平成28年度 予算特別委員会
≪ 土木費 ≫ 大田区議会民主党 森 愛


国際空港を有する大田区は、2020年のオリンピック・パラリンピックでは世界に開かれた玄関口として、今年度には京急蒲田駅の再整備が完了し、
いよいよ!28年度「(JR蒲田駅周辺再編プロジェクト)の具現化に向けた動きが始動します。
平成21年に蒲田駅周辺地区グランドデザインが策定され、学識者検討会・素案に対するパブリックコメントと共に、地域の自治会・町会・商店街・既存のまちづくり団体の皆さんが参加しての「蒲田都市づくり推進会議」「西口広場検討部会」が設置され、地域と共に創り上げるまちづくりとして計画が策定されて参りました。

駅前は、その自治体を訪れる人を迎える、まさに都市の顔であり、その自治体が何に力を入れているかを示す場でもあると思います。
東口駅前広場の花壇では、NPO花と緑のまちづくりの皆さんが季節折々の花で街を彩って頂いている姿を見ると、朝とても爽やかな気持ちになります。
また、18色の緑づくりでも、町会・商店街の皆さんがプランターでひまわりを育てて頂いており、人々をお迎えする街づくりの姿が現れていると感じます。
かつてキネマの天地と云われた蒲田、そして、ものづくりの街蒲田の街。
現在、西口ロータリーの交通島の工事が進められ、今年度は西口駅前広場の再整備がスタートしておりますが、大田区らしさ・蒲田らしさを発信する駅前整備となって欲しいです。

Q1,
 蒲田らしさを、どの様に考えておりますか?区のお考えをお聞かせください。

再開発によって、美しいけれど何処も同じような駅前と成ってしまうことの無いよう、
その地域に根差した歴史や下町文化、人情の香る大田区・蒲田らしい街並みを地域の皆さまと共に作って頂けるよう、引き続きよろしくお願いします。


次に、蒲田駅前再整備における環境の取り組みについてお伺いいたします。

現在の計画案にも盛り込まれているシンボルタワーのLED等に、区内の技術力をまちづくりに取り入れて頂く事が出来れば、まちづくりの中で、大田区の誇るものづくり技術を発信して頂けると思います。
現在、大田区内の中小企業の連携による小型で都市型の新技術によるハイブリット風力発電システムWINPROと連携した風力発電の開発プロジェクトが立ち上げられており、
先日、biz BEACHコワーキングで開かれたキックオフミーティングにも参加させて頂きました。
こうした、区内中小企業の育成として、都市型の小型風力発電・太陽光発電による街路灯やアーケードの屋根への太陽光パネル設置等、今後の駅前広場の整備に活用して頂きたいと、以前より要望してまいりました。
Q2
、西口整備における環境に優しい製品の取り組みについて、どの様に整備しますか?

西口においては、工事設計に入っているとの事で、現段階での置き込は難しいとの事ですが、
これは、国の総合戦略においても、「地方における「縦割り」や「重複」を排除し、地域の産業・雇用、企業等の技術開発やイノベーション創出等の施策を一体的に立案・推進する必要がある。」として、地域産業の競争力強化が盛り込まれており、区内のものづくり企業の優れた技術力を積極的に、推進・導入するフィールドが求められていると考えます。
有楽町駅近くにある小型風力発電や、大田区の工業展でも展示をされていた公園の街路灯に太陽光パネルが設置されており、災害時の緊急電源として携帯電話の充電や飲み水の浄化が出来る等、区内中小企業の製品には、街づくりで活用できる面白いアイディアが数多くあります。
ぜひ、まちづくりと産業経済部が連携をして、今後の駅前再整備や公園整備の際に大田区のものづくり技術を発信するような機器の設置の推進・導入に積極的に取り組んで頂きたいと強く要望いたします。


また、交通島への喫煙所の設置は、駅前広場の真ん中になぜ喫煙所を持ってこなければならないのか、蒲田大好き委員会をはじめ、多くの異論があったのも確かです。計画の中で苦慮されての配置だと思いますが、受動喫煙の健康への影響からも、しっかりと壁で遮蔽して頂き、通行する方が煙の被害を受けぬようお願いいたします。


現在、東西駅前広場では、季節ごとの多彩なイベントが、地域の魅力発信となっており、一年を通じた地元のアーティスト参加の駅前コンサート事業や、蒲田行進曲フェスタ・GWのフラワーフェスタ・夏祭り、想いを持った生産者による産地直送の物産が地域の方にも好評の多摩川マルシェ、秋のハロウィン・キッズダンス、クリスマスコンサートと、駅前広場は地域の賑わいの核になっています。こうした地域行事にも大きく関係しますが
Q3
,今後の西口再整備のスケジュールについてお答えください。

ぜひ、再整備の際には、そうした地域イベントで求められる電源・水道施設を置きこんで頂けるよう合わせて要望させて頂きます。

以前に比べ、蒲田駅前で海外からの外国人旅行者を目にする機会も多くなっています。

一方で、羽田国際空港へ行くシャトルバス乗り場の屋根には、外国語表記が無く、外国人に分かりにくい状況となっており、これまでも案内表記の多言語化を要望してまいりました。
Q
4、改めて、現在の進捗状況を教えてください。

次に、公園の整備について質問をさせて頂きます。
大田区には、561か所の公園があり、その活用について、老朽化した公園や小さな児童公園は、近所で働く工事の方等のお昼を取る以外は殆ど使われていないような公園もあり、地域のニーズに合わせたコンセプトを持った公園整備について、以前より要望してまいりました。新規事業として「更に親しまれ愛される公園づくり」を目指した公園実態調査事業・「魅力的なみどりの安らぎ空間づくり」として、緑の拠点や区民ニーズをとらえた様々な公園整備の計画が挙げられており、とても期待しています。


Q5そこで、お伺いいたします。
新規事業として「子育て支援遊び場整備事業」1858万円が計上されております。
少子化や子育て支援としての公園整備が期待されます。

今年度はどの様な公園整備が行われますか?

森》園庭の無い周辺の保育園の子ども達の遊び場としての整備計画をお聞きしましたが、地域で在宅で保育をされているお母さんと子ども達も一緒に、安心して遊べる憩いの場所としての公園整備をよろしくお願いします。

Q6,
 子どもの成長に合わせて、年代ごとに楽しめる成長の場としての公園として、

プレイパーク・冒険遊び場、思い切りボール遊びやわんぱくが出来る公園を区内に整備して頂きたいと考えます。大田区はどの様にお考えですか?

掛け替えのない子ども時代に、子ども達が子どもらしく思いっきり遊べる環境整備はとても重要です。
ぜひ、プレーパークや冒険遊び場・ボールで思い切り遊べる公園整備を進めて頂く事をお願い致します。ありがとうございました。