【まちカフェ夜学100回記念】つづき

まちを持続的に発展させる状況づくりへ!
・安心安全・文化環境・コミュニティ拠点・
ここから、新しい自治が生まれようとしている!
 
◯名畑恵さん×鵜飼修さん 対談◯

鵜飼さん〉お聞きしていて思ったのは、延藤先生との40歳差の中で想いを引き継いだ重み
 
名畑さん〉重すぎる、つぶれてしまいそうだが、若者からお年寄りまで様々な人を集める求心力が、いまも支えて下さっている。
 
鵜飼さん〉楽しみながらやっている?何が課題?
 
名畑さん〉都心の中で、そこそこの事業を回していく事の難しさに直面している。
賃料も高い、企業の連携で地域の繋がりがネットワークになって、社会実験に使ってもらう営業をかけているが、繋がりを活かすという事が、価値がある一方で、事業開発においては、名古屋は子弟経済。決定権が東京に逢ったりする企業も多くて難しさも感じている。
 
鵜飼さん〉まちづくりの活動をしていて、いかに若者を巻き込んでいくか?工夫は?
まちづくりは面倒だと考える若い人が多い。滋賀県でも若集制度を無くすという議論がある。そうすると、御輿を担ぐのは60歳以上になってりまう。
葉っぱビジネスで、とても稼いでいるおばあちゃんが居る一方で、若い人には地域という視点が無い。「新人類」錦には、若い人たちをどんどん受け入れている。

名畑さん〉場を共にすることが大事。知らないうちは、平気で悪口も言う。
直接コミュニケーションの場を、仕掛ける事によって、変えていく。直接会う事で変わる。
 
鵜飼さん〉今の若者は、コミュニケーションが出来ないというが、SNSで疲れている世代?
伝統文化を継いできた年配世代とのつなぎ役。

名畑さん〉何か取組をするときに、広報の手段として、かっこいい見栄えの良いチラシを作って、若者を呼び寄せる!一方で、ワードのベタ打ちの回覧板の方が、高齢者の方には重要な情報に感じられたりする。
一緒に活動する人が増えていく事によって、いろいろな活動のチャンネル、ハブになっている人同士が、共有する事。
 
鵜飼さん〉大森まちづくりカフェを設立した際にも、自分一人でまちづくりが出来るとは考えていない。騙されて幸せ 方向性を一つにするような。
2025年を一つの目標として、課題がいっぱいありすぎて、対処するだけでいっぱいの状況
基本は、地域の持っている力、魅力を活かして、いかに次世代に継承していくか。
とりあえず、その魅力を置いておいて、解決しなければならない課題がいっぱいの状況。
東洋の辺境の島国 日本で、地域の文化をいかに育んでいくか。
 

名畑さん〉まちづくり構想をつくるプロセスで人が成長する。
まちづくり構想自体に価値があるのではなく、つくるプロセスが重要。
「かくれまちづくり構想」まちづくり構想をつくる!というと若者は来ないが、アートや多様な入り口を用意する中で、ゆくゆくは主体的に関わる人が増える
 

「住まないシェアハウス」みんなの趣味を持ち寄る場。
人に共感されなくても、いっしょに居られる場。書初め、ダンス、多様性を包含してあきれて楽しむ。

【まちの縁側】2003年から、まちの縁側育み隊が出来て15年。経済一辺倒の街よりも、ひとの居場所をどう作るか。
「地域福祉」健康寿命を延ばす という中で、地域の人たちが活躍する場が大事。
どの事例も、ささやかだけれど、長野市でまちあるきの最中に出会った石川さん
 
地域の中での「こどもの居場所づくり」
自分の場所・問題意識⇒「地域へのおすそわけ」
中島のり子さん 長野市で染め物 地域での孤独死 
「地域を繋ぐ新聞を作る」それも縁側
 
『うごきを市民運動として高める事『長野まちの縁側』5000か所目標!』
まちの縁側発見の旅 すでにあるまちの縁側を発掘する。
 

場所と時間 居酒屋さんの昼の時間を解放して、まちの縁側「歌声喫茶」
自宅も開放して、まちあるきに参加した人が、家でも!と
まちの縁側のネットワークが広がっている。
 


愛知『ふれあいサロン「もうやいこ」』 場所・時間、みんなと分かち合う「もうやいこ」
200人も人が集まって、みんなでご飯を食べたり、マージャンしたり、
カレンダーには、「欠席する人は名前を書いてください」心配するから。
見守りにも役立っている、ゆるやかな地域の繋がり。自転車のパンク修理から⇒車椅子修理へ
【人は、助けられるよりも、誰かを助けてあげたい。みんな、誰かの役に立ちたい。】
 

鵜飼さん〉動いていないと死んでしまう クロマグロ。私を開くと、公になる
今の情報化が進んでいく中で、地域とか、コミュニティとか、場の存在がとても大切
 
名畑さん〉情報化社会というけど、バーチャルリアリティじゃなくて、
『バアチャンリアリティ』おばあちゃんたちが、人生を重ねてきた経験を話して頂けると、若者たちにとって、とても面白い。サロンで、96歳のおばあちゃんと一緒に鍋を囲むこと。鍋を囲んで、70歳の年を超えて、一緒の幸せを感じる。
 
鵜飼さん〉おばあちゃん達は、作業をしながら、永遠と話している。そういう様な、共通の可能性に、若者がどう気が付いてもらえるか。
 
海老塚さん〉集まれる場所はとても重要で、まちの縁側は、とても良い切り口
長野に住んでいたが、エリアマネジメント
 
再開発で地価が上がると、若者が入りづらくなってしまう。
投資目的で買う人も居れば、かなりハイクラスの新住人。
でも、都心をあきらめない。会所と路地、床に、若い人やベンチャーに入ってもらえないか、いま取り組んでいる。
 
長久手市 ごじからむらの事例もとても参考になる。