『子育てしやすい大田区を❗』
"大田区における保活の現状と課題
アンケート調査報告および提言"
「普通の親子が普通に保育園へ入れる大田区へ!」
 大田区保育情報コミュニティの有志一同の皆さんより、子育てママ達の保育園を取り巻く切実な現状と課題について報告を頂き、今朝は、保育サービス課長に区としての考えを聞くと共に、
大田区保育情報コミュニティ 主催の渡邊麻奈美さん、子育てママ達と意見交換をさせて頂きました。

妊娠中・出産直後の保活の身体的負担、認可保育園と認可外保育園の不公平感や、
それでも働く為に、認可外保育園に入れなければならない現状。

認可保育園に入れるために、「先ずは認証に入れた上で」と紹介されるが、認証保育園が民間であるが故に区として情報の一元化が出来ていない現状等、

そもそも"社会インフラとしての行政サービスにおける保育がどう在るべきか?"

小学校には全ての子ども達が入れるのに、なぜ公立保育園を望む全ての子ども達が入園することが出来ないのかー

奈須区議からは、公共施設の面積基準を上げ、新たな設備投資をかけず、公立認可園を3.3㎡の基準で割り返せば、定員の拡充が出来る可能性があること等、具体的な例も挙げ、急務である待機児童対策の改善策が話し合われました。

国は、"1億総活躍社会"を掲げているが、
具体的な保育士不足解消に為の処遇改善に予算も付けず、
"女性の活躍"と云いながら、それを支える為の男性の育休取得に向けた企業への取り組みも無く、
要支援を切り捨てにし介護は家庭に逆戻りの懸念もぬぐえない。

そして、消費増税とセットに打ち出されていた「保育の質の改善」の為の財源確保が出来ない懸念があるが、2014年の解散総選挙で安倍総理は消費税10%引き上げを争点に選挙を行い、
"アベノミクスで景気が上向いた"と株価でお友達を儲けさせただけで、
消費増税先送りでトータル2700億円がムダ遣いされたことに成る。

認定NPOフローレンス代表理事の駒崎弘樹氏も、2700億円という数字を取り上げ「病児保育と学童保育と障害児保育を今の5倍充実させられる額」であると指摘する。

税金の優先順位が変われば、私達の暮らしが変わる。

日本は、先進国で最も子どもにかける予算が少なく、家庭における教育費の負担が大きな国だ。

しかし、本来は、日本の未来を担う子ども達をどう育てるか❗こそが、国の礎となる最も重要な課題のはずだ。

保育中のママ達の切実な声に、自治体としてどう向き合って行くことができるか。
本日は、懇談後にアンケート調査報告および提言をママ達と共に子育て支援課長にお渡しさせて頂きました。

明日は、子ども文教委員会です。
区で出来ること、現場から都・国に訴えて行くべき事。
切実な現場の声をカタチにしてゆける様、また、自身も保活ママの一人として課題に向き合い取り組んで行きたいです。

本日も、貴重な実態調査報告と現場の声をありがとうございました!

ps 先日発表された不動産やさんの
「子育てのしやすい街ランキング」では、大田区は2位❗と言うけれど、
面積の多い大田区が、保育園と定員数が多いのは当たり前で、前年度比に比べれば待機児童は減ったものの課題は多く、手放しでは喜べない現状もあります。
http://www.homes.co.jp/cont/data/data_00049/