【大田区から誰もが自分らしく働けるソーシャルファームモデルを創る】プロジェクトチーム結成‼️

一昨日の午後は、財務局の皆様との政策懇談会を終え大田区自立支援協議会 就労支援部会の勉強会へ。

福祉的就労のあり方とまちづくり・まちおこし』地域共生社会の実現を目指してをテーマに、日本財団公益事業部シニアオフィサー竹村利道さんより、就労実践を通じての刺激的な!

これまでの障がい者就労の在り方をガラッと変える様な!

そして希望の持てるお話を頂きました


「会社や公官庁ではなく、福祉施設(就労支援B型事業所)で働く障がい者の平均工賃(月額)15000円(平成29年東京都平均)という事を知っていますか?」


日本財団で全国の障がい者就労事業所を立ち上げ【障がい者の所得倍増】を実践してきた竹村利道さん。


障がい者就労を売りにしない。企業とwin-winになる事業創業は、障がい者就労のみならず、全てのビジネスに通じる成功メソッドを感じさせて頂きました。

初期投資が大きく、小規模事業所では難しいのでは?という会場からの質問もありましたが、

【事実前提から価値前提】の本質を求めた経営理念で、新たな価値を生む事によって、「障がい者がやっているから」という福祉的価値を超えて、本当に美味しいから・行きたいから→実は障がい者の就労だったんだ!という持続可能な障がい者就労の成功モデルを作る事が必要であると実感させて頂きました!


地元の特別支援学校のキャリア教育を見ていて、現場の先生方はとても頑張って頂いているものの、掃除等に限られていて、もちろん清掃の仕事は重要な社会ニーズで就職率に繋がっている。けれども、もっと障がい者就労も多様であって欲しい。

大田区らしさ!区内19の事業所がネットワークを組んで、仕事を興して行く事!

障がい者の方、行きづらさを感じている方、人と接する事が苦手な方、引き子持ちだった方、刑務所から出所した方、これまで就労につながる事が難しかった全ての方にとって


大田区から【誰もが自分らしく働ける、ソーシャルファームモデル都市をつくる!】


大田区の中小企業からは、人手不足の声も聞かれます!人口減少と労働者不足の問題を外国人労働者受け入れの課題にすり替えるのみではなく、

働くことは、まさに生きる事!

誰もが生きがいとやりがいを持って働ける新たな働き方・就労の在り方を大田区から築いて行きたいです!


大田区自立支援協議会就労部会の実行委員会の皆様、竹村利道先生、心熱い意見交換の機会をありがとうございました!

ぜひ!始動していきましょう🌈




以下、講演メモ↓


「社会に理解を!」と云ってイベントをするよりも、地域企業に寄与する ほうが、圧倒的にしごとになる

 

主力商品は直径15センチのどら焼き 120円

 どら焼き 焼く、あんこ80g入れる、脱酸素剤いれる、

 

企業に対し、障がい者の仕事ください では、仕事は来ない「社長 一緒にやりましょう!!!」あんこメーカーに、月5tのあんこを使う。

 

うちも儲かるから、一緒に頑張ろう!となれば、仕事は無くならない。

 

ハンディキャップを補うもの⇒機械で、障がい者も出来る仕事を

 

一日ケーキ4000個作っている。沢山の人が関わって、沢山の仕事が興る。

 

大田区らしい仕事を考える。19程ある大田区のB型作業所は、施設でアライアンスを組んで、400名以上の従業員がいる。

障がい者が頑張っていますね⇒ちゃんとした店舗で、ちゃんとした品物を売る。

 

【今までに無い価値をつくる】

障がい者施設でお店を出す場合、「割るから」という理由で100円均一的な器を使いがち。

 

最初から、障がい者のお店という事ではなく、「美味しいから」というお店。

お客さんは一日800人来る。

 

障がい者は、盛り付けは得意ではないので、洗い物担当であると、高い器を割る事もある。

 

美術館・スペインバル・お茶カフェ

 

美術館で障がい者の方が監視役をしている。寝ている事もある

 

ヒトを元気にすると元気になる!!!だからボランティアは辞められない

 

障がい者施設では、障がい者が主役かもしれない けれど、、工賃はわずか。

 

65%は精神障がい者だが、みんな休まない!

