#マチミチ会議特別編【道が変われば世界は変わる!】
『集まれまちづくり担当者!NYに学ぼう街路からの都市改革!』と題して、ブルームバーグ前NY市長時代に交通局長を務めたジャネット・サディク=カーン氏よりお話を伺って来ました!
【街路(みち)の使い方で、まちはもっと豊かになる❗️車中心社会から人中心のまちづくり!】は、区議会議員時代から取り組んできたテーマでもあります!

かつての高速道路に河川を蘇らせ、虫や鳥が戻ってきたソウル市の清渓川や、オランダの自転車道の整備等、実際に現地で取り組みを見て参りました。
地元の蒲田“さかさ川”通りでは、以前は植栽に多くのゴミが捨ててあった裏通りが、国のエリアマネジメント特区事業を活用して、
以前河川だった名残をイメージして、蛇行させ緑を配置し【さかさ川通り#おいしい道では、フードカーや屋台を置いて、道路上でピクニックを楽しむ姿など、道が憩いの場になっています♪

また、石巻では#ishinomaki2.0 こども達が主体となって“道を舞台に、まちを楽しくする”プロジェクト!道の上でおコタツを出してほっこりしたり♪
道が変われば、まちはもっと豊かに楽しくなる事例もいっぱい!

それをNYの中心で実現してしまった!
ジャネット・サディク=カーンさんのお話にワクワクしました!
東京の道というキャンバスを彩って、未来は私たちが変えていく!そこに住む人、来る人、みんながワクワクするまちづくりに、取り組んで行きたいです!
素晴らしい機会を与えて頂いた主催の国交省の皆様・マチミチ会議の皆様ありがとうございます!

以下 講演メモ
手持ちのものを活用

交通局長になって始めに取り組んだ
あまり使われていなかった駐車場を公園に

プラザを作ること

マディソンスクエア 
3つの通りがぶつかる事で、交通渋滞も起きていた。
横断歩道も長い距離を渡らねばならなかった。
ニューヨーカー達は、パブリックスペース
広場に飢えていたので、コーンを置いて道を解放したら、アート学生達があっという間にスケッチを始めた。

この広場は、もっとも成功した1つ
都市の鼓動を直接感じられる広場

タイムズスクエア》
毎日35万人が往来し、9割が歩行者だが、歩行者のために割かれていたスペースはわずか10%だった。
ニューヨーカーは、とてもせっかち

ニューヨークに来る観光客は、景色を見ながら、ゆっくり歩く。待ちきれずに、歩道に出たり、とても危険だった。

信号のアルゴリズムを変えたり、様々な取り組みをしたが効果が見られず

42丁目から、マンハッタンまで7車線を通行止にして、人々のために解放した。

ブルームバーグ市長のところへ行ったが、クレイジーと言われた

パイロットプログラムとして、施行させて貰うよう取り組んだ。

【まず試しにやってみるという事が重要】

道に多くの人々が押し寄せた。
が、何も置かれていなかったので、ディスカウントショップでビーチチェアを配置した。

翌日の新聞には、車を追い出した!とは一言も描かれなかった!

歩行者が35%増加し
負傷者数は35%減少した。

来週で、タイムズスクエアが広場に変わって10年。
以前のタイムズスクエアの姿を誰も知らない



これは、渋谷にも共通する

毎日50万人の人が通行するスクランブル交差点
1950年代と、建物は変わっても、道路は変わっていない。
スクランブル交差点は、約2000平方メートルの面積
実際にビジュアルで見せる事で、何が可能かを実感できる。

データにより突き動かされている市長のもとでの仕事。

沢山のデータを収集し、
街路を計測する。

49%の小売店で売り上げが伸びた。
1番強く反対していた小売業が味方になってくれた。

ニューヨーク市の交通事故死者数
日本の安全性は高い、交通事故死者数の推移

「良いアイディアは至る所からやってくる!」

中国・コロンビア

ニューヨークは、北米で1番バス路線の数は多いが、速度はもっとも遅い。

毎年、バスに乗った人が早いか、徒歩が早いかのコンテストがあり、バスが負けていた。

バスレーンを設置して、カメラを設置し
バスレーンに入った車にはチケット、あらかじめチケットを買うこともできる

日本でも、オリンピック前に、ダウンタウンと臨海部を結ぶ

日本の地下鉄網は年間95億人

公共交通の大切さ
進歩した都市とは、貧しい人々が自転車で走る都市ではなく、裕福な人たちが、公共交通で移動する都市

【道を変える】という考え方は、それ程予算も掛からない。

自転車専用レーンの外側に、パーキングを配置することにより、自転車走行車が守られる

2007→2013
65万マイルの

東京でも16.3%が自転車を交通手段にしているが、自転車専用交通レーンは200kmしかない。
アムステルダムに匹敵するような、素晴らしい都市が出来るのではないか。

6000台 490のステーションで
シェアサイクル事業がスタートした。

「自分にとって上手く行かない事は、市民に取っても上手く行かない!」

現在は12000台、440のステーションがある。

今日本でも、シェアサイクル事業がスタートしているが、ネットワークの充実にはもっと課題があり。

自転車レーンのための壁に、イラストを描いた。

ニューヨークで、誰もが行きたいところへたどり着くように、
ニューヨーカーの10%は、常に道に迷っている。

交通局のアソシエイションNACTO

自立的、この10年で新しい技術が
どのくらい都市に革新をもたらしたか。

車同士をコネクトする事で
130万人の死者をなくす事が出来るかもしれない。

無人 自動運転車の写真の中には、いつも人が動いていない。
以来予想図の中のファミリーは、どの時代もタートルネックを着ている。

60人の人を輸送するために、どれくらいのスペースが必要か。
ウーバーも無人運転車も、車の種類が変わるだけ

【車優先の街のヒエラルキーを、変える】

自分の国の道路のデザインをアップデートする。

アルゼンチン・ブエノスアイリス

23車線→遊歩道のスペースを広く配置した。

ソウルでは高速道路を憩いの川を復活させた。

イノベィティブな事をするという許可を与えた。

【私たちが望む未来を道の上で実現する事
人の為の道づくり
道を変える事で、私達は未来を変える。】