被害状況(1015日 1500


1)人的被害 多摩川:多摩川六郷大橋、中州に取り残されている人を救助(12日)


2)田園調布4丁目、5丁目の一部地域(丸子川右岸)における浸水被害  


  ・内水氾濫による浸水590件(床上583件、床下7件)


  ・消防、警察、自衛隊により浸水地域内の孤立者を捜索し、16名を救助


  ・13130 東京都を通じて陸上自衛隊の災害派遣を要請、捜索終了につき、710撤収要請


3)建物破損等:249


4)崖・擁壁:4件


5)倒木:102


6)停電:大森東12丁目等(1221時頃)