 

一番ダメなのは「安静」 役割をきちんと残す事、

 

高知の18の蔵元のお酒をちょっとづつ楽しめるお店をつくった。

 

障がい者がたくさん働く飲食店。

 

障がい者就労日本一は、鳥取県!

 

年末には障がい者就労フォーラムも計画されている。

 

全ては一人から始まり、すべては今日から始まる

上手くいく事よりも、上手くいかないことの方が人は成長する

 

非常識は、始めれば常識になる 想像できることは実現できる。

出来ない理由は、実は出来る理由

晴れの日には葉が伸びる 雨の日には、根を伸ばす。

 

全ての不可能は昨日までの事

 

品川区「子ども若者応援ネットワーク」教育支援ネットワーク にれ

 

居場所事業 萩原先生 委員会の座長

 

大田区自立支援協議会就労部会

中野真弓さん〉誰もが働くという視点でお話を頂いた、大田区でも出来る事から始められる話ではないかと感じた。地域共同プラットフォームという共同事業所を立ち上げた。

 

甘藷生駒 生駒さん〉

10年ほど、就労B型の事業所で利用者さんとスイートポテト等の製作をしていたが、今はイベントの販売等をお願いしている。

保護司もしているが、刑務所の工賃は70円程。

 

働く意欲が生まれれば、法を犯さないでも働く意思が生まれるのではないか。

 

ハートリレープロジェクト・水俣サマースクール

藤本さん〉こどもの育ちの視点から、出身の水俣のまちづくりを考える取り組みを10年続けている。福岡県でも障がい者の方が支援事業所の制度を使わなくても成功している事例がある。公害病でハンデをもった町。公害が起きてから税収が果たしてまちの生きる力になっているか。補助金をもらう事でまちの力が失われているのではないか。

労働力が足りないと、外国人労働者を安易に増やすのではなく、障がい者の持つ力を活かすことも必要だと感じる。AIやITを上手く障がい者の支えに変えて、日本の障がい者就労のモデルを大田区から作れないかと感じた。

 

中野さん〉地域間交流、千葉・神奈川、それぞれの特徴を上手く生かしながら、大田区らしいコンセプトを引き出していく。皆さんが必要だから、という仕事興し。


大田区内の特徴のある商店街の魅力、

キネマ通り商店街キネマフューチャーセンター

菊地真紀子さん〉

映画を見て対話する場。地域をつなげる映画。町工場というご提案、大企業と違った制度はないけど、逆に自由な働き方が出来る場合もある。本当に企業に勤める事のみが目標なのか。

健常者でも、働き方で自殺してしまう様な職場もある中で、本当に企業に入る事のみが良いのか。

 

みんなが元気に生き続けられる街をつくる。

日本財団のワークシティ構想

 

鶴田部会長〉

Qそうじいさんー今の事業所はブラック企業ではないか?

・アイディアを提供したいが、誰に相談したらよいのか

Q郵便切手を切り取る仕事をしている。そんな仕事は他にもあるのか?

 

昔は、障がい者就労は町工場の仕事が多かったが、町工場も向上が中国や海外に移る中で仕事は変わって来た。

武村さんが過激だという事は聞いていたが、現場にとっては刺激的な話が多かったが、現場は襟を正して聞いた。

 

Qケーキの単価がとても安いが、地域の企業から苦情は無いか。

余暇活動と実働との兼ね合い。

 

A地域においてやっかみ見たいなことは、初めは出ているが、相手が本物だとクレームが来るくらいの商品で戦わなければ、本物に成らない。

余暇活動 普通の商売だったら、法定賃金が決まっているので、賃金は下げられない。

年取ったからA型からB形へ ではなくて、儲かる仕事でしっかりと工賃は法定賃金を払うべき。

 

Q設備投資によって、仕事をうみだしているが、お金の無い事業所はどうしたらよいか。

Aお金が無いと云うが、お金は借りたらよい。店づくりに6000万円くらいかけた。

きちんと店に入るお金があれば、資金は借りられる。

福祉のコップの中で仕事をするのではなく、商工会議所や青年会議所に行って、一緒に仕事をしましょう!と手を結んだのが飲食であったため。

 

障がい者だけではなく、働きづらさを抱えている人はこの国に600万人いる!!

インクルーシブであったり、ソーシャルファームの視点、

 

施設外就労という働き方をつくり、8時間働くのは無理でも、2時間しっかり働くぜ!という働き方を大田区からスタートしていく事!

 

蒲田は「いきでない下町???」