【都民ファーストの会モビリティ研究会 水上交通小委員会視察】
海洋国家日本の首都であり、東京湾に多くの河川が注ぎ込む【水の都東京】としての水辺のまちづくり。
海に面する大田区としても、直立護岸から環境に配慮した親水護岸の整備。
防災桟橋の平時の活用における観光の視点。平時からの舟運事業の活性化は、私が区議会議員時代から取り組んできたテーマです!

横浜出身の私。20代から海上保安庁のボランティアチーム「未来に残そう青い海」のメンバーとして、また港町の景観保全「美港都市横浜を創る会」顧問として、東京湾ー横浜港を海外にも誇れる美しい水辺の景観整備に取り組んで行きたいです!

【もっと都民が水辺と船に親しめる環境整備】
区・都・国交省の区分で縦割りになっており、臨海部をウォーターフロントとして、面で捉えた利活用がされて居ない現状。
船からの視点で東京港を視察させて頂き、今後の水辺のまちづくりの課題について、
【まちふねみらい塾】高松巌 代表、建築家の阿部 彰 様よりレクチャー頂きました。

国交省が社会実験したコースは、多摩川まで90分、運河沿いの景色には、各区の特色と多様性を見て取れる。旅行者にとって、90分というコースがどういうものか。観光遊覧に適した時間でも、
【水上交通】としては、14ノットから18ノットのスピーディーさも求められ、羽田空港から、渋滞せずに都心に行かれる新たな交通として、需要もあると考えます。

築地明石町の防災船着場で乗船し、羽田空港まで(8ノット航行)で概ね90分。
羽田空港から築地大橋まで東京湾を10〜18ノットで30分〜10分の利便性があれば、水上交通は、羽田空港から都心への新しい選択肢の一つとして
東京湾の水上交通のあり方を視察して参りました。

羽田空港から大田市場の臨海部の可能性、ふるさとの浜辺公園と、大田区には素晴らしい可能性を持った水辺の拠点が多くあります。
その点をつないで水上交通ネットワークで結ぶ事が出来たらと願います!
住む人、来る人、誰もがわくわくする様な、未来志向のまちづくりに向けて、取り組んでいきたいです!
〈視察メモ〉
起点は、築地大橋をくぐった処。

右側が浜離宮

その後、隅田川を登って、桜橋でお昼休憩

【スーパーヨットを東京に入れよう】

戻ってきて、晴海運河へ。

浜離宮〉将軍の浜庭園として造られ、当時のままの姿を残している事は、非常に価値がある。
周囲を海に囲まれて居たからこそ、残された景色。
浜離宮を水害から守る為に高潮対策は重要だが、造られた防災堤防の為に、江戸時代は海へ開かれて居た素晴らしい景観は損なわれてしまった。

【これからの、高潮対策と臨海部の景観整備はどうあるべきか。】

竹芝桟橋から、竹芝運河を天空橋方面まで入る(約70分のコース)

