大田区最大の子育て支援ネットワーク【第46回ふぼれん総会】
今年で結成45周年!市民団体37団体、保育園父母の会31団体、合計68団体で構成されています。
チームふぼれんの各活動報告と、参加者より一言づつ日頃の活動で感じる課題等をシェアしあう。【幼児教育無償化】が消費税増税と引き換えのようにスタートするが、その煽りを受けて、これまで地域で待機児童の受け皿として、家庭にきめ細やかに寄り添って来た小規模保育園が、この4月で閉園になった所も多くあります。

幼児教育無償化の前に待機児童問題の解決無くしては、保育サービスを受けているご家庭とそうで無いご家庭の、行政サービスの格差。
また、保育、こども達を育む【質】の課題がおざなりにされては居ないか?
保育・子育て支援に携わる皆様との貴重な意見交換の機会を頂き、ありがとうございました!

東京都として、現場の取り組みが進むよう、引き続き都議会厚生委員会でも取り組んで参ります!
以下、総会メモ
菅野さん〉ふぼれんを立ち上げた時は31歳
68団体で構成され、年間320万円 この10年間で毎年1つの団体を立ち上げてきた。
大森まちづくり協議会、大森工業会との連携。

こども&おとなほっとネット活動報告〉
・升光さん〉親子の居場所づくりー子ども食堂の開催
偶数月は、多文化交流@スピローズ、
・和光さん〉年に数回イベントを開催しているが、大盛況を頂いている、取り組んでいる人たちの若いエネルギー、子育て世代の若いママパパの繋がりづくり、ぜひ、今後も多くの方に主体的に参加して欲しい。
チラシに、大田区の後援がついていると、学校で配布してもらえる。そういう事も大切。
 
高齢者元気プロジェクト〉
高齢者の不安―相続の問題、葬儀の問題。
 
放課後こどもラボ 活動報告〉
・寺崎さん〉2018年10月に開設され、東京都の方でも、もうこれ以上放課後ディは作らない方針で、開設には大変な面もあったが、若い世代で運営している事から、担い手の出産などの課題もある。イベントにおいては、こども&おとなほっとネット等、多団体との連携も。
勉強会もとても好評を頂いた。
 
放課後等ディサービスくれよんくらぶ〉
・宮崎さん〉早いもので8年目。高校生が卒業すると、新しい子ども達を迎えて年齢と発達に応じた、個別支援の重要性。本人主体の支援。報酬改定により、放課後等ディはとても厳しい運営と向き合っている。
 
地域学習教室 いるか〉
・堀井さん〉学習支援に加え、楽しく生きるつながり論、新井宿出張所での防災キャンプ
 
おおた・子育てわいわいフェスタ〉
160団体が参加して、大田区が共催として連携して開催している。大田区最大級の子育て親子イベント。
 
おおた小規模保育連絡会〉
青い保育園と、まごめ共同保育所がメインになって、認証保育園らしい「保育の在り方」
男性保育士同士の交流会を模索している。大田区の家庭・地域教育力向上支援事業を活用して、子育てに関連した講演会を開催し「安藤リスさん防災教室」も好評。もっと多くの方に参加して頂けたら、というのが課題。
 
おおた区民活動団体連絡会〉
正会員は53団体。一年を通じて、大田区の区民協働、社会福祉協議会、区議会との意見交換を重ねている。
 
チームふぼれんとしては、年間1万人以上の皆さんが関わり合いながら、
「社会貢献と地域改革」【成熟した市民社会をめざす】
考え方の違いを認め合い尊重し、運営にあたる全ての人が光り輝く事をめざす
 
みまーも、まちカフェ、拠点を持って活動することの重要さ。
【大田区 地域力推進センター】の設立に向けてー
 
年間計画〉
大田区では、行政が区民活動・市民活動のチラシを配ってくれるというのは、とても大きなこと。大田区では、多くの市民活動がダイナミックに行われている。
 
大田区の市民活動の現状〉
多くの団体が、既に高齢化し、高齢者が中心となっている事に危惧し、若い世代に担ってもらう市民活動の若返りを目指した。新しい団体の設立。
浜のりこさん「これからの時代は、高齢者が市民活動の担い手になる」
大田区158のシニアクラブの力も。
 
