【東京2020大会マラソン・競歩 唐突な会場変更より10月開催を!

昨夜、唐突にIOCのバッハ会長から「札幌開催」が告げられ、本日札幌開催の決定が報道された事に、驚きと怒りが隠せない❗️

東京の8月が暑い事は、開催決定当初より分かっていた事である。

本当にアスリートファーストを唄うならば、本来体育の日がある1011月開催にすれば、何の問題はない。


ところが、アスリートファーストを無視して金権主義に走り、8月開催に固執するIOC


他の大きなスポーツ大会と重ならない78月開催により、

IOCは、2032までの独占放映権としてNBCより76億5000万ドル(約8500億円)もの巨額な放映料を得ており、


ディスカバリー・コミュニケーションズは、

2015年にユーロスポーツを買収し、13億ユーロ(約1680億円)で2024年パリ大会に至る4大会を欧州全土で放送する権利を獲得した。


アスリートファーストでは無く、スポンサーファーストで、金にまみれたIOCの実態。


それを、開催まで1年と迫り、東京都はテストイベントも幾度も重ねて暑さ対策に取り組んで来た。競技会場のコースに合わせ、136kmに遮熱性舗装を300億円の費用を投じて準備してきた。

その開催都市の東京に何の相談もなく、IOCと組織委員会の札幌案は、大変遺憾です。


東京都よりも涼しい都市は他にもあり、当初より復興五輪を掲げ、ボートの宮城開催等にも意欲を持って打診していた東京都の小池都知事。

しかし、それらの案を元に戻してきたのもIOCである。


今回、なぜ札幌ありきなのか?という点も疑問だ。裏で何らかの政治力が働いたのでは?という疑念が残る。


また、9月のマラソン大会で多くの棄権者を出したドーハのマラソン大会を繰り返してはならないと例に挙げられるが、

私もドバイに行った事があるが、中東の暑さは、10月でもバスの排気口の後ろにいる様な熱風に驚いた。

東京との違いをエビデンスで示すべきである。


マラソン・競歩のみでは無い。

暑さが懸念されるのは、トライアスロンも、サッカーも、屋外競技はみんな同じ事で、暑い中を競技する馬だって、暑さに強い動物では無いので、馬術も酷暑の中の競技は危険だ。


やはり、東京都から、しっかりと1011月開催こそが、アスリートファーストであると訴えるべきであると考える❗️


この会場変更が、IOCにより開催都市のこれまでの準備や暑さ対策を無視して強行される事があれば、それは全部の競技に及ぶ事になる。


アスリートは、本番を意識しながら、本番コースでの練習を重ねてきたのであり、アスリートからは、東京開催を望む声が聞かれます。


IOCのこの突飛で唐突な会場変更は、アスリートファーストでも英断でも何も無い。


本来は、当初から開催都市の気候に合わせた開催期間を決定すべきである。


本日は今回のIOCのプレス発表について東京都オリンピック・パラリンピック準備局より経緯を伺いましたが、札幌開催が決定したかの様なマスコミの報道にも異議を感じます。

正式決定は、今後のIOCの調整会議で行われるとの事でした。


正式なプロセスを経る事なく、

東京都がこれまで1番予算を負担して、組織委員会にも何人もの都職員を派遣してきた。

それなのに、議論のテーブルにすら着いていない開催都市・東京。

今回のプロセスには、大きく抗議すべきだと考えます。


東京五輪のチケットが外れ、せめて沿道の応援だけでも!と楽しみにしていた都民が多くいます。

また、五輪のマラソンは、その都市を代表する風光明媚な場所が選定をされ、閉会式の直前を彩る、まさに五輪の花形競技です。


【東京2020大会】が、真にアスリートにとっても、観戦・応援する方々にとっても素晴らしい大会となる様努力してきた東京都。


その努力が十分で無いと云うのならば、開催都市の気候に合わせた、真にアスリートファーストな大会となる様、

会場の変更よりも、開催期間の変更を❗️求めます。



そして、開催都市に何の相談もなく、

都民の税金を食い物にする様なIOCに対しては、


多額のお金が動く、ビジネスファーストのIOCのオリンピックの体質を見直し、

東京都と組織委員会が一体となって、

東京大会成功に向けて、毅然と都の主張を述べるべきであると考えます!