宝槻泰伸先生の探求学
子ども達に問われる21世紀型の学力って?



ご講演より

☆「心に火をつける」
どうやったら、子ども達のやる気に火をつけることが出来るか?

"学ぶということに火をつける"
・おしりに火をつける→長続きしづらい
昔は、社会全体が3角形の社会構造だった。偏差値という3角形があり、勉強はその階段を上がる手段だった。

・心に火をつける
今は、社会が多様化し、丸になっている。どんな生き方でも尊重されている社会。
上下の価値観に当てはめられない。
→自分の道を進むことが幸せ。

大学時代、全都道府県農村の旅をして心に光が指した友人

暗雲の心か

光あふれる心か

「勉強は好きか」の質問
小学校3年生=56.7%
中学校3年生=71.5%
高校3年生=75.5%が「いいえ」
→学年が上がる毎に「いいえ」が増える
テストのための勉強が、勉強嫌いをつくってしまう。

グレイトティーチャー is インスパイア
偉大な教師は、教えるのではなく
「心に火をつける」
フィンランドの教育方針
「学力の為ではない人生を豊かにする学び」

大人の中に流れている在り方
Being
やり方ではなく、在り方
どうやるのか?ではなく、どうあるのか?

さかなクンのお母さん
→我が子が、ずっと魚屋さんの前から離れない。タコを観察して、毎日タコを食べたいと言ったら、お母さんは、1ヶ月間タコ料理を作り続けた。
うちの子は、うちの子らしく
と、見守り続けたお母さん。

・好きな事を応援する
・出来ないことに橋を架けてあげる
・見守る

「子どもの将来に期待することは?」
・子どもの打ち込める一筋のものと出逢って欲しい
・子どもの幸福感を応援してあげたい。
・親の引いたレールではなく、環境作りを応援してあげたい

☆社会の中で自立する
子の自立
・昔は、レールを敷くことが、親の役目だった。
☆好きなことでチャレンジする
自分で自分の人生を決められる時代

☆社会の中で自立する
→能力
・基礎能力
・情報処理→情報編集力
知識と知識を組み合わせる力
クリエイティブ(スクラッチ・プログラミング)
調べもの学習
・暗記力→創造力、表現力
・協調性→コミュニケーション能力
・忍耐力→主体性
・プレゼン能力

社会で求められる能力は変わっている

知識・技能

思考力・判断力・表現力
(留学して何をして来たか)
主体性・多様性・協調性
(ボランティア活動)

勉強が出来るだけではダメ
→何を学びたいのか、2020年入試も変わる

→アクティブラーニング
子ども達が生きて行く力を育むために
学び方も変わっている

「好きなことでチャレンジする」
子どもが好きな事に出逢って欲しい

☆さかなクン
☆時計クン
独立時計師 世界で30人、日本で2人
☆ユーグレナ ミドリムシでロケットを飛ばす

好きな事へのチャレンジは、何であっても良い
チャレンジ精神をもって、覚悟と夢を持っていれば何でも良い

大半の16歳は、自分のやりたいことが分からないままに、偏差値で大学を選ばざるを得ない

京都堀川高校の荒瀬先生
「探求課」堀川の奇跡
総合学習→"探求的"な学習活動

学びたいことで大学を選ぼう

「わぁ!すごい!」
"驚きと感動"を得ること
好きな事を見つけるための心の動き✨

学びの中で、驚きと感動に出逢えること

微分積分
人類が、微分積分を産み出したニュートンのストーリー
勉強の「わくわく感✨」

学ぶ中で、わくわく感を得られる

読書、映画を見る、体を動かす

心と目を開いて

お父さんお母さん自身も、一緒にわくわくしながら学べる環境を創れるか

「ワクワクの種まき」

どれだけ、子どもの心の畑に種をまけるか

親は、種をまいてあげるだけで良い

計画的・科学的・効率的であった20世紀の学び方ではない。

林 選手
親にサッカーをしろと言われたことはない。
「やる気の無い息子をどうにかしてください」
映画「今をいきる」が胸に刺さり、好きなことに生きよう!
高校卒業と同時に、イタリアへ
セリエbに所属する。
中学受験で勉強嫌いにー中高時代はサッカーに打ち込む

結果にコミットするのではなく
過程にコミットする
覚悟をもって悔いの無い選択ができるか