ふぼれん会長 石井さん〉
本業はグラフィックデザイナー、2人の小学生のママ、おとな&こどもほっとネット世話人
初めは、縁もゆかりも無い中で、大森に住んで子育てをしていた。保育園の入り方も分からなかった当時。地域の中で、子ども達が声を掛けられながら育っていく事が夢だった。
 
岡本さん〉昨年より、おとな&こどもほっとネットに。昔は渋谷区でボランティアに参加していたが、区民活動に参加するようになり、子どもと一緒に参加できることの楽しさを知った。洗足池の「じいちゃんち」との出逢い、子育てと介護のダブルケアにぶち当たって悩んでいた時に区民活動団体に救われた。地域のこどもと交流する場の大切さ。子どもにとっても大切。
 
もり愛〉私自身、3歳の娘を育てる中で、子育て当事者のパパママの繋がりづくりが必要との思いから、おとな&こどもほっとネットの世話人に参加。子育てを孤独な孤育てにしない、地域の繋がりづくりが重要。大田区では昨年大規模な「こどもの生活実態調査」が行われ、3食摂っていないこども等、こども食堂が必要とされている背景。こども食堂やイベントで、こどもの貧困だけで無く、高齢者も、地域の暖かな繋がる多世代交流の居場所づくりに取り組んでいきたい。
 
庄島さん〉小中高と3人のパパ。中学校のPTA会長、小学校のおやじの会(小学校の7割に)一方で中学校にはおやじの会が無い⇒おやじたちの集い。小学校以上にお母さんたちだけの会になりがちなPTAだが、パパコミュニティづくり。青少対、青少年委員、地域の繋がり。
 
馬場さん〉居場所づくり研究会・毎週水曜日にキネマ通りで続けている。
大田区の良い所は、「小学生ジュニアリーダー育成」が地域の高校生・大学生によって行われている点として、若者の地域とのつながりづくりが、とても素晴らしい。
青少年対策委員も、無い区もある。大田市場見学会を開催。
 
寺崎さん〉年間多くの機会に、菅野さんとお会いする中で、いつのまにかふぼれん。
長年、子ども達と向き合う仕事をしてきた。マイノリティの子ども達。英語やヨガ、一緒に分かち合う活動を続けてきた。一人の活動から、組織の活動へ、難しさと、より多くの子ども達の課題に向き合える。
 
石原さん〉ふぼれん事務局。町会では、長生会も。イベントの裏方として、いつもイベントを支えている。毎週水曜日、地域包括での麻雀教室。マチノマでの広報。
 
椿さん〉区民活動、だんだんのこども天国のスタッフ、子ども食堂の運営それぞれのオリジナリティを活かして、食品ロスの窓口を各出張所に設置し、
社会福祉協議会。大森にも、フードバンクの拠点が出来た。
グリーンハウス東京(西六郷の食品メーカーさん)
7月1日西区民センター、区議会と地域の高齢者との政策懇談会
 
弥生ハイツ荒井さん〉ナンバーワンの介護施設。
幼い赤ちゃんのママ、実家が近くに無いと、子ども達が高齢者と触れ合う場所と機会が無い。
地域の高齢者が、家庭の様に遊びに来てくれる高齢者施設を目指して、活動してきた。
少林寺拳法を通じての交流。仕事以外にも、自分の居場所を職員たちにも見つけてもらうこと。福祉現場の人材不足、
 
おとな&こどもほっとネット共同代表和光さん〉PTA会長になったが、幼少期に「俺の父ちゃんPTAだぜ!」と云われ、巨大権力だと感じていた。が、子ども達が、自分の親に誇りを持って貰えたら嬉しい。(でも自慢はしないでね)子どもの為の防犯的にも、地域とのつながりはとても大切。新しい事をやろう!とすると、自分たちより上の世代が多い中で、ちょっとづつ切り開いていく事が楽しい。幼い頃よりお祭り好き。
 
