大森医師会主催「Omori 未来塾」
昨日は下町ボブスレーネットワークプロジェクト初代リーダー・（株）マテリアル細貝淳一社長より、大田区愛から生まれたものづくりネットワークによる世界への挑戦、
夢を実現するために一歩踏み出す事の大切さをお話し頂きました✨
大森医師会の先生方、細貝さん
下町ボブスレー・夢のプロジェクトの続き
貴重なお話と楽しい時間をありがとうございました！
以下ご講演より
↓
ISO 9001:2008 認証取得
六郷 かつては町工場の町であったのが、
周りは全てマンションをになってしまった。
それは、高さ制限がないから。
準工業地域が、もっともマンションを建てやすいという皮肉。その中でどう生き残って行くか。
JISQ9100:2009認証取得
かつては液晶パネルが大きな市場であったが、海外に市場を奪われていった。
海外が脅威にならない市場は無いだろうか？と航空防衛産業が現在は仕事の全体の4割。
50%が光ファイバー
未来を想像して行かなければ仕事は無くなる。
中小企業の良さが、大企業に伝わって居ない。
シリコンバレーに真似できない日本。
アイフォンの工場は、新潟と大田区で作ってきたが、工場の規模が間に合わなかった。
台湾は、40万人もの社員を雇って、
シャープを買収し日本に襲いかかってきた。
【1秒先を読める人が勝つ】
サービス業が増え、日本の技術が継承されて行かない社会。
【未来への危機感。】
3500社の区内企業の内、7割は後継者がいない！
日本金融公庫に500万円を借りて独立した。
その年、不況の中で大田区で起業したのは、チャンスだと思った。
助成金を取れたのも全て優秀な妻のおかげ。
【欲しい物と必要なものを見極めなさい】
六郷で、醤油や工具の借り貸しが出来た土壌。
創業して環境が変わった恐怖が、今
社員のおかげで
「2011年 人材育成大賞」
経営者は、社員を育てられない。
人が成長するための環境を整えることしかできない。
30名しかいない会社だが、普通の企業の3倍の生産性を上げている。
経営と人との関わり。
どうやったら社員のモチベーションを上げられるか？
毎日関わる事。
雨で出勤したくなかったら、その時こそ社員に一声をかける。
社員を辞めさせない、離職率が低い事。
7年前から長時間無人化工場に取り組む。
人口減少社会に、いち早く向き合う。
最新検査装置×「確認徹底」の体制により
徹底的に品質管理をする。それにより、社員も成長し、それが信頼につながる。
しっかりとした技術がなければ、事業所は生き残れない。
ステルス戦闘機の塗装も千鳥町の塗装屋さんで生まれて、アメリカにパテントを持っていかれてしまったが、すごい技術は大田区！
50代の創業社長は少ない。
大田区の町工場はCMベタ。
オリンピックが世界に発信力がある！
軽量で強度のある炭素繊維に関わるもの、
☆大手が参入していない機器で、炭素繊維を使うのは？(オリエンタルランド)
7年前からスタートした下町プロジェクト
世界のトップといきなり競える！
ジャマイカとの契約】
ジャマイカ国民へのアピール
・TVジャマイカ 朝の情報番組にも出演
・契約調印式では、日本大使館公邸にて50名の来賓を前に調印した。
ガイヤの夜明け】
『下町ボブスレーの真実』
下町ジェット】
下町ボブスレーが空を飛んだ。
大田区に本社があるのは「スカイマーク」一社。
選手とメカニクスがやってきた事は、ガチンコでやって来た。
ジャマイカを恨んではいないし、平昌オリンピック直前まで、選手達と共に、最高のソリを作るために最大限の努力と改良に取り組んで来た事。
突然サンドラを解任してソリが無くなった！
そしたら、地元のビール会社がソリを出してくれてビールが売れた！というジャマイカの背景もあった。
事実は後から作っていく。
電通も博報堂も付いていない中で、ここまで世界に発信できた。
自分たちが自信を持ってやってきた事、
7年間の歩みは無では無い。
次の冬季オリンピックで、次こそ結果を出して行く！
会場の大森医師会の先生方より
様々な質問と意見交流会が行われました。
自分の中でどうアイディアを生み出しているのか？
・常に夢を持つこと。
小さなことでも、常に違う景色への一歩を踏み出す事。
・大田区愛を感じた。そこから新しいものを生み出して行く事を、大田区の行政との連携。
日本最大級のものづくり展示会ジムトフ でのデビュー
2億円集めてプロジェクトをやったが、
CM効果は32億円と言われる。
ボブスレーの性能
世界のソリとは全く違う。
世界の量販機、BMWは開発費が27億円。
形を作る事は、数週間でできるが、
データを結集し、成熟するのは7、8年だと感じる。
重量バランス130kg〜180kg
選手2名を乗せて
325kg以上になってしまうとレギレーション違反。
今まで11台のソリを作り、8号機がもっともパフォーマンスが良い。
(その8号機は、未だにジャマイカが「これはよいマシンだ！」と返してくれない)