今月の特別委員会報告
『交通臨海部活性化特別委員会』

「大田区交通政策基本計画」
「京急糀谷駅前整備報告」2件について審議。
昨年度は副委員長として、京急蒲田駅の再開発、あすとウィズの完成等にも立ち会わせて頂きました。

◆「大田区交通政策基本計画」
大田区で初となる、交通政策の総合的な基本計画の策定に向けて、
Q、どの様に区民の声を計画策定に盛り込む事が出来るか、計画策定のプロセスについて伺う。
A、8月より協議会を設置。
有識者、行政、観光協会、自治会長など地域代表の参加を想定。

共働と区民代表の参加を要望致しました。
道のあり方で、街は大きく変わります。
「自動車優先」社会から
「人と緑を中心としたまちづくり」における、道のあり方。
都市計画道路においても、計画策定から年月をへて未だ進まない計画は、人口動向の変化からも、まちづくりの優先順位が変わってきており、見直しも必要だと考えています。
例えば、久が原4丁目周辺でも「都市計画道路44号線反対!」と掲げられており、
閑静な住宅地に、本当に幹線道路が必要か?
住宅地における今後の土地買収も、見通しは不透明です。
東京都の指定し直しで、優先路線から一般路線に指定が変わる計画もあり、しっかりと現場目線。地域住民の皆さんの声を聞きながら、計画の見直しを求めます。

◆交通政策における都市インフラ
「ソーシャルキャピタル」の活用?
Q、これは、何を想定したものですか?
A、ウーバ、ITと民間資源を活用した新しい交通。

これは、安倍政権と楽天の三木谷さんが進めようとしている、
スマートフォンを介して送り迎えの配車サービスですが、
私は、この危険性を強く危惧します!
タクシーの無い、過疎化の進む場所ならまだしも、
命を運ぶ、2種免許をどの様に考えているのか、誰が運転しているのかも判らない車に乗って、万が一事故や事件が起きた場合、責任の所在が不明であり、大田区としても慎重であるべきだと訴えました。

◆舟運について
大田区は、東京都でも有数の海に囲まれた自治体として、美しい水辺の景観づくりと、水辺資源の活用を訴え、水と緑のまちづくりに取り組んできました!
舟運の活用を訴え、都の制度改正により、水上タクシーの検討、水辺交通の活用も今後一層期待されます。
長期的には、2030~2040年の実現を目指した舟運事業の実現に向けた実証実験。
オリンピック・パラリンピックに間に合うようであれば、羽田空港・天空橋船着き場の防災桟橋の平時における、観光資源としての活用を要望してきました!
ふるさとの浜辺公園や、横浜ー日本橋方面と、周辺自治体とも連携して、東京の水の都として、区内の防災桟橋と親水護岸のまちづくりも進めながら、より、区民が水辺に親しめるまちづくりを提案、要望致しました。

◆使いづらい京急蒲田駅の改善
京急蒲田駅は、高架化によって3階建ての珍しい駅です。
しかし、2階か3階か、発車ホームが分かりづらく、車イスやベビーカーを押した方は、端にあるエレベーター迄行かねばならず、バリアフリーとは程遠い現状があります。
◆また、地域の方の声である
「蒲田3丁目側に改札が欲しい」駅が新しくなり改札が遠くなったとの声。
キネマ通り商店街や、大田区総合体育館への利便性など、川崎駅のように小さくても、新たな改札の設置を要望。
京急高架化事業には、大田区としても220億円以上の税金が使われています。
より、区民にとって使いやすい駅であるよう、引き続き地域の声の実現を京急に対して訴え続けて行きます。

◆親空港線ー蒲蒲線の総予算1080億円の再調査について。
国際空港の玄関口大田区。
京急蒲田とJR蒲田間80mを結ぶ蒲蒲線構想は長年の課題ですが、区内以上により広域に利便性が及ぶことから、国・東京都が、国際空港へのアクセス強化に、しっかりと予算的措置を講じる事が重要だと考え、国・東京都に、訴えて参ります!

また、大田市場や野鳥公園は、観光の視点からも魅力的な資源。
城南島からの、羽田空港の離発着する飛行機を下から間近に見上げる景観の面白さや、海浜公園でのBBQ、
最近は自転車乗りの練習メッカとしても人気があり、
私も健康にも環境にも良い自転車のまちづくりに取り組んで参りました。

臨海部の魅力を活かしたまちづくりと、
主要駅から臨海部への交通アクセスの充実に取り組んで行きます!