升光さん〉結婚を機に大田区へ。生活クラブの活動で、こどもの健康と安全の活動からスタート。生徒会など、決め事の中では、自分で率先して参加するタイプ。だったが、楽しい和光さんと一緒に共同代表出来て良かった。区民活動の力、様々な団体が、関わりながら活動できているのが素晴らしい。
 
冨田さん〉青い保育園、35年の中で、3人の子ども達と共に、育ってきた。
親であり、職員であり、スタッフであり、共に。しかし、保育園無償化のあおりを受けて、募集がガクッと減っている。医療費の無償化とともに、本当に子どもにとって必要なのか。
親としても、無償化で喜んでいるばかりではいられない。
 
田無さん〉青い保育園、当時子ども達が14名、民家で保育が行われていた。小さな保育園で働きたいと願っていた。クセがあって、こだわりが強い保育園が多いが、以前100名以上いる大規模保育園で働いていたこともあった。周りを見回して、子ども達全員に目が届く事がとても落ち着く保育園。日中、自分が過ごして心地よい保育園。
 
田中さん〉中小起業家同友会、近代国家の古い考え方とグローバル社会の世界的な対立
機械工業の集積地としての大田区、学生のインターンシップ。大田区の中小企業の中には、先端技術で世界のトップシェアをとっている企業も多くある。その中で地に足の着いた学生教育。大連理工大学から、学生を呼ぶ「さくらサイエンス」事業、次の世代の日中関係をいかに作っていくか。
 
三ツ木さん〉理学療法士として、通所のリハビリに携わっているが、本当に人が居ない中で、激務の中で働いている。中高生の子ども達が育ってしまい、家庭の中でのお父さんの居場所が脅かされている中で、地域活動に参加しようと考えた。
仕事で寝に帰って、子どもの顔をみて、それだけの毎日ではなく、ふぼれんで様々な刺激。
生まれも育ちも大田区!
 
木谷さん〉ポールウォーキングを進めながら、元気高齢者事業に取り組んできた。
ユニバーサル駅伝、ユニバーサルウォーク、障がい者スポーツの取組。
 
宮崎さん〉無償って、サービスってタダなら、何でも使うの?
本当に子どもに必要で、楽しいから来ているのか?と放課後等ディサービスの運営でも感じている。小泉政権の規制緩和により、企業が大量に放課後等ディに参入した、参入も早いが、利益が出なければ、あっという間に撤退してしまう。子ども達目線、視点ではない。健全な所程、厳しい状況に置かれている。
 
島袋さん〉青い保育園に預けて働いている。小規模保育園連絡会。他の園の様子も聞きながら、こども達のより良い育みの場づくり。

大河内さん〉子育て世代の親だけで無く、こども達に関わっている質の問題。
こどもの育ち、そのものに関われるような場所がない。児童相談所の自治体への移管に向けて、場所も決まり準備も進められているが、大田区は、大田区の子は大田区で見る!守る!と云うが、他区の子どもの面倒も見ない区が、本当の守れるのか。保育の質。

菅野さん〉大田区では、自分の子どもは自分の保育園に預けられない。しかし、品川区では、制度改正を行い、自分の子どもを自分の保育園で見られるようになった。

区職員は、品川区内に住むことが徹底をされている。だからこそ、自分の住む区を良くするという意識が高い。
深夜まで預けられる保育園も区営。大変な仕事こそ、民間には渡さず、区営で質を保つ努力をしている所が、何でも民間委託の大田区とは大きく違う。

人と向き合う保育や高齢者サービスの多くが、民間任せになっている現状についても、

その行政の隙間に手を差し伸べる区民活動の皆さまの素晴らしい地域力に、勇気を頂きつつ、
ボランティア丸投げでは行けない!と
”行政の役割、行政サービスの【質】の向上に向けて何が求められるか“とても考えさせられる総会でした。





5月19日はおとな&こどもほっとネット 
【チャンバラロワイヤル!】親子100人で青空チャンバラ大会!
ぜひ♪ ご参加をお待ちしております💕