【令和元年 第3回東京都議会定例議会】本会議が18日までの会期で開会!


初日の93日は、議会による名誉都民の同意と、小池都知事の所信表明が行われました。

 

今年は920日いよいよ東京にて開幕を迎えるアジア初となるラグビーワールドカップを目前に控え、そして東京2020大会とその後の東京の姿を見据えて、どの様な都市にしてゆくべきなのか。

『人生100年時代』とも云われる長寿社会において、誰もが安心して豊かに暮らす「成熟」と「成長」が両立した都市を目指すための想いとビジョンが込められていました。

知事所信表明 要約】

 

    ラグビーワールドカップ及び東京2020大会を成功へと導く取組

課題への着実な対応〉

・大会期間中の混雑緩和に向けて多くの企業と共にテレワーク・時差ビス、交通需要マネジメントを一体的に進める「スマートビズ」の実施により、働き方改革のと仕組みを推進。

・都心部の交通量を抑制する為、交通需要マネジメントの取組と首都高における流入調整を施行し「大会時の円滑な輸送」と「経済活動・都民生活」の両立

・猛暑の中での暑さ対策、お台場海浜公園の水質等の確保に向け更なる対策の実施

 

「未来への投資」を果敢に進める

7ⅭTOKYO」の視点で未来を切り開く!

7月に策定した「重点政策方針2019」において、7つの戦略的視点

・都政への姿勢や理念を表す「チャンス」「チェンジ」「チャレンジ」「チェック」

・「人」が輝く為の施策を表す「コミュニティ」「チルドレン」「長寿」の7つの「C」

https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.jp/basic-plan/tokyo-houshin/

 

2020年に向けて新たな施策を生みだしていくと共に、2040年代を見据え、未来を切り拓く羅針盤となる「長期戦略」の策定に取り組み、都政改革本部においては、既存の精度の見直しや規制改革の実現に向けて、全庁を挙げて課題の総点検に取り組んでいる。

 

新たな価値を創造し、未来を輝かせる成長戦略

新たな価値を生み出す「Society5.0」の実現、

様々な交通手段を乗り継府移動を一つのサービスで繋ぐ「MaaS」の社会実装と実証実験

 

◎イノベーションの好循環を生み出す

多様な主体が集積・連携し新たなビジネスモデルを創造する「エコシステム」の形成

◎eスポーツによる産業振興 来年1月「東京eスポーツフェスタ」開催

◎日本全国の活性化につなげる 全国の自治体との連携による共栄共存

 

◎東京のポテンシャルを最大限に引き出し持続可能な成長へ

 

◎羽田空港の機能強化-騒音・安全対策と情報提供の一層の推進を

国は、更なる着陸高度の引き上げなど、より踏み込んだ対策を示し、来年3月より羽田・国際線の発着を年間39千回に増加することが決定。

空港の玄関口である大田区としては、地域住民の生活の安全が第一であり、

東京都としても、これまで求めてきた、都民や関係自治体の理解が深まる様、

国に対し騒音・安全対策や情報提供の一層の推進を求めていく。

 

◎都市の価値を高めるまちづくりー日本橋周辺の首都高の地下化。

伝統と革新が交差する東京の顔・日本橋において品格ある景観形成に取り組んでいく。

 

◎小笠原諸島の自立的な発展の推進 「ゼロエミッションアイランド」の実現を

 

◎誰もが安心して暮らし、いきいきと活躍できる東京の実現

・東京都の防災力の総合的な強化-災害予防及び応急・復旧対策を定める「地域防災計画」

・「マイタイムライン」の普及-台風や豪雨等による土砂災害から命を守る迅速な避難・防災意識の向上

・痛ましい交通事故を無くしていく為の交連運転者の安全対策

7月より「安全運転支援装置の取り付け9割補助」、運転免許自主返納の促進、区市町村と連携した子どもの移動経路の緊急安全点検の実施

 

◎自転車利用の安全対策―自転車保険 加入の義務化!

自転車の利用者に損害賠償保険への加入を義務付ける条例改正案を提案。

 

◎犯罪被害者等への支援の推進

犯罪被害に遭われた方やそのご家族に対する支援を一層推進するための「犯罪被害者等支援条例(仮称)」策定に向け有識者懇談会の意見を踏まえ検討を深める。

 

◎誰もがいきいきと活躍できる社会に向けてーソーシャルファームの推進を!