東京都は、水上観光なんだ!
海上交通というと、港湾局の管轄になる。
東京の川ー東京都公園協会の所管。

海の影響を十分に受ける河川。


荒川放水路という大きな河川も、人工的に作った。その事により、隅田川も非常に安全な川になった。治水事業の歴史。

では、隅田川の水はどこから来ているか。
川越と江戸をつないでいた河川。元々、上流のある河川。

【水辺から見るまちづくりのあり方】

浚渫深度は、2m50cm
満潮であれば、匂いは消えるが、水かさが低く、下水・ヘドロの匂いがある。

左側は天王洲、右側が東品川

TYHARBOR 東京湾で始めての「運河ルネッサンス」水上を占有し、宿泊施設も設置されている。
寺田倉庫 臨海部の問題提起をされてきた。


天王洲ヤマツピア 民間船着場

舟清 品川港の始まり

技術者から見ると、問題のある護岸整備方法も多くある。
首都高の補強工事。
モノレールがあって、補強するにしても、改修がし辛い構造。

品川区の八潮団地。品川駅から、かなりの本数のバスが運行されている。

東京の港を作る典型的なやり方。
円柱状の護岸 広い運河

八潮団地までは、新しい景観型の護岸整備、
川辺の緑化等、力が入れられている。

野鳥公園の護岸は、潮干狩りが出来るような親水護岸になっている。

・大田市場、 昭和島、

・ふるさとの浜辺公園 
・つばさ公園、大森東避難橋を通って

漁業権は昭和40年に放棄しているが、
大田区では今も漁業組合があり、羽田沖のしじみ・ハマグリ・あさり・穴子等、羽田では江戸前の天ぷらなどが、羽田名物。

羽田空港沖の、干潟には、豊かな漁場と鳥がいる。

・天空橋  暫定係留所

浚渫も、それぞれの管理者が行う。

河川は、東京都公園協会の所管

防災船着場・待合室も整備された、ちゃんとした船着場だが、
平時の観光利用が、まだ整備されて居ない。

”大森ふるさとの浜辺公園も含めて、
羽田空港臨海部を起点とするには、これからのまちづくり“

【防災船着場の鍵を、どの様に開けるか】

民間の営業目的では開けてもらえない船着場が、まだいくつもある。

何処が、何のために許可を出すか、

☆ 国交省が、荒川の船着場を【自己責任】により開放すると発表。
しかし、荒川の護岸は、引き潮が強く
舟の乗り降りも容易ではない。

乗り降りの容易なフロート型桟橋であれば良いが、使いづらい。

羽田国際空港沖の船着場(旧三愛石油)
横浜へ行くのは、京浜運河を通って容易いが、第4滑走路の所で、外海に出る為、小型船だと大きく揺れる。

東京港野鳥公園と干潟。

空港から外海にかけての位置で、もっとアクセスの良い場所にフェリー型の桟橋を整備することができれば、もっと交通機関としての舟運の活性化に寄与することが出来る。

海の森 中央防波堤埋立地も、もう30年程度しか持たない。
いかに、ゴミを出さない暮らしにシフトしていくか。

日本のスクラップ&ビルドの建築のあり方見直しが迫られている。

東京湾を進むと、10〜18ノット スピード感があり、とても快適である。

貨物輸送路と、観光船は共存出来るか。
安全性の確保。
船が起こしている事故は、極めて少ない。

東京港、大井埠頭、竹芝埠頭、芝浦埠頭

臨海部は容積が緩和され、400%→1200%
竹芝には、1000%

【海側に高層建築物を作ってしまうと、都心に風が入らなくなる。「風の道」を確保するまちづくり。高い建物や倉庫街を臨海部に配しているまちづくりの見直しが必要だと考えます!】

タンカーとすれ違うと、波の影響を受ける。

羽田から、まちの顔を見ていくと、東京の年のあり方が見えてくる。

大井埠頭のコンテナ、

海底トンネルの換気

右手にお台場が見えてくる。

東京湾を通ると、首都東京の国際物流港としてのダイナミックな姿を実感しながら、レインボーブリッジをくぐる。

10ノットだと30分、14ノットだと20分。
最高は18ノット、
基本的には時間を競うものではないが、他の交通に劣らないアクセスの良さがなければ、交通商品とはならない。

羽田空港からビックサイトへ、

300人から500人、築地大橋を潜れる舟の限界。
料金からすると、なるべく多くの人数が乗れると、1500円程度に抑えることが出来る。

海から見ると、堤防に囲まれた浜離宮

水産倉庫街を、

築地跡地に1000台のバスを集めるというが、
ターミナルというが、
1000台、1分1台出したとしても、途方も無い時間がかかってしまう。


晴海と同じで、10万人規模のまちに病院がない。
対岸に聖路加病院があるが500ベットの病院で、3000人の外来がある。
災害医療を考えても、見直しが必要。

中央大橋 

永代橋を超えると、日本橋

帰りは晴海運河へ

駐輪場に附置義務がある様に、水辺の建物においては、係留船の附置義務を設ける様な、

旧巨牧場跡地、ダイオキシンがあるから、立ち入り禁止になっているが、ダイオキシンをそのままにしておいて良いのか、

水面事業の重要さ、

環境の視点から、舟のエネルギーが重油でいいのか、電気船、環境エネルギー船の開発検討、

ドバイのまちづくりー水上ホテル

観光という視点からの、水上の活用

水上レジャー活性化

豊洲の選手村、新たなまちを建設中だが、
晴海には、そのまちを支える都市機能の欠如、病院、学校、生活インフラが無い。

人が住む多様性、建物の性能が住環境を守っているか。二重窓、防音、

水産埠頭

スーパーヨット

国内に入っても手続きが煩雑で、
海外からのヨットを受け入れる体制ができて居ない。

都市機能としての船着場の整備、
大きな理念の中で組み立てる。どの様な船を想定して、船着場の整備を行っていくべきか。

築地に水上交通を!という東京都の方針があるが、羽田空港国際空港も含めた舟運事業へ!
都民ファーストの会 東京都議団として、現場の皆様と共に政策を前に進めて行きたいです。