『第3回 3.11映画祭@石巻マルシェ』
"えらべ未来"映画を通じて全国がつながる!未来の選択肢を共有するプロジェクト
『1/10 fukushimaをきいてみる2015』
映画祭が、大森山王ウィロード商店街・アキナイ山王亭"石巻マルシェ"で開催されました。


東日本大震災から丸5年、東京での被災地支援の拠点は、どんどん少なくなっている中、毎週土曜日開催の石巻マルシェは、都内でもとても貴重な場。

12日の朝には、NHKの特集でも復興支援の今@東京として、石巻マルシェの取り組みが紹介されていました。


東北出身者と、復興ボランティアの方と、東北の美味しいモノのと、都内で「復興の為に何かしたい」という人と想いが繋がれる場所。
「震災から丸5年、今、私たちに出来ることは何だろう?」
自分ひとりで、現地の為に出来る事は限られている。

この場所がある事に、
石巻マルシェを続けて頂いている事に、
感謝の気持ちを込めて✨

『1/10 fukushimaをきいてみる2015』
古波津 陽監督を招いての上映会と、
石巻マルシェの東北の美味しい郷土料理を頂きながらの交流会。



「福島は今 どうなっているのか?」
福島で生まれ育った人間が、福島のありのままの姿と声を伝える。

この"ありのままの"の今を切り取ったメッセージ。
マスコミでは、伝えたい部分が拡大され、同じモノが、番組や局によって全く正反対の意味に感じられてしまうことも少なくない。
悲惨な画像の一方で、日常を過ごしてきた現地の人々が居る。

「避難」とは?
「放射線の現在」は?
「津波の爪痕」は?
そして「復興」とは?

この映画の中には、本当に素の、そこに暮らす人々の声を丁寧に拾い上げている。

・原発事故の特殊性。
オリンピック・パラリンピックの整備で、置き去りにされるのが嫌。
・子どもを失った方の深い悲しみ
理解することは出来ない。そのまま受け入れる。
・全壊した家に行った家族の思い出を重ねて解体できないお父さん。
・福島の食の安全について調査をして居るから、全国で一番安全です。と話す保育園の園長先生が、園では出来るだけ福島県産の食材は使わないようにしている。
という現実。

出会ったひと
ずっと住み続けた人
避難場所に居て帰れない人
もう戻りたくない人
古波津監督は
「出来るだけ多くの方の声を聞きたい」と話す。

"ありのままの今"を丁寧に切り取る。
丁寧に紡がれる 美しい故郷の風景。
しかし、その山に除染の手が入ることは無い。
見る人一人ひとりに委ねられる"福島の今"
そこから、一人ひとりの未来を選ぶために。

映画の終了後の交流会では、石巻マルシェの東北の美味しい食材を使ったお料理に感激しながら、各々の感じた想いを持ちより、課題を深めました。

毎週土曜日は、大森山王ウィロード商店街
アキナイ山王亭へ。
美味しい東北の食材と人と出逢いを求めて。いつまでも、東京と現地を結ぶ場所として"あって欲しい場所"
今週も、貴重な機会をありがとうございました✨

http://fukushima-ask.info/