就労を希望するすべての都民を対象とした総合的な支援や、障がいのある方をはじめ、就労に困難を抱える方を受け入れる社会的企業【ソーシャルファーム】の創設を後押しする新条例の基本的な考え方を公表し、就労を希望する方が誰一人取り残されることなく、個性や能力に応じて働くことが出来る社会の実現に向けて検討を進め、第4回定例会への提案を目指す。

↑私も、会派のソーシャルファーム推進PTにおいて、準備を進めています。

「都民の就労を応援する条例の基本的な考え方」

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/08/26/documents/14_03.pdf#search=%27%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD+%E5%B0%B1%E5%8A%B4%E3%82%92%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%81%99%E3%82%8B+%E5%85%AC%E8%A1%A8%27

誰一人取り残さない、就労を希望する方が可能性を発揮することが出来るソーシャルファームを、東京都から実現していきたいです!

 

◎女性活躍のムーブメントを更に加速する。

本年41日時点における保育サービス利用児童数は、知事就任時から4万7千人増加し

待機児童は約5000人減少しました!

11月には、女性経営者による会議「NEW CONFERENCE」を開催し、併せて全国の助成首長と連携した会議を立ち上げ、女性活躍のムーブメントを更に加速・拡大していく。

https://tokyonew.newconference.tokyo/event/

 

◎多様性を尊重する都市の実現―誰もが認めあう共生社会を実現し、多様性を尊重する都市を創り上げる。

昨年制定した「人権尊重条例」の理念のもと、多様な性の理解促進に向けた「性自認及び性的指向に関する基本計画」素案の公表。相談・支援体制の充実、啓発・教育の推進、声を上げられない当事者にも寄り添いながら、必要な支援や理解促進に向けた取組を進めていく。

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/08/26/17.html

↑今月末まで、パブリックコメントを募集しております。オリンピック・パラリンピックの大会理念、誰もが自分らしく生きられる社会を目指して、ぜひご意見をお寄せください。

 

◎誰もが快適に滞在し、スムーズに移動できる街へ

東京2020大会のレガシーとするべきバリアフリー化に向けて、国内で初めて、宿泊施設における一般客室の整備基準を定めた「建築物バリアフリー条例」の改正が今月から施行。

誰もが利用しやすい宿泊環境を一層充実させていく。

http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bunyabetsu/machizukuri/bfree/pamphlet.pdf#search=%27%E5%BB%BA%E7%AF%89%E7%89%A9%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%9D%A1%E4%BE%8B%27

 

・都営地下鉄のバリアフリー化

三田線と大江戸線に続き、新宿線全駅でホームドアの設置が完了。

ハード・ソフトの両面からバリアフリーを推進していく。

 

◎明るい未来を紡ぐ子ども達の育成

先日の総合教育会議では、「Society5.0」をテーマに、先進事例を共有。

先端技術を学校教育に積極的に活用していく「スマート・スクール構想」をされに加速し、児童・生徒一人ひとりが持つ力を最大限に伸ばす教育に取り組んでいく。

 

◎若年夫婦や子育て世帯を対象とした都営住宅の期限付き有去制度について、現在10年間としている入居期限を、子どもの高校修了時まで延長!条例改正案を本会議に提案!

ひとり親世帯についても制度の対象に加えるなど、誰もが安心してこどもを産み育てることが出来る環境づくりを促進していく。

私も今年4月に立ち上げられた東京都住宅政策審議会委員として、これまで住宅施策に反映されてこなかった、住宅困窮者の現状に、ひとり親家庭・就職氷河期世代、子育て世帯にそぐわない期限付き入居の改善を求めて提言がまとめられ、住宅に関する現場で求められる課題・声を盛り込むことが出来ました!

http://www.juutakuseisaku.metro.tokyo.jp/juutaku_kcs/810-00-0juuseisin_1.pdf

 

◎名誉都民の選定

・赤松良子さん】男女雇用機会均等法の成立に尽力され、女性の社会的地位の向上に大きく貢献された

・さいとう・たかをさん】劇画の先駆者として「ゴルゴ13」をはじめ多くの作品を生みだした

・三宅一生さん】日本を代表するデザイナーとして革新の服作りを実現化してきた

 

本定例会には、条例案38件、契約案4件、併せて46件の議案を提案し、都議会本会議、各所管委員会で審議して